金管楽器というと、学生時代は部活などで触れる機会やはじめるきっかけは何度もあります。しかし、一方で大人になるとなかなかそんな機会もなくなってしまいます。
学生時代にトランペットに憧れてきたものの、機会を逃してしまった方や、トランペットの経験はあるものの社会に出て少しずつ離れてしまい、再び始めたくなったという方も多いようです。
トランペットという楽器は、さまざまなジャンルで使われていることもあって、身近な楽器のひとつ。しかし、大人になっていざはじめるとなると難しく感じられるものです。特に、未経験の方にとっては敷居が高く感じられてしまうケースも少なくありません。
そこで、EYSミュージックスクールではまったくの未経験者から、昔少しだけ触れたことのある方まで幅広い方のレッスンに対応しています。
とはいえ、音楽教室などに通ったことがない場合、体験レッスンがどういったものなのかわからず、実際に一歩を踏み出せないという方も多いようです。
そこで、今回はトランペット未経験者の私がEYSの体験レッスンを受けてみました。
もくじ
トランペットという楽器は日本でもメジャーな楽器なので、形や大きさ、音色は多くの方がご存じだと思います。学校の音楽室などにもありますので、演奏経験はなくても実際に触れたことがあるという方も多いでしょう。
ですが、楽器としての成り立ちや、楽器としての役割などについてまではあまりご存じない方もいらっしゃるかと思います。
そこで、まずはトランペットという楽器の歴史や、役割などについてご紹介しましょう。
トランペットに限った話ではありませんが、楽器の起源にはさまざまな説があります。ですが、トランペットという楽器の起源は数千年前まで遡ると言われています。
とはいえ、最初から現代のトランペットの形だったわけではなく、唇を振動させて音を出すだけのシンプルなものがはじまりでした。そのため、この時点ではトランペットなのかホルンなのかをはっきりと区別することはできません。
また、現代のトランペットは金属製のものが主流ですが、古代のトランペットの原型となった楽器は木や竹、粘土、動物の骨などさまざまなものが材質として使われていました。
その後も、トランペットは少しずつ進化し、戦争行進などにも使われてきましたが、近代以前の段階では自然倍音しか出すことのできないシンプルな楽器で、現代のトランペットとは、ほど遠いものでした。
今現在、一般的にトランペットと呼ばれている形になったのは19世紀になってからのこと。さらに、機能的にも完成形に近づいたのは20世紀に入ってからです。
トランペットというと、遠い昔からある楽器というイメージが持たれがちです。事実、原型となった楽器は数千年前にはすでに存在していましたが、現在の形になったのは案外近年になってからなのです。
ただ、現代においても曲によってはあえて原始的なナチュラルトランペットやロータリートランペットが使われるケースもあります。
トランペットや吹奏楽やオーケストラにおいて、トランペットは花形と呼ばれています。とても抜けが良く、耳に残りやすいのでソロパートもとても多いので人気の楽器です。
サイズ的にも持ちやすく、取り回しがしやすい楽器としても体格などに関係なく演奏しやすい楽器でもあります。
また、よく響くという特性から行進時の指示や合図などにも使われてきました。それだけでなく、地域によってはさまざまな儀式などに用いられるケースもあったようです。
19世紀以降に楽器に大幅な改良が加えられてからは奏法も進化し、芸術性も高まりました。
トランペットという楽器は、唇を振動させることによって音を出す金管楽器です。音程は唇を緩めたり締めたりして取りますが、現代のトランペットは3~4つのピストンを操作することでさらに幅広い音程での演奏が可能となっています。
EYS音楽教室では全国各地にスタジオを展開し、体験レッスンを行っています。事前にネット予約をすることで好きな日時、スタジオでレッスンが受けれるシステムです。
そんな中、今回体験レッスンで利用させていただいたのは京都スタジオです。
2019年10月に移転リニューアルオープンしたばかりの新しいスタジオとなっています。
まずはEYS京都スタジオまでの道のりをご紹介します。
EYS京都スタジオの最寄り駅は地下鉄烏丸線四条駅です。
まずは3番出口から地上に出ます。
すると、目の前に大きな交差点があります。そして、横断歩道をわたって直進してください。
交差点をわたった先は歩道も広めなので、大きめの楽器を持っていても歩きやすいでしょう。定期的に楽器を持って通うことを考えると嬉しいポイントです。
しばらく直進すると、路地に繋がる交差点が見えてきます。ここを左折して少し直進すると右手にEYS京都スタジオがあります。
