2017年3月13日より、JR北陸線福井駅の発車メロディが新しくなりました。『情熱大陸』で有名な葉加瀬太郎氏が作曲した『悠久の一乗谷』が使用されていることでも話題を呼んでいます。
発車メロディは期間限定で様々な企業や映画とコラボしたり、ご当地色たっぷりの曲を採用する駅も多く、人々を楽しませています。そこで今回は、駅を訪れるのが楽しみになるような発車メロディを紹介します。
もくじ
JR北陸線 福井駅 葉加瀬太郎作曲「悠久の一乗谷」
地元住民だけではなく、観光で訪れた人たちにも「福井らしさ」を少しでも多く感じて欲しいと導入された、葉加瀬太郎作曲「悠久の一乗谷(2015年)」。
この楽曲は、福井市にある特別名勝「一乗谷朝倉氏遺跡」をイメージして作曲しました。
一乗谷朝倉氏遺跡を応援する「一乗谷DISCOVERY PROJECT」の第1号メンバーである葉加瀬さんが、遺跡を訪れた際に感じた風光明媚な景色とその独特の時間、山谷を吹く風の香りが表現されており、まさに「福井らしさ」を想起させる楽曲として起用されました。
東急グループがウォルト・ディズニー・ジャパンとコラボしたクリスマスプロモーションで、2016年11月1日から12月25日までの期間限定で実施しました。発車メロディだけではなく電車ラッピングや内装までディズニー一色に染めて、クリスマスシーズンを盛り上げました。
こちらは東横線渋谷駅下りの「ミッキーマウス・マーチ」です。
そのほかには、東横線自由が丘駅の下りが『星に願いを』、 大井町線自由が丘駅の上りは『スター・ウォーズ』、田園都市線二子玉川駅の上りは『ビビディ・バビディ・ブー』といったように、電車の乗降客をさまざまな曲で楽しませてくれました。
その土地に馴染みの深い映画や楽曲を発車メロディとして採用する駅も多く、ファンたちの間で聖地になっています。首都圏を中心に、思わず口ずさんでしまいそうな発車メロディをご紹介します。
JR京浜東北線 蒲田駅:「蒲田行進曲」
元祖発車メロディという位置づけのような一曲。映画『蒲田行進曲』のテーマ曲としてあまりにも有名ですね。
JR東海道線 茅ヶ崎駅:サザンオールスターズ「希望の轍」
2013年、茅ヶ崎市出身のサザンオールスターズの桑田佳祐さんが市民栄誉賞を受賞。それを受け、市民による署名運動で発車メロディ化が実現しました。
小田急線 本厚木駅:いきものがかり「YELL」
神奈川県海老名市と厚木市出身のいきものがかりのメンバー。アマチュア時代、本厚木駅前と海老名駅前を中心に路上ライヴをしていたこともあり、ビッグになった彼らの凱旋メロディとして採用されました。ちなみに『YELL』は発車ではなく接近メロディとして使われているようです。
阪急電鉄 宝塚駅:「すみれの花咲く頃」
宝塚歌劇100周年を記念し、宝塚歌劇団を象徴する歌として知られる「すみれの花咲く頃」が採用されました。
東急電鉄東 横線渋谷駅:「ドラゴンクエスト序曲」
2016年7月5日から期間限定で東横線渋谷駅の発車メロディに「ドラゴンクエスト序曲」を採用しました。これは、渋谷ヒカリエで開催されていた体験型イベント「ドラゴンクエストミュージアム」の時期に合わせたもので、約2ヶ月間利用客の耳を楽しませました。
発車メロディの達人といえばこの人!通称マツケン先生こと松澤 健さんをご存知ですか?
発車メロディを自らピアノ演奏する動画を、動画サイトにアップロードし有名になったマツケン先生。彼がテレビで発車メロディを演奏する姿を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
これまでの動画合計再生回数はなんと2000万回以上!そんな彼の本業は会社員なんだそうですが、多数のメディアに取り上げられることも多く、楽譜集『鉄のバイエル 鉄道発車メロディ楽譜集 JR東日本編』を出版してしまうほどの猛者です。ファミコン実機を用いたバンド「NES BAND」のリーダーとしても活動中です。
現在も使用しているもの、すでに終了している曲もあるので、もし実際に聞いてみたい方は、ぜひ事前にチェックしてから行ってみてくださいね♪
楽器が演奏したくなったら、まずは体験レッスンから♪
EYS音楽教室 無料体験レッスン