老若男女が楽しめる国民的娯楽であるカラオケ。今や海外でも人気があるカラオケはスナックがルーツとも言われています。
最近では、職場の飲み会の二次会として、カラオケボックスの代わりにスナックを訪れる人も増えています。
そこで今回は、女性目線で上司(ここでは40代後半から50代と定義)とスナック行ったら押さえたい、カラオケの定番曲を5曲、さらにはスナックとは何なのか、マナーや流儀と共に紹介します。これを機会に、ぜひスナックの魅力や遊び方を攻略しましょう。
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もくじ
スナックは昭和39年に都道府県条例改正により、24時を超える深夜営業ができなくなったバ-やキャバレーに代わり誕生したのが始まり。
1980年代にはサラリーマンを中心に幅広い層に親しまれ,特に2次会の流れの場としてカラオケブ-ムを巻き起こしました。
スナックは「昭和っぽい」「一見さんは入りにくい」「男性客が多い」などのイメージから行ったことがない人も多いかもしれません。しかし近年、そんなスナックが変化しているのをご存知ですか?
最近では、自他共に認めるスナック好きの玉袋筋太郎氏が「一般社団法人 全日本スナック連盟」を発足しました。
テレビで特集されたり、『スナックキングダム(SNACK王国)』や『スナッカー』という専門の情報サイトがあったり、マガジンハウスが『Hanako』などの雑誌で特集を組んだりと、実はひそかなブームになっているのです。
極めつけに、2016年10月に「スナックは、歌を好きになったきっかけの場所であり、今も修行の場である」とスナック愛を語る歌手のJUJUが、カヴァーアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~』を発売しヒットに。全国のスナックのママのリクエストにより80年代の歌謡曲が収録されています。これを記念して5月から全国ライブが行われます。
このスナックブームの背景のひとつが「ニュースナック」と呼ばれるお店の存在。ママをはじめとするスタッフの若さが一番の特徴で、若い世代が足を運びやすくなっています。
ここでは、スナックのオーセンティックなルールを紹介したいと思います。
まず大前提に、スナックには常連さんがいます。好き放題にカラオケができるわけではありません。歌いたいと思ったら、まずはママにひと声かけましょう。ほかのお客さんが歌っている際は、拍手や合いの手を入れることもお忘れなく。
スナックでのカラオケは、空気を読むことが大切です。常連さんたちが歌い終えたらやっと自分たちの番です。友達とのカラオケでありがちな、次に歌う曲を探して人の歌は聞かないという、自分のことしか考えない姿勢はスナックではNGです。
次からは、スナックで押さえておきたいポイントに沿って曲を紹介していきます。
演歌だといかにも気遣っていますという感じなので歌謡曲をセレクト。キーは低め、メロディも覚えやすいので、歌いやすい一曲です。
もう1曲のおすすめは…
多くの人が歌いだしの「もっと〜」の部分を玉置浩二のモノマネで入ると思います。この際、すかさず大笑いしましょう。
歌い終わった時に、お礼とともに褒め言葉を掛ければ完璧です。このように、歌い手を上手に持ち上げて周りが気持ち良く歌える雰囲気を作ることが重要です。
問答無用、永遠のアイドル聖子ちゃん。ぶりっ子、改め女の子らしい振る舞いを好きではない人なんていないはずです。
ちなみに、カラオケが苦手な場合は事前にカラオケの得意な人に相方をお願いし、2人で歌うようにしておくのもいいでしょう。あるいは、ママに助けを求めるのも手です。大抵の場合、ママは歌うのが上手でレパートリーも多いので心配ありません。
スナックには常連さんがいます。恐らく連れてきてくれた上司とは知り合いでしょう。そこで彼らも巻き込んで場の一体感を作る、これもとても重要です。曲のノリだけではなく、時世を絡めて話題になる選曲が理想的です。
先述したJUJUのヒットアルバム『スナックJUJU ~夜のRequest~』にも収録され、本作では鈴木雅之も参加しています。アルバム発売を記念して行われたライブでは、その本家・鈴木雅之を迎えてデュエットを披露し、会場を一気に湧かせたそうです。
ちなみに、この曲を歌う際は見つめ合いからのボディタッチも多少は無礼講で。
散々、上司や他の常連さんに気を遣ってきましたが、最後は気遣いの集大成。誰もが知っていて、しっとり歌える、かつ自分の大好きな曲をセレクトして、大合唱して帰りましょう。
スナックは、いわば大人の社交の場。単にお酒を飲んだりカラオケをするだけではなく、譲り合い、場の空気を読むなど大人のマナーを学ぶこともできます。
最低限のマナーさえ押さえれば、きっと第二の我が家のようにアットホームな雰囲気を楽しむことができるはず!
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