2020年4月10日にリメイク版が発売されたFF7。かなり多くの方がやられたゲームではないかと思います。日本の状況もコロナの影響で家で暇になってしまった方々の最高の暇つぶしとなったのではないでしょうか。
このゲーム、プレイするとまず驚くのは、とてつもなくキレイなグラフィックで地下水や炎の燃え方など、ほとんどリアルと変わらない映像。そして、戦闘シーンがものすごくかっこ良く描かれており、プレイしたほとんどの方に満足された、かなり好評のアクションRPGではないのかなと感じます。
そんなFF7リメイク版のゲーム中によく流れてくる「FF7メインテーマ」の弾き方を今回は解説していきたいと思います。
もくじ
この動画の9:40あたりで流れるこの曲は、ゲーム中では様々な場面で演奏されていて、中々趣深い曲です。
かなり濃密なストーリーの中に、たまにこの音楽が流れるその間は、唯一心が落ち着く一種の安らぎ効果のある曲だと感じます。
そんな安らぎ効果を狙った音を出す際は我々ヴァイオリン弾きは、「キレイな音を出す」ということに焦点を当てていかないと、この曲は満足に弾くことが出来ないと考えます。
なので今回、記事の前半部分はFF7メインテーマのヴァイオリンの弾き方を一から解説し、後半部分は「キレイな音の出し方」について解説していこうと思います。
まずこの曲の楽譜がこのようなものになっております。楽譜の上に数字が書いてあると思います。この数字はヴァイオリンの楽譜でかなりよく使われる「指番号」というものを示したものです。具体的に解説していくと
「0」…何も押さえない
「1」…人差し指を押さえる
「2」…中指を押さえる
「3」…薬指を押さえる
「4」…小指を押さえる
という分け方をされており、これで指の押さえ方が明確になりました。しかし、もう一つ「弦」についての解説もしないと、この曲は弾けるようになりません。ヴァイオリンには全部で4本の「弦」というのがあり、それぞれどの弦で指を押さえて演奏するかで音程がかなり変わってきます。では、この曲ではどこの弦を押さえれば良いのか、色で分けていくと
このようになり、
赤…左から2番目の弦
黄…左から3番目の弦
と分けております。最初の3つの音が全て「赤色」なので3つとも左から2番目の弦で弾き、その後の2つの音が「黄色」なので、左から3番目の弦に移ります。1つずつ弾き方を解説していくと、
最初の音は「赤色」で数字が「1」と書いてあるので、左から2番目の弦で人差し指を押さえます。
そのまま左から2番目の弦で「中指」→「薬指」と押さえていけば、最初の3つの音が弾かことが出来ます。
そして、4つ目の音は色が「黄色」で「3」と書いてあります。この音は隣の左から3番目の弦で薬指を押さえて弾きます。
5つ目の音も、そのまま左から3番目の弦で数字が「2」なので、中指を押さえます。
この考え方が理解出来れば、この曲の続きの部分もなんなく弾けるかと思いますので、ぜひ挑戦されてみてください。
ここからは初心者の方が悩まれている方が多い「キレイな音の出し方」について、細かく解説していきたいと思います。
まずこの動画を見てみてみるとかなり参考になると思います!
この動画で言っている通り、ヴァイオリンの構造上「弓をまっすぐ使う」ことでキレイな音を出すことが出来ます。その弓をまっすぐ動かすために必要になってくる基本的なテクニックが
「楽器を地面と平行にして待つ」
「弓の持ち方」
「上腕で動かさない」
「右手首を柔軟に動かす」
このあたりのテクニックを身につけつことが出来れば、弓をまっすぐ使えてキレイな音を出すことが出来ます。
汚い音が出る原因としてもう一つ関係しているのが「力が入っている」というものがかなり大きな原因です。
ヴァイオリンの場合、力が入る原因は様々ありますが、一番の原因は10本の指が丸くなっておらず、どこか1本でも指がまっすぐに伸びていると、その部分に力が入り汚い音につながります。
この10本の指を丸くするのは、少し難しいテクニックなので根気が必要です。しかし、どこかの指がまっすぐになったままレッスンに通い続けて辛そうに楽器を持っていらっしゃる方はたくさん見てきました。そんな辛い経験をヴァイオリンで味わってほしくはないので、今の内から指が丸くなっていない方は指を丸くする努力をしてみていただきたいなと思います。いつ意識し始めても遅くはないはずですし、これが身につけば色んな曲を弾く中でかなり疲れにくい演奏が可能になりますので、10本の指を丸くするという正しい癖をつけることをオススメします。
キレイな音にならない原因は右手の弓の使い方だけでなく、左手の押さえ方もある程度関係してきます。
まず押さえる力を弱くしたままにしておくと、弦と弦の下にある黒い板(指板)の間に隙間ができ、弓を動かすと弦が色んな方向に振動してしまいます。その結果不安定でかすれた、オバケの登場するような音になってしまいます。
なので音を安定させるために左手をしっかりめに押さえて弾くだけで、キレイな音に近づきます。
しっかり押さえると最初は指が痛くなるかもしれませんが、ヴァイオリンを続けていくうちに、指の皮がむけてだんだんと指が強くなっていきますので、指の皮が何回かむけた指は痛さが無くなっていきます。ぜひそこを目指していくために、しっかりと押さえるように意識してみてください。
EYS音楽教室という教室をご存じでしょうか?この教室では、生徒さんの要望でこういったFFの曲を取り上げてレッスンをしていったりします。ただ単に弾いてみましょう!と言ううわけではなく、その曲から何が学べるのか、どんな技術が得られるのかを、今回の「キレイな音の出し方」のようにキチンと説明する、レッスンの質が高い講師がたくさんいらっしゃるので、ぜひ一度無料体験レッスンに行ってみることをオススメします。
そしてEYSは最先端のレッスン体系も作っていて、楽器無料プレゼントやレッスン日を自由に決められるプランもあります。最近ではオンラインレッスンも始めているので、かなり最先端な色んな刺激を浴びることが出来る教室となっていますので、ご興味ある方はぜひお申込みください。
人が一番やる気を出すことができる瞬間というのは、出来るか出来ないか分からないことに挑戦して、それを達成するまでの間だと言われております。つまり、ある程度のストレスが成長を促し、やる気を継続させる。人間はそういう生き物だと言われております。
レッスンを受けることというのは、講師がその生徒さんに合った課題を示し、それを達成させるこの仕組みでレッスンというのは成立しております。つまり、自分自身の課題を先生と共有し、それを一緒に乗り越えたという達成感を得られるという、様々な課題の明示方法、やる気の引き出し方、自分自身の追い込み方(勉強、練習方法)などの自己成長にも、部下やアルバイトの教育方法をレッスンから学べることがあります。
人生100年時代と言われている今、ぜひこれを読んでいる方には様々なことに挑戦していただきたいなと思っている次第でございます。