もくじ
高橋洋子さんが歌った「残酷な天使のテーゼ」は1995年から放送されたアニメーション『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングテーマですね。70年代の『宇宙戦艦ヤマト』、80年代の『機動戦士ガンダム』に続く後のアニメーションに影響を与えた三部作の一つとも言われているそうです。近年では映画化もされておりますね。
筆者も最近調べたのですが、映画の「序破Q」は元々は雅楽における「序破急」から来たものでいわゆる3部作、洋楽(クラシック)に於ける楽章と同義語に近いそうですね。「残酷な天使のテーゼ」の「テーゼ」とはドイツ語で『命題』という意味だそうです。2014年には配信とCD合わせてミリオンを達成した曲にもなりました。今ではとても幅広い世代の方々に歌い継がれる名曲となった「残酷な天使のテーゼ」。今回はバイオリンで演奏してみました。
実際に【残酷な天使のテーゼ/新世紀エヴァンゲリオン】を演奏してみました
フラットが3つ付く曲なので基本的には開放弦は使えません。なので4の指で弾くか基本的に3rdポジションで弾くかの二通りになります。音域的にはA線とE線の中、高音域帯になるのでずっと3rdポジションで演奏した方が楽かもしれません。ポップスの曲なので譜面上は16分音符やアウフタクトが多用されていますので譜面だけで読もうとしてしまうとかなりややこしく感じるので、必ずメロディーを予めイメージしてから取り組みましょう。
Aメロは音域が低いので運指は殆ど困らないと思います。E♭の音だけ上手く4の指を使うか3rdポジションの2の指を使うかで切り抜ければ大丈夫です。リズムに関してはしっかりと8分休符を待ってあげる事と付点8分音符に気をつけましょう。付点8分音符をしっかり伸ばした後の16分音符をキレよく弾いてあげる事がこの曲に於ける一番のポイントかもしれません。
この曲に限らず、ポップスの曲はこの音形はかなり多く出てくる事が多いです。8分音符も、ダラっと伸ばさずに短めに切ってしまってもいいかもしれません。
曲のテンポ自体が結構速めなので常に次に来る音符を意識して弾きましょう。平成世代のアニメ曲によくある音数が多い曲なので弓の元から真ん中らへんでしっかり弾いてあげましょう。イメージとしてはアウフタクトの8分音符にはスタッカートを常に付いているイメージでも良いと思います。
サビの部分では高いC(ド)の音符は3rdポジションでしか弾けないのでポジションを使い分ける場合はどこで切り替えるのがベストかイメージしましょう。
3rdポジションが取りやすいのは1の指か3の指で切り替えるのがベストですが、慣れてきたら2の指で取るのもアリだと思います。特に「天使のテーゼ」が当たる16分音符と8分音符が交互に来るセクションでは弓を飛ばすくらいの勢いで弾いてあげると良いですね。また、細かい音符が多い中でたまに出てくる4分音符を大事に弾いてあげてください。
余裕があれば1、2回ビブラートを掛けてあげると立体感が出て良いと思います。先ほど述べた高いCの音も臆せずに弾いてみることが大事です。バイオリンはピアノのように決まった音が必ず出るわけでありません。なのでこの楽器は難しいのですが、心情もハッキリ出てしまいます。(この辺で音程は合っているのかな?大丈夫かな?)と迷いながら弾いてしまうとどうしても音程が届かない事が多いです。
バイオリンは音をどんどん高くして行く楽器なのでどちらかというと音程を高めに取った方がリスクは低いです。ポジションとは難しそうに見えますが、親指の位置さえしっかりしていれば後は1stポジションと動かし方は同じなので自信を持ってトライしましょう!
EYS音楽教室では決まったメソードや教本を使うわけではなく、生徒さんの演奏したい希望を叶える最短距離を筆者達インストラクターが案内します。教本全て終わらせてから、音階練習をたくさんやってからでないと弾けない事はないのです。確かに基礎的なエクササイズは大事です。
しかし、そればかりやっていると本当に自分が楽器を始めた理由を見失ってしまいます。「自分はなぜ楽器をやりたくなったのだろう?」音楽をやりたくなった理由を色褪せない為に私達が伴走します。基礎の習得と同時進行で演奏したい曲を最後まで私達プロフェッショナルが指導しますので、夢を一緒に実現しましょう!
EYS音楽教室では無料体験レッスンを実施しております。先述したオーダーメイドレッスンを始め楽器プレゼントという驚異的な制度を取っているEYS音楽教室。特にバイオリンは楽器の色や形がギターなどと違い殆ど見た目が同じなのに価格の桁が違うというような楽器です(テレビの番組企画にもなる程ですからね)。そんな余計なハードルを下げる為に私達が経験に基づいたアドバイスと共に入門編としては勿体ない程クオリティの高い楽器をプレゼントする事ができるEYS音楽教室。ぜひ、お気軽に体験レッスンを受講してみて下さい。
いかがでしたか?今回は【残酷な天使のテーゼ/新世紀エヴァンゲリオン】に付いて執筆させていただきました。筆者も学生の時にカラオケに行くと同年代の友人らは皆知っているというくらい有名なナンバー。曲の詩や、物語の内容を知れば知るほど深く曲に入っていける気がしますね。
冒頭でも述べましたが、ポップスの曲は譜面だけ見るとややこしい音符が沢山あるのでメロディーをしっかりイメージしてからの方が演奏しやすいと思います。もし、可能でしたらポイントだけ押さえて暗譜(楽譜を見ずに)で弾いてしまった方が案外楽かも知れませんね。楽譜はあくまで曲の地図であると思っているのでずっと楽譜ばかり見続けるのではなく、暗譜して弾いた方が視覚という意識をなくせるのでミスをするリスクが低くなるのでおススメです。人間の身体は賢いもので練習した事は結構覚えているものです。ぜひ、試してみてくださいね。最後まで読んで頂きありがとうございました。