初心者ギタリストのためのギター弦の種類・選び方&交換のタイミング
編集スタッフ :グッドラック・ナギ
ギターには定期的な交換が必要な消耗品がいくつかあります。その中でも、もっとも交換頻度が高いのが「弦」です。
単に弦と言ってもさまざまな種類のものがありますし、初心者の方は交換のタイミングもよくわからないものです。そこで、ここではギター弦の種類や選び方、そして交換のタイミングなどについてご紹介したいと思います。
もくじ
楽器店へ行くと、さまざまな種類の弦が並んでいます。まずはその種類をチェックしましょう。
まずは弦の太さによる違いです。一般的に、細いものほど運指は楽で、サスティーン(音の伸び)も豊かになります。対して太いものは音も力強く、ボディの鳴りをより引き出してくれますので広がりのあるサウンドになります。
メーカーによって太さや名称は異なりますが、初心者の方には細めのライトゲージか、一般的なレギュラーゲージがオススメです。
弦にもさまざまな材質のものがあります。
エレキギターの場合、もっとも一般的なのがニッケルです。さびにくく、バランスの良いという特徴があります。
ステンレス弦は強度が高く、切れにくいのが特徴。ただし、硬い材質ですので同じ太さでも運指が難しく感じられるかもしれません。
アコースティックギターではもっとも一般的なのがブロンズ。輪郭がはっきりしたサウンドが特徴です。上記のニッケルやステンレスと比較するとややサビに弱い傾向にあります。
主にニッケル弦の表面をコーティングしたもので、長持ちするのが特徴。サウンドの特性は通常のニッケル弦とほぼ同様ですが、タッチに関しては滑りが良く、運指もしやすいです。ただし、価格はやや高めになります。
弦は切れたら交換するもの…そう考えている方も多いかもしれません。しかし、弦にはただ張っているだけでも強い力がかかっています。そのため、時間が経てば伸びてしまい、チューニングが安定しなくなるばかりか、音の艶やハリ、輪郭が失われていくものです。
なので、2週間から1ヶ月に1回は交換するようにしましょう。長寿命のコーティング弦でも、2~3ヶ月に1回は交換した方がいいでしょう。
また、長時間プレイすれば指の汗や皮脂などが付着することでより傷みが早くなります。なるべく長持ちさせるために、練習後はクロスなどで弦を拭いてあげることも大切です。
傷んだ弦や寿命を過ぎた弦は、サウンドやプレイアビリティが低下するだけでなく、ギターのフレットや指板を傷めてしまう原因にもなりますので、適切なタイミングで交換するようにしましょう。
消耗品ですので、一番安いもので…なんて考えられてしまいがちな弦ですが、実はサウンドや弾き心地にも大きく影響する大切な部分です。自分に合った弦を選び、マメに交換するようにしましょう。
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