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JAN,2020
JAN,2020

EYS-STYLEプロデュース オリジナルサックス(ソプラノ、テナー)登場!!

# 楽器

投稿者 :佐藤拓也

皆さん、こんにちは。

本日は、EYS-STYLEプロデュースのオリジナルサックスリリースについてお伝えさせていただきます。昨年末、エレキギター、クラリネット、ピアノ、ウクレレに続いて、2019年5種類目のオリジナル楽器として、ソプラノサックス、テナーサックスが登場しました。

これまでは、サックスの中でも最も演奏人口の多いアルトサックスのみ、EYS-STYLEプロデュース楽器を展開していました。しかし、以前より一部の新規入会者様から「ソプラノやテナーもプロデュース楽器を作って欲しい!」というご要望を頂いており、この度、ソプラノ、テナー揃ってリリースすることができました。

すでに多くの会員様にお使いいただき、品質を評価いただいているアルトサックスと同じ工房で製作しており、初心者はもちろん、すでにサックスを知り尽くした方にもご満足いただける、高品質なソプラノサックス、テナーサックスを用意することができました。

EYS-STYLEがオリジナルサックスを作る理由

「音楽教室」のEYS-STYLEが、オリジナル楽器の製作にこだわる理由は、これまでのブログでもご紹介をさせていただいた通り。少し振り返りをさせていただきますと、実はEYS-STYLEには楽器製作販売事業部があり、オリジナル楽器の製作や、楽器の価格比較、販売サイト「オトリエ」の運営を行っています。

世の中には様々なメーカーの楽器が販売されていますが、EYS-STYLEは「楽器の値段は掛け値なしの正味の価値に合っていない」と考えています。つまり、楽器本来の素材・加工技術・品質からすると、もっと安い値段で買うことができるはずということです。

では楽器の値段はどのように決まっているのか?

それには、ブランド名やアンティーク的価値、そして装飾やデザインという要素が大きく関係しています。また、販売経路によってはその間で発生する手数料等でも値段が変わります。

でも、これらの要素は楽器の本質的な価値とは関係がありません。例えば、同じ工場で作られた全く同じ楽器であれば、ブランド名が刻印されているからと言って、音や操作性は何も変わりませんよね。

EYS-STYLEではこれらの要素ではなく「素材と部品」と「加工技術」こそが、楽器本来の価値であると考えています。

楽器製作販売事業部では、この品質と価格の関係を明確にし、価値に見合った適正価格で楽器を提供することを目標に、楽器製作に取り組んでいるのです。

詳しくはこちらのエレキギター誕生記事を御覧ください!↓

EYS-STYLEプロデュース オリジナルエレキギター登場!!

オリジナルサックスの特徴をご紹介

EYS-STYLEのオリジナル楽器は、初心者の方にも演奏していただきやすく、お使いいただく方の技術が向上してからも、長く愛用していただけるスペックであることを大切にしています。

今回追加されたサックスは、ソプラノとテナーの2種。ソプラノは一番高音で、明るく艶やかな音から甘く柔らかい音色まで幅広く対応できる点が魅力です。テナーサックスは肉厚で男性的な音色が特徴。ジャズはもちろん、演歌などでも活躍できます。

仕様

キーボタンが黒蝶貝

EYSオリジナルサックスでは、キーボタンに、見た目にも華やかで、指馴染みの良い黒蝶貝を採用しています。

通常、初心者向けのサックスであれば、イミテーションやプラスチックのキーボタンが多いですが、EYSオリジナルでは黒蝶貝を採用し、光の角度によって、赤や黒など様々な表情の輝きを放ち、高級感のある仕上げになっています。

イエローブラス製

管体の素材には、サックスで最もよく使用されるイエローブラスを採用。オーソドックスであらゆるジャンルの曲に馴染む、明るくハリのある音色が特徴です。

クリアラッカー仕上げ

塗装によっても音色が異なるのがサックスの楽しみのひとつ。EYSオリジナルはクリアラッカーを採用しています。ゴールドラッカーよりも経年によるラッカーの剥がれが気になりにくく、外見の劣化が目立たないので、お手入れも楽な点が嬉しいですね。音色もバランスがとれており、安定していると定評があります。

華やかな花モチーフの彫刻

音色や操作性とは直接関係ありませんが、見た目も楽器の大切な要素の一つ。EYS-STYLEオリジナルサックスには、手彫りで花のモチーフが刻印されており、華やかな印象に仕上げています。

EYSのロゴも入っており、当社のオリジナルサックスに対する自信を表現してみました。

初心者のためのポイント

金属製のサムフックを採用(ソプラノ・テナー共通)

EYSオリジナルサックスは、サムフックに金属、サムレストにプラスチックを採用しています。初心者向けの安価なものは、サムフックもプラスチックのものが多いですが、金属のほうが音の鳴りが良く高品質。サックスの重みを支えても、指が痛くない形状を採用しています。

ひっかかりの少ないテーブルキーを採用(ソプラノ)

C#-Bキーに連動テーブルキーを採用し、なめらかでひっかかりのない運指が可能。細かな弾きやすさにもこだわっています。

2種類の付属ネックで構え方を調整可能(ソプラノ)

ソプラノサックスのネックは、ストレートと、カーブドの2種をご用意しました。一般的に、ソプラノサックスはストレートネックが多いですが、お好みのものを選ぶことができます。

カーブドをお使いいただいた場合、構えが手前にくるので、体の近くで操作でき、アルトサックスなどに近い姿勢で演奏していただくことができます。

初心者でも構えやすいサムフック位置(テナー)

EYSオリジナルのテナーサックスでは、サムフックの位置を、一般的な製品よりもやや左側に設置しています。

上の写真は試作品でサムフックの位置を調整している様子。

初心者でも構えやすい位置を、専属リペアマンと楽器担当スタッフで議論し、ハンダを使って調整しました。

今後について

いかがでしたでしょうか。EYSオリジナルサックスのこだわりを知っていただけたでしょうか。こちらのサックスは、今月からプレゼント楽器として皆さんにお届けできる予定です。たくさんの方に演奏していただくのを、私たちも楽しみにしています。

サックスは女性の演奏者も多く、ソロからブラスバンド、オーケストラまで楽しみ方の幅も広い楽器。EYS音楽教室では、弾きたい曲やジャンルに合わせて、個別のレッスンもカリキュラムもご用意することが可能です。興味のある方は、ぜひ一度体験レッスンを受けに来ていただきたいと思います。

また、EYSオリジナル楽器は、今後もヴィオラなどがリリース予定。こちらも近日中にご紹介させていただく予定ですので、楽しみにお待ちください!

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MUSIC LESSON LAB
投稿者
大手楽器メーカーで34年勤務し楽器の企画・開発・マーケティング・営業、そして3カ国10年の海外駐在でマネージメントを経験。昨春2nd Communityに入社し品質改善や商品企画を担当。現在新作エレキギター・電子ドラムのローンチや、イタリアの工房と共同でヴァイオリンの制作にも取り組んでいる。