中国伝統の楽器、二胡(にこ)。
以前は日本人にとってあまり馴染みのない楽器でしたが、徐々に知られる存在に。
こちらの動画に出ている女子十二楽坊の存在で、二胡を知ったという人は多いのではないでしょうか。
伸びやかで優しく響き、中国の広い大陸をイメージさせる独特の音色は、聴いているだけでも癒されますよね。
そんな二胡を演奏してみたいと思ったことはありませんか?習い事としてレッスンに通う人も増えているようです。
というわけで、今回は前回のドラム体験に続き、筆者自ら二胡の無料体験レッスンにEYS音楽スクールに行ってきました!
もくじ
EYS音楽教室の二胡コースは、オールフリー制度や無料補講サービスにより「好きな曜日」に、「好きなスタジオ」で、「お気に入りの講師」を自由に選べるので、会社帰りや買い物のついでなど、自分のライフスタイルに合わせてレッスンが受けられます。まずは気軽に無料体験レッスンからどうぞ!
無料体験レッスンの場所は、EYS音楽教室の銀座校。
JR有楽町駅から徒歩5分のビルにあります。
さまざまな楽器のレッスンに対応した豊富なスタジオが用意されている中、今回は和室のお部屋。
畳の匂いに癒されます。
講師は中国出身の孫越(ソン・エツ)さん。
7歳から中国で二胡を習い始め、その後音楽大学に進学して二胡を専攻。
卒業後は楽団に所属し、プロの演奏家として活動していました。
そして、二胡の魅力を世界に広めたいという思いから2014年に来日。
2016年からEYS音楽教室で講師を務めています。
見た目は三味線をスマートにしたようなイメージの二胡ですが、演奏方法は三味線とは異なり、ヴァイオリンのように弓を使って演奏する擦弦楽器。
2本の弦(内弦・外弦)の間に挟んだ弓を引いて音を出します。
フォルムは華奢で、持ってみるとあまり楽器を手にしているという実感が湧かないほど軽いです。
構造もシンプルで、この楽器からあの美しい音色が生まれるとは…想像できません。
体験レッスンで使う二胡はもちろん貸してもらえます。
そして、チューニングも先生が合わせてくれます。ちなみに、二胡の基本チューニングは、内弦がD、外弦がA。
それでは、早速体験レッスンスタート!まずは姿勢から。二胡は基本的に椅子に座って演奏します。
「右利きの場合、左足の付け根あたりに二胡を立てて置きます。そして、左手で棹を持ち、右手で弓を持ちます。左手は手の平が床の方を向くように構えます。」
「右手は、人差し指を弓にかけて、親指を人差し指の第一関節あたりに置き、そして、中指と薬指は弓の毛の部分に置きます。」
なるほど。ちょっとお箸みたいな持ち方ですね。
「それでは内弦を弓で弾いてみましょう。」
先生の美しい音色に続いて、記念すべき二胡の初音出し。ドキドキしながら弓を引いてみると…
…ギュルルルルル〜〜〜〜〜
あの二胡の綺麗な音が出ません!!
不協和音。いや、不協和音にもなっていない、とにかく不快な音です。
これはかなり先行き不安…。
そこで、先生がいくつか簡単なポイントを教えてくれました。
「一番大切なのは、リラックスすること。身体に力が入っていたり、緊張しているといい音が出ません。」
先生の教えてくれたポイントを踏まながら、肩の力を抜いてもう一度弾いてみます。
お!少し教えてもらっただけなのに、さっきよりも格段に綺麗な“二胡っぽい音”が出ました!
まだまだ不安定な音ですが、何でしょうかこの感覚。
ちょっと音が出ただけなのに、もうすでに気持ち良い。
決して大きな楽器ではありませんが、大きな音が響きます。
普段ギターやベースを演奏する筆者ですが、生音はアコースティックギターよりも大きい印象。
また、ピックや指で弦を爪弾くような瞬間的な音ではなく、運弓(ボーイング)による継続的に響く音にたまらなく癒されます。
EYS音楽教室の二胡コースは、オールフリー制度や無料補講サービスにより「好きな曜日」に、「好きなスタジオ」で、「お気に入りの講師」を自由に選べるので、会社帰りや買い物のついでなど、自分のライフスタイルに合わせてレッスンが受けられます。まずは気軽に無料体験レッスンからどうぞ!
