2017年の1月17日からスタートしたTBSの連続ドラマ「カルテット」。
3月21日にとうとう最終回の第10話が放送されました!
ということで、このレポートも今回で最後。
早速、前回に続いて最終話のあらすじと、劇中に流れる曲をレポートします♪
豪華なキャスト・脚本家・演奏家については第1話のレポートをご覧ください。
もくじ
罪を償うために出頭した真紀(松 たか子)。事件は「美人ヴァイオリニストは、なりすましだった」と週刊誌を賑わせ、それによって真紀の過去だけではなく、司(松田 龍平)の家族のことや、すずめ(満島 ひかり)が幼少時代に偽の超能力者として有名だったことも世間に明らかになってしまいます。
真紀が出頭から約1年が経ち、住民票を不正に取得した罪などで起訴されましたが、義父の殺人容疑としては証拠不十分ということで釈放されました。
しかし「私が弾く音楽は、これから先、全部灰色になると思うんです。もう“あの中”には戻っちゃいけない…」と、3人が待つ別荘には戻らず、違う場所で音楽からも離れてひっそりと独り暮らしをはじめます。
一方別荘で暮らすすずめ、司、諭高(高橋 一生)の3人も、音楽の仕事は少なく、気持ちも徐々に離れていきます。
「3人で音出しても、さみしくなるだけですよ…。」
そして、ライブレストラン「ノクターン」は、事件の余波により割烹ダイニング「のくた庵」に…。
やがて別荘で暮らす3人は、真紀に会いに行くことを決意します。週刊誌に写る景色を頼りに真紀を探し、とある団地の中で彼女を見つけ出すと4人で別荘に戻ります。
別荘で久しぶりに4人揃っての夕食を楽しんだ後、話題は今後のカルテットの活動について。
諭高:「夢が終わるタイミング。音楽を趣味にするタイミング。」
司:「夢は必ず叶うわけでもないし…。」
すずめ:「お休みの日に道で集まって演奏するのもいいんじゃないですか?」
と、解散ムードの中、真紀が軽井沢の大きなホールで演奏しようと真逆の提案をします。
真紀:「私、偽・早乙女真紀ですよ?疑惑の美人ヴァイオリニストですよ?これくらいのホール、いっぱいにできます。」
そして、真紀が考えた通り、コンサートのチケットは完売。
聴衆の色眼鏡にも動じることなく、4人はこれまでの集大成と言わんばかりに堂々とした演奏を披露します。
演奏後、4人の夕食は唐揚げ。第1話でも登場し、「レモンをかける or かけない」の論争がその後のストーリ―でも重要な鍵を握った食べ物です。
そして、カルテットドーナツホールには、別の所から演奏の依頼が入ります。
いつものワゴンで出かけていく4人。別荘の前には「For sale」の看板。4人の演奏の旅がはじまったようです。
これまでにも劇中でカルテットの4人が頻繁に演奏した曲です。
最終回では、真紀を探すすずめ、司、諭高の3人が団地前の路上で演奏するシーンと、軽井沢の大きなコンサートホールで演奏するシーンの2回登場します。
軽快なメロディが、形にとらわれず自由に表現を楽しむ4人を象徴するような曲でした。
コンサートホールでも演奏の後半では4人とも椅子から立ち上がって演奏を始めます♪
最終回で初めて登場したこの曲は、コンサートの1曲目で演奏されます。
タイトルから、いつものカルテットの4人らしからぬ雰囲気が漂うこの曲。
緊迫感があり、激情的な演奏に引き込まれます。
病の床に伏す乙女と、死神の対話を描いたこの作品。
ステージに立つ前に、控室ですずめは真紀に「一曲目、なんでこの曲にしたの?」と問いかけます。
真紀の答えは「こぼれたのかな…内緒ね。」
真紀は14年前に義理の父を殺したのか…このドラマの最後の“ウソ”の真相は、すずめと真紀だけの秘密…!?
第1話では、カルテットを結成したばかりの4人がスーパーマーケットの営業で演奏していたこの曲。
最終回では、会場が大ホールに“レベルアップ”です♪
客席にはスーパーマーケットで演奏に足を止めた子ども2人の姿も。
ゾロゾロとお客さんが退席していく中、この子ども2人を含め、何人かの人にはカルテットドーナツホールの演奏が心に届いたようです。
というわけで…とうとう終わってしまいました~涙
最後に残された大きなウソの真相は、真紀とすずめだけの秘密。
4人の恋の行方に決着はつきませんでしたが、今後もカルテットドーナツホールは続いていくようなので、旅の途中で何かあるのでしょうか♪
分かりやすくハッピーエンド!ではなく、なんとなく“ミゾミゾ”が残る、カルテットらしいエンディングでしたね!
しかし、これから週に一度の楽しみがなくなってしまうのがなんとも寂しい。
高橋 一生さん演じる諭高の屁理屈、もっと聞きたかったなあ…。笑
ここまでレポートを読んでくれたみなさん、どうもありがとうございました!
TBS火曜ドラマ「カルテット」