2017年の1月17日からスタートしたTBSの連続ドラマ「カルテット」。
前回に続いて2月28日に放送された第7話のあらすじと、劇中に流れる曲をレポートします♪
豪華なキャスト・脚本家・演奏家については第1話のレポートをご覧ください。
こちらが第7話の予告動画です。
もくじ
お金に困ってコンビニ強盗をした幹生(宮藤 官九郎)を見かねたすずめ(満島 ひかり)は、自分の大切な楽器を幹生に渡し、強盗に入られたように見せかけようと、自らの身体をガムテープで縛ります。
しかしそこに、真紀(松 たか子)のヴァイオリンを盗むためにやって来た有朱(吉岡 里帆)と幹生が遭遇し、揉み合った末に有朱がベランダから転落!
有朱が死んだと思い込んだ幹生が動揺する中、別荘に帰ってきた真紀と一年ぶりに再会します。
「ご飯はちゃんと食べてる?」と、幹生を案じる真紀。
真紀の気持ちはまったく離れていませんでした。
真紀は幹生と、有朱をどこかに埋めて遠くへ逃げようとしますが、有朱は生きていました。
なんとか夫婦の関係を続けようと考える真紀。
「カルテットはどうなるの?」と、すずめが引き止めるのも振り切って、真紀は幹生を連れて東京の自宅に帰ります。
久しぶりに2人で食べる夕食はおでん。
真紀の口から出る話題は、以前のようにテレビ番組の話ではなく、カルテットのメンバーのユニークなエピソードです。
最後まで復縁を望んだ真紀でしたが、幹生から「(真紀には)幸せになってほしい。」と、事実上別れの言葉を告げられます。
そして、2人はお互いの指輪を外し、区役所に離婚届を提出します。
その足で、幹生は警察に出頭します。
旧姓「サオトメ」に戻った真紀は、会社の倉庫に閉じ込められていた司(松田 龍平)を救い出し、別荘に帰ります。
お好み焼きを食べながら真紀の今後の呼び方を考える4人。
このドラマは、ご飯のシーンも音楽に負けないくらい存在感があったり、ストーリーのポイントになっていますね♪
別荘がある長野県軽井沢で愛されるこの「軽井沢音頭」が一体どのシーンに?
カルテットがノクターンでこの曲を演奏している…わけではなく、諭高と有朱が、猿を探すバイトの帰り道に車内で聴いています。
諭高の財布を盗んだり、真紀のヴァイオリンを盗もうとしたり、幹生を置き去りにして逃げたりと、次世代の悪女ヒロインぶりを発揮している有朱と、それを何も知らない能天気な諭高のコントラストに、BGMは祭りの音頭…なんともシュールです!(笑)
真紀が幹生とともに、東京の自宅に帰った夜、真紀のいない別荘ですずめが1人演奏するのがこの曲です。
カナダ出身の伝説的フォークシンガー、ジョニ・ミッチェルが1969年に発表した名曲。
原曲はフォーキーなコード進行と憂いのあるメロディーが詞的な雰囲気を漂わせます。
チェロの独奏になると、真紀に見捨てられたすずめの寂しさが際立ちます。
離婚を決めた真紀と幹生が最後の食卓を共に過ごすシーンで流れたのがこの曲。
再会を喜びながら、数時間後の別れを悟り、それでも笑顔で食事を楽しむ2人の複雑な思いを、美しいメロディで昇華してくれる素晴らしい選曲でした!涙
じつはこの曲、第6話でも幹生が失踪したときの記憶を回想するシーンで流れていましたね。
この曲もよく劇中に登場しますね♪
第7話では、離婚して別荘に戻ってきた真紀とすずめが2人で演奏しています。
これからも共にカルテットを続けられる喜びを分かち合うかのように、笑顔でアイコンタクトを交わす2人。
高揚感のある軽快なメロディーがそのままエンディングのテーマ曲になっています。
カルテットの一番の謎だった幹生失踪の真相が明らかになり、全てのウソがなくなった!
なんだかスッキリ感のある第7話でしたが、真紀が離婚したということは…カルテット4人の恋愛は解禁?
真紀のことが好きな司。司のことが好きなすずめ。強い友情が芽生えた真紀とすずめ。諭高は…?
次回も目が離せません!
TBS火曜ドラマ「カルテット」
http://www.tbs.co.jp/quartet2017/