日本で古くから演奏される「和楽器」。
しかしその音に触れる機会は、日本人でも意外と少ないですよね。
そんな和楽器の魅力を独自のスタイルで発信する「和楽器バンド」をご存じでしょうか?
もくじ
和楽器バンドは、2013年に詩吟の師範でもあるボーカルの鈴華ゆう子が前身となる和風ユニット「華風月」をスタート。その後メンバーの脱退や加入を経て、2014年に人気ボーカロイド楽曲をカバーしたアルバム『ボカロ三昧』でメジャーデビューを果たしました。
メンバーは、ボーカル/鈴華ゆう子、尺八/神永大輔、箏(琴)/いぶくろ聖志、津軽三味線/蜷川べに、和太鼓/黒流、ギター/町屋、ベース/亜沙、ドラム/山葵という8人編成です。
2014年にリリースされた「千本桜」の動画は、公開後約2ヶ月で200万再生を記録したそうです!
「和楽器バンド」というストレートなネーミングに、どんなビジュアルを思い描きますか?
恥ずかしながら、私は“ふんどし姿で和太鼓を連打!”という男臭いイメージを思い浮かべてしまいましたが…
8人全員美男美女です!服も着ています!(笑)
ちなみに、ベースの亜沙さんは女性ではなく男性です。美しすぎるでしょ!
しかも全員若い雰囲気。
尺八の神永大輔さんは、メンバーの中で唯一坊主頭という、ある意味“和楽器奏者らしい”硬派な雰囲気ですが、年齢は31歳とやはり若いです。
ハードコアやへヴィメタルを取り入れたロックサウンドに、日本的な詞とメロディ。そして、和楽器の音色。
「千本桜」の曲の中盤では津軽三味線、箏(琴)、尺八、ギターのソロつなぎ!カッコいいですね。
一方では、こんなバラードも。
まるでストリングのようにバックで歌を引き立てる尺八と、艶やかな箏(琴)の音色。
バッキングに彩りを添える津軽三味線と、大地を揺るがすような和太鼓の打音。
ポップでドラマティックな楽曲と、和楽器の音色から伝わる日本の美意識が見事に融合した、美しいアレンジですね。
曲やアレンジなど「聴かせる」音楽はもちろん、和柄を取り入れた衣装も注目すべきポイントです。
海外でも注目を集め、パリで行われた「Japan Expo」やロサンゼルス、ニューヨーク、台北など、各国での公演も大成功を収めています。
こちらがニューヨーク公演の様子です。
ステージパフォーマンスも激しく、まさしくロックですね!
メンバーの8人それぞれが、和楽器について師範クラスの実力を有するからこそできる演奏でしょう。
こちらがバンドの前身となる和風ユニット「華風月」の動画です。
演奏している3人は、全員が現在の和楽器バンドのメンバー。
ライブでオーディエンスを楽しませることを意識した“魅せる演奏”とはガラリと雰囲気が変わります。ただ、実力の高さは当時から目を引くものがありますね。
和楽器バンドは、今年の2月に東京体育館で「大新年会」という名の単独公演を行いました。
2日間にわたって行われたライブの会場は超満員!
こちらは2016年に日本武道館で行われた大新年会のライブ動画です。
熱気にあふれたオーディエンスから、注目度の高さがよく分かりますね!
独自の世界観が表現されたステージセットや照明など、演奏だけでなく目でも楽しめますね♪
そんな和楽器バンドは、3月22日に3rdアルバム『四季彩-shikisai-』をリリースします!
どんな世界を見せてくれるのか、今から楽しみですね。
特設サイトでは以下のようなダイジェスト動画が公開されているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
和楽器バンド
http://wagakkiband.jp/
和楽器バンド アルバム『四季彩-shikisai-』特設サイト
http://wagakkiband.jp/shikisai/
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