続いて、左手で弦を押さえて「ドレミファソラシド」を弾いてみます。
「二胡はフレットがない楽器なので、押さえる場所によって音程が微妙に変わります。音程を安定させるためには訓練が必要ですが、逆にいうと感覚的で表現力も豊かな楽器とも言えるでしょう。」
確かに、なかなか音程は安定しませんが、なんとかできました。
「ドレミファ」は内弦、「ソラシド」は外弦と、二本の弦を使い分けるのも面白いです。
また、ギターやベースと比べると弦を押さえる力はかなり弱めでOK。
押さえるというよりも、弦に軽く指を当てているくらいの感覚です。
「二胡は、他の楽器のように弦を強い力で押さえたり、無理な姿勢を続けたり、楽器の重さに耐えたりといった、体への負荷がとても少ない楽器だと思います。私は20年以上二胡を演奏していますが、この通り、指にはほとんど傷やマメはありません。」
集中しているうちに、30分の体験レッスンはあっという間に終わりの時間が近づきます。
最後に孫さんが生演奏を披露してくれました!
曲は、「賽馬」という二胡を代表する名曲と、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」。
「賽馬」は、私たちがイメージする二胡の癒しの音色とは異なり、草原を走る馬を連想させる、軽やかで躍動的な演奏!!
一方「いつも何度でも」は、ゆったりとしたメロディが二胡の音色にぴったりです。
二胡の両極的な魅力を間近で感じることができました。
最初に音を出したときはどうなることかと思いましたが、その後綺麗に音が出た時の気持ち良さは忘れられません!
左手の音階を気にせず、ただ弦を弾いているだけでも楽しめそうです。
ちなみに、予想以上に大きな音が出ましたが、自宅練習用に音を小さくする弱音器(ミュート)も販売されています。
この小さな器具を弦の端に付けるだけで、エレキギターの生音くらいの音量になるんです。
また、孫さんが話していたように、二胡は身体にストレスがほとんどかからない楽器だということも実感できました。
ギターなら「Fコードが押さえられない」、ヴァイオリンなら「体勢が辛い」、ベースなら「重くて持ち運びが大変」など、どんな楽器にも特有のフィジカル的な壁がありますが、二胡はそういった負担がなく、自然体でリラックスして演奏できます。
二胡の癒し効果は、オーディオで音を聴いているよりも自分で演奏した方が感じられるはず。
ぜひあなたもその感覚を味わってみてはいかがでしょうか?
体験入学を終えて、「やっぱり楽しいから通いたい!」と思えたら、具体的に通うことを想定して、教室の場所を考えてみましょう。
初回は「なんとなく体験入学に行ってみた」という方が大半かと思います。
そこで、これから長期間にわたって通い続けることを想定して、無理なく通学できるのかを考える必要があります。
時間に余裕がある場合は、通学に時間がかかってでもレッスンに行くという行為そのものが楽しみのひとつになるかもしれません。
しかし、仕事や家事、育児で忙しい人からすると通学にかかる時間も負担になり、途中で行くのをやめてしまう可能性も出てきてしまいます。
そのため、職場や自宅に近い、もしくは普段よく通るルート上にあるスクールを選ぶ方が無難です。
自宅の近くや行動圏内にあるアクセスしやすい街や駅など、自分がずっと通っているイメージを持って、想像しながら教室の場所を選んでみましょう!
EYS音楽教室なら全国さまざまな場所で開校しているため、無理なく選ぶことができます!
これも立地に関係するところではあるのですが、例えばすぐに引っ越すことがわかっているのに現在の居住地近くの教室を探すというのは少し無理があります。
なぜなら全くの初心者が、数回通っただけで目標とするレベルにまで上達することはないからです。
だからこそ、目標を明確に持って「いつまでにどうなりたいか」を定めておくことがいいでしょう。
その方が、ダラダラ続けることなく、限られた時間の中で集中して練習することができるのです。
例えば、半年後にある友人の結婚式の余興で披露して驚かせたい、といったもので構いません。
教室に通う目的は上達だけでなく、楽しみたい、大切な人を驚かせたい、喜ばせたいなどさまざまですが、どういう理由であれ目的があることが大切なのです。
目安としては、自分で満足できるレベルになるまでだいたい半年~3年程度と思っておくとよいでしょう。
あまりに長すぎる期間を設定したり、高すぎる目標を持ってしまうとモチベーションがキープできずに挫折してしまいますので、程よいところの目標がオススメです。
迷うようなら、教室の先生に質問してみてもいいかもしれません。
もちろん目標を達成するごとに次の目標を掲げてステップアップしていくのもよし、レッスンをやめてしまってもいいでしょう。
いずれにせよ、ゴールを設定することによって、楽器の上達や集中力が格段に上がるのです!
他の楽器にも興味があるという方は、ぜひ以下の体験レッスンの記事も併せて参考してみてください。EYS音楽教室の雰囲気がよくわかると思いますよ♪