【ZOOMオンラインレッスン】メリットや必要な準備から受講時のポイントについて解説
投稿者 :沼田翼
もくじ
【ZOOM】とは、元々会議などで使用される事が多かったオンラインコミュニケーションソフトウェアです。
昨今、【ZOOM飲み】などで流行る前からイギリスを始め世界中でオンライン会議ソフトとして使われていた為、とても汎用性のあるコミュニケーションソフトウェアなのです。既に様々な会社がオンラインで会議をする時にはこの【 ZOOM】を使用する事が一般的なようで(筆者の妻も仕事で大分昔から使用していたそうでした)グローバルスタンダードなコミュニケーションソフトです。
ZOOM以前に「オンライン〜」という単語を聞くだけで難しく感じてしまったりパソコンや機械に詳しくないといけない、という印象ありますよね。しかし、この記事でなぜ『ZOOM』と固有名詞を使っているにはワケがあるのです。実際に筆者が日々ZOOMを使ってオンラインレッスンや会議、ちょっとした相談事や飲み会など多岐に渡って活用できるZOOMの良い所をご紹介させて頂きます。
まず始めに、音楽教室の記事という事もありZOOMは音質が良いんです。会議用として以前より英国を中心に使用されていたZOOM。今回の世間情勢の中でオンラインレッスンの為にインストールした筆者ですが既に妻は普段の会議で使用しているとの事でその辺りのレビューも含めさせて頂きますね。オンラインコミュニケーションソフトでおそらく昨今まで一番ポピュラーだったのは『スカイプ』辺りだったのではないでしょうか?メッセージアプリケーションの『LINE』でもグループ通話というものができますよね。その中でもZOOMは『音』に対してかなり制度が高いのです。
例えば10人でZOOMを使用していたとしましょう。その中で誰が話し始めるか、誰に注目すれば良いのか判らないですよね。ZOOMは『音声』を自動で感知し、その音声発生者にフォーカスしてくれるのです。具体的には10人のうち咳払いや話そうと身体を前に出した時に袖が擦れる音まで感知してくれて大きな画面表示にしてくれるのです。最も大事なのはこの後で、発信者が話している間は他の参加者の音声は自動的に消音されるのです。この機能で何が良いかというと、本当に聞きたい事をクリアに聞く事ができます。なので「スミマセン、今聞き取りづらかったのでもう一度お願いしてもよろしいでしょうか?」というやり取りがなくなります。
さらに、詳細設定によってどの程度周りの音を集音するか自動で検出してもらうこともできますし、逆にエレキギターや管楽器のように音が大き過ぎる楽器はZOOMが勝手にノイズと判断してしまって聞こえなくしてしまうという事もあったのですが、その辺りを詳細設定によって変える事ができます。自動設定にしてしまうと、どうしても聞かせたい音が届かない時があるので状況に応じて設定をしてみるのも良いですね。ちなみに、バイオリンは優しい音色なのでその辺りの詳細設定は一切必要ありませんでした。
さて、冒頭でお話した「機械に強くないと難しいかもしれない」問題ですが、ZOOMならではのメリットがもう一つあります。従来のオンラインコミュニケーションソフトやアプリではまず各々が使用端末に同じソフトを「ダウンロード/インストール」しなければなりませんでした。しかし、このZOOMでは双方がダウンロードをする事なく接続する事ができるのです。従来のZOOM以外のアプリではダウンロードした後にユーザー登録やらパスワードやらを登録してからようやくスタートする事ができました。しかし、ZOOMは1人がアクセスできるリンクを発行して共有すれば他の方はそのリンク先に飛ぶだけでダウンロードなどをせずともオンラインレッスンを開始する事ができるのが魅力の一つです。
筆者の生徒さんの中にも「機会が苦手で上手くできるかわからない、、、」という方が殆どでしたが、いざZOOMでのオンラインレッスンを行ってみると、楽しそうに受講してくれておりまして、どんなに手間取っても15分もかからずに接続、、、サウンドチェックまで終わる手軽さなのです。
この楽譜を共有できるというのが筆者の中では特に素晴らしい機能なのですが、筆者がオンラインレッスンを始めるに当たり最初に直面したのが「譜面問題」でした。通常の対面レッスンではなるべく同じ教本を準備して頂くようにしているのですが、中には「学校でこの曲を弾いている」や「オリジナルの曲を弾きたい」など、譜面がなかなか手に入らない曲を扱う事も少なくありません。そんな時は一つの譜面台を2人で見て筆者が初見で弾けば良いだけだったのですが、オンラインレッスンですとそうもいきません。何しろ隣に居ないのですから姿はもちろん、譜面など以ての外です。そこで有効活用できるのが【画面共有】という機能です。