道路に面した建物の1階にありますので、はじめての方でもすぐに見つけることができるでしょう。
EYS京都スタジオは駅から徒歩3分程度という好立地にあるだけでなく、一般的な音楽教室にありがちな防音重視の息苦しさを感じるような場所ではありません。入ってすぐのところにあるスペースは全面ガラス張りなので開放感があります。
京都スタジオには大小いくつもの部屋が用意されていますので、レッスンの予約が取りやすいのみでなく、個人レッスンからグループレッスンまでしっかりと対応可能です。
EYSの体験レッスンは簡単なカウンセリングからはじまります。ネット予約の際のアンケートを基にしてトランペットの経験や、目標、そして実際に演奏してみたい曲などを確認した上で、その人に合ったレッスン内容を組み立てていきます。
つまり、体験レッスンでもしっかりとEYS独自のオーダーメイドレッスンを受けることができるのです。
今回、私はまったくの未経験でしたのでその旨を伝えました。
トランペットは人気の楽器だけあって、EYS音楽教室にも多くの講師が在籍しています。そんな中、今回の体験レッスンを担当してくださったのは松川純也先生です。
当然、初対面でしたので緊張していましたが、とても明るく、フレンドリーな先生でしたのですぐにリラックスできました。
松川先生は12歳で吹奏楽部に入ったことでトランペットと出会い、高校、大学でも本格的にトランペットを学ばれました。
主に中学と高校では吹奏楽やマーチングを、そして大学ではオーケストラなどを専門的に学んだことで幅広いジャンルを身につけられています。
これらの経験を活かして、クラシックにかぎらずポップスやジャズ、さらにはスカパンクなど幅広いジャンルで演奏家として活躍しつつ、EYSで講師としての活動を行っています。
松川先生のレッスンのポイントは、ご自身が初心者時代に感じた「トランペットの難しさ」を理解した上でのレッスンプラン。音が出ない、巧く吹けないといった悩みに対しても同じ目線で指導することで、未経験者や初心者にもトランペットの楽しさを伝えることを大切にしているそうです。
カウンセリングが終わると、いよいよスタジオに移動してレッスンのスタートです。
いきなりトランペットを実際に手にとって音を出す練習です。知識として、トランペットという楽器は音を出せるようになるまでが大変な楽器であることは知っていました。
ですが、実際に手にしてみると、本当に音がでません。唇を震わせ、マウスピースに伝えるということを頭では理解していても、なかなかコツがつかめませんでした。
しばらくは、自分で工夫しながら実際に吹いてみるというスタイルでやらせていただいたんですが、自分だけではまったく音を出すことができません。
そこで、私の吹き方やマウスピースへの口の当て方などを確認した先生から適切なアドバイスがいただけます。
私の場合、唇に力が入りすぎてうまく震わせることができないことが音が出ない原因だったようです。
先生のアドバイスに従って、力を抜きながらもう一度吹いてみると、音がでました!
もちろん、安定した音が出るわけではありませんし、音程がコントロールできるわけでもありません。
まず、トランペットの最初の難関を突破することができましたが、大変なのはここからです。音を出すことができても、音が途切れてしまったり、力を入れすぎて変に音程が変わってしまいます。
同じ音を続けて出すだけでもすごく難しいのです。
ですが、一度吹くたびに先生に少しずつアドバイスをいただきながら修正していくことで少しずつですが安定するようになりました。
音色をコントロールできるようになると「演奏している」感が強くなります。
最後に先生が演奏を聴かせてくれました。現役の演奏家としても活躍している先生だけあって、大迫力です。
EYSの体験レッスンは25分間。正直なところ、最初はこの時間で音を出せるようになるとは考えてもいませんでした。ですが、聞き慣れたトランペットの音を自分で出せたのみでなく、ほんの少しではありますが音色をコントロールできたことに感動しました。
今回、まったくの未経験の状態からトランペットという楽器の体験レッスンを受けることになり、正直不安を感じていました。
ですが、先生にわかりやすく指導していただけたおかげもあり、ある程度音色のコントロールができるようになりました。
トランペットに挑戦したいと考えているものの、なかなか手を出すことができないという方も多いようです。EYSの体験レッスンであれば気軽に挑戦することができます。気になる方は試してみてはいかがでしょう?
他の楽器にも興味があるという方は、ぜひ以下の体験レッスンの記事も併せて参考してみてください。EYS音楽教室の雰囲気がよくわかると思いますよ♪