音楽シーンに突如として現れたアーティスト「シシド・カフカ」。
彼女を一躍有名にしたのが、2013年に放送されたグリコ プリッツのこのCMです。
黒髪が印象的な美女が歌いながら激しくドラムを叩く様子はインパクト抜群。
「誰この人?」と、CMを見るや否や、Googleで調べた人は少なくないでしょう。
もくじ
メキシコで生まれ、小学校時代は日本で過ごし、その後中学時代はアルゼンチンで過ごしたという海外在住歴が長いシシド・カフカさん。
本名:宍戸佑名(ししど ゆうな)
生年月日:1985年6月23日生まれ(現在31歳)
身長:177cm
出身地:メキシコ(アルゼンチン育ち)
好きなアーティスト:山口百恵
音楽は、5歳からピアノやバイオリンを習いましたが、長くは続かなかったのだそうです。
そして、14歳の時に両親からサイレントドラムをプレゼントされたことがきっかけでドラムをはじめました。
両親がドラムの先生として招いたのが、バンドネオンの巨匠アストル・ピアソラの孫であり、人気ジャズバンドのプロドラマーであるDANIEL PIPI PIAZZOLLA(ダニエル・ピピ・ピアソラ)。
最初に教えられたのは、アルゼンチン人らしくタンゴだったそうです。
ちなみに、こちらの映像でドラムを叩いているのがダニエル・ピピ・ピアソラさん。
そして、日本に帰国したシシド・カフカさんは高校時代からバンド活動をはじめ、大学ではなんと最高で8つのバンドを掛け持ちしていたそうです!
19歳からは、シシド・カフカさんが生まれた1985年に結成されたガールズバンド「THE NEWS(ザ・ニュース)」の3代目ドラマーとして加入し、プロドラマーとしての活動をスタートします。
他にも、ダイアモンド☆ユカイさんなどのサポートドラマーも務めたとのことで、この頃からドラムの腕前はかなりのものだったのでしょう。
その後、ロック・ボーカリストのオーディションに友だちの付き添いとして足を運んだシシドカフカさんが、勢いでオーディションに参加。
そこで歌の才能も見出され、ドラマーではなくボーカリストとして活動をスタートさせます。
やがて、“ドラムを叩きながら歌う”という独自のスタイルに辿りつくと、その圧倒的な存在感が業界の目に止まり、2012年の5月16日に「デイドリームライダー」で配信デビューを果たしました。
恵まれたスタイルやルックスから、華やかな経歴をイメージしますが、ドラマーとして現場で地道にキャリアを積んだ、叩き上げのアーティストということですね。
ちなみに、デビュー後のシシド・カフカさんのライブはこんな様子。
長い手足から繰り出されるタイトなリズム。
パワフルでありながら暑苦しさやねちっこさがなく、軽快でスタイリッシュなビートは、女性ならではのしなやかさと、タンゴからドラムを始めたというルーツが影響しているのかもしれませんね。
また、定位置でドラムを叩きながらも、視線やスティックさばきでオーディエンスを煽るステージングも超クールです。
アーティストとしてビッグイベントに出演したり、音源のリリースを重ねる一方、女優やモデルとしても活躍中。
2014年に放送されたフジテレビのドラマ「ファーストクラス」では、菜々緒さんの姉役を演じました。
モデルとしては、東京ランウェイや神戸コレクション、Vivienne Tam 2013SSコレクションなど、数々の大きな舞台を経験しています。
また、2013年にリリースされた「ラヴコリーダ」という曲のMVでは、ドラマー・モデル・女優と、シシド・カフカさんのさまざまな魅力が表現されています♪
そんなシシド・カフカさんが、2月に6曲入りのミニアルバム「DO_S」をリリースしました!
「とあるバーのバーテンダーが、ある一人の男の子と出会い、いろいろな思いを巡らせる」という設定で制作された今作。
酔っぱらったバーテンダーのシシド・カフカさんに説教して“貰える”内容なのだそうです。
公式ホームページには「男子は正座して、聴きなさい」というコメント。
ちなみにこちらがアルバムのダイジェスト版動画です。
正座して見てみましょう(笑)。
たしかに、お説教されている感じがするかも!
慰めではなく、力強い言葉で背中を押してもらえる、若者への応援歌。
説得力があるのは、シシド・カフカさん自身の叩き上げの経験がにじみ出ているのでしょう。
新しいことを始めるこの季節にピッタリの6曲、あなたもぜひ聴いてみてはいかがでしょうか♪