この昨日は自分が表示している画面を相手に見せる事が出来るのです。なので、「ちょっと譜面を見せてもらってもいいでしょうか?」と言った際に事前に写真に撮っておいた譜面の画像を画面に表示し、「画面共有」ボタンを押すだけでOK。ポイントなのは画面を共有していても自分達のカメラ映像がちゃんと表示されているという所。これかなりポイント高いんですよ。我々筆者は楽譜は見えなくても生徒さんのフォームは見ていたいのでこの画面共有機能はZOOMイチオシの機能です。
実際にZOOMを使用したレッスンの模様です。今回のレッスンでは生徒さんのフォームや音程などをチェックしたりのレッスンでした。対面レッスンと同じような流れで特に聞き返したり、何度も同じ説明をする事も無くレッスンをさせて頂く事ができました。僕はややこしい音声の繋ぎ方をしてしまっているのですが、この辺は全然無くてもOKです。生徒さんはスマホだけで受講して下さってます。ちなみに僕は
・なるべく小さな音で部屋演奏したいけど、しっかりした音色を生徒さんに届けたい
上記のコンセプトを実現させたいのでバイオリンには金属製のミュートを使用し実音(筆者の周りで鳴っている音、近隣に聞こえる音)はかなり小さいです。しかし、そこにマイクをつけているので(僕の指導音声もここから拾ってます)電波を通した音は大きくなります(エフェクターを使用してホールで聞くような音色を届ける事も可能)このようにやろうと思えば近隣に迷惑をかけずに、普段より良い音色で音を届けるやり方もあるのです。
・ミュート
・ピンマイク
・オーディオインターフェース
・エフェクター
上記はあくまで筆者がライヴコンサートでも使用する物をオンラインレッスンに活用しているだけなのでオンラインレッスンを始める為に上記の機材が必要という訳ではありません。
それでは、具体的なZOOMを使用したオンラインレッスンの始め方です。まず、下準備として今回演奏したい曲の譜面を予め写真に撮っておきましょう。特に必要なものは無いのでこれでお終いなのですが、オススメなのはイヤホンを繋いで聞く事です。イヤホンでお持ちのデバイスから聞いた方が音がまとまって聞いてわかりやすいです。そして、自分が弾く時は左耳(楽器を肩に乗せている方)のイヤホンは外します。そうしないと、自分の生で弾いている楽器の音が聞こえづらくなってしまいます。インストラクターが弾いている時は両耳イヤホンして頂いて構いません。
・現在独自のオンラインツールを開発中、さらに便利なやりとりを実現していく 楽譜の同期や高音質化などを予定(2020年4月現在)
私たちEYS音楽教室ではioT(物のインターネット)を駆使した最新鋭のシステムを常に導入し、時代に先駆けた音楽教室を目指しております。それはこれからも、オンラインレッスンに向けた様々なシステムも現在構築中なので是非体験レッスンにいらして下さい。
・これまでと変わらない講師の独自のレッスンカリキュラム バイエル云々出ないという事
EYS音楽教室では決まったカリキュラムがありません。これは、生徒さんが『本当に自分のやりたい音楽・憧れの音楽を演奏する』事の実現に不可欠な事なのです。幼い頃からバイオリンを練習、演奏してきた筆者達の経験を最大限に活かした【夢を実現する最短のプロセス】を提供する事が出来るのもEYS音楽教室の魅力の一つです。
楽器プレゼントと言う驚愕の制度を制定している EYS音楽教室。特にバイオリン科では殆どの生徒さんが利用されています。なぜなら、バイオリンは楽器屋さんに行ってもどれがどう違うのか判りませんよね。ギターみたいにルックスが違うのであればまずは見た目で選ぶことも可能ですが、バイオリンは殆ど見た目が同じで、値段も桁が一つ多い。EYS音楽教室では、そんな音楽を始める為のハードルをなるべく下げられるように筆者たちインストラクターが自信を持って薦められる楽器をプレゼントさせて頂いております。実際に不備があったという声は聞いた事がありません。筆者の生徒さん達9割は楽器プレゼントの楽器を使用して頂いておりますが、とても素敵な音色を奏でてくれています。
体験レッスンのレポート記事はこちら:
未経験者がバイオリンレッスンを受けてみた!EYS音楽教室の無料体験レッスンはどんなもの?
ヴァイオリン初心者必読の記事はこちら:
【初心者必読】ヴァイオリンを始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法【入門編】
いかがでしたでしょうか?今回はバイオリンオンラインレッスンという項目の中でも特にZOOMにフォーカスした記事を書かせて頂きました。バイオリン=クラシック/アナログな印象が強い楽器ですが、このようにデジタルな機器を取り入れれば、より一層上達の速度も上がり、音楽の時間をいい意味で密に過ごす事が出来るかと思います。ZOOMならではの利点を活かして中世の演奏家、作曲家達も羨むような音楽ライフを楽しんでいきましょう!