動物たちが吹奏楽団を結成!?
子どもから大人まで大人気、動物のマスコットキャラクターによる金管五重奏の楽団「ZOORASIANBRASS(ズーラシアンブラス)」をご存知ですか?ちょっと驚くビジュアルですが、本格的な演奏にひきこまれてしまう人が多いのだそうです。
もう間もなくやってくるゴールデンウイークに開催されるコンサート情報もありますので、ぜひ最後までご覧ください♪
もくじ
まずはこちらの動画をご覧ください。
黒のタキシードをビシッとまとった演奏者は、可愛らしくも凛々しい表情の動物たち。
大胆なアクションも面白いですが、演奏の技術は本格的です。
「ズーラシアンブラス」は、2000年によこはま動物園ズーラシアでデビューしました。
メンバーの動物は、指揮/オカピ、トランペット/インドライオン、トランペット/ドゥクラングール、ホルン/マレーバク、トロンボーン/スマトラトラ、チューバ/ホッキョクグマ、トランペット/ゴールデンターキン、ユーフォニアム/オセロット、パーカッション/ドールという9頭(?)。
ズーラシアで飼育されている希少動物のみで構成されているというのもおもしろいですね♪
さらに、2011年には「ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団」を結成。
ズーラシアンブラスにウサギやネコ、キツネ、パピヨン、フクロウなどを加えた大規模な編成になると、見た目も一層華やかです。
「音楽の絵本」と題したコンサートを全国各地のホールで開催し、海外公演も含めると年間の公演数は約140にもなります。
また、その素晴らしいコンセプトが認められ、2011年には第5回キッズデザイン賞において最優秀賞 フューチャーアクション賞(経済産業大臣賞)を受賞しています。
ズーラシアンブラスは、子ども達が音楽に興味をもつきっかけとなることを目的に誕生しました。
文学の世界では、子どもにとっての入口となる「絵本」という存在があるように、動物が楽器を演奏するというズーラシアンブラスのファンタジックな世界観は、クラシック音楽における絵本の役割を担っているといえるかもしれません。
そのため、多くの公演が0歳から入場可能で、客席の照明も明るさを残すなど、子どもにもやさしい会場になっています。
ズーラシアンブラスは現在も精力的に活動中。
5月だけでも、東京や岡山、愛媛、岐阜、兵庫、愛知と各地で全8公演を予定しています!ゴールデンウイーク中にも公演予定がありますので、ぜひオフィシャルサイトでチェックしてみてください。
そして、7・8月には横浜みなとみらいホールや東京芸術劇場、信州国際音楽村 パノラマステージといった大規模な会場での公演も行われます。
子どもから大人まで楽しめるズーラシアンブラスの演奏会。
あなたも今年の春夏は“いつも違った動物園”で音の調べを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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