みなさん、こんにちは!EYS-STYLE広報の泉です。
7月のエレキギター、8月のクラリネット、9月のピアノに続いて、12月よりウクレレがEYS音楽教室のプレゼント楽器に加わることとなりました。
ウクレレというとハワイのイメージを持っている方が多いでしょう。軽く掻き鳴らすだけで、空気は一瞬でハワイアン。歌に合わせて明るく優しい音色を奏でます。ところが、実はロックやポップス、ジャズ、ラテンなど幅広いジャンルの楽曲も演奏できることをご存知でしょうか。ウクレレは表現の幅が広く、とても奥深い楽器なのです。
EYS音楽教室でもお子様からご年配の方まで、幅広い年代に人気のウクレレ。本日はEYSオリジナルウクレレのこだわりを、工場での製造の様子なども交えてお伝えさせていただきます。
ウクレレの大きな魅力は、その手軽さでしょう。弦楽器には様々な種類がありますが、その中でもウクレレは圧倒的にコンパクト。ネックも細く、弦も柔らかいので、初心者や力の弱いお子様やご年配の方でも弦を押さえやすく、演奏しやすい楽器です。「3分で弾ける楽器」なんて言われることもあり、老若男女問わず親しむことができます。
また、合奏したり、歌と合わせたり、たくさんの人と一緒に楽しむことができるのもウクレレの魅力。もちろん、他の楽器でもそういったことはできますが、ウクレレはコンパクトなので外にも持って行きやすく、例えばちょっと公園で弾いたり、海水浴に持って行ったり…活躍できる場面が広がります。
EYS音楽教室は、より気軽に音楽を楽しんでいただきたい、音楽で人生をより豊かなものにしていただきたいという想いを持っています。世の中にはたくさんの楽器があり、それぞれの魅力がありますが、中でもウクレレは「日常生活に音楽を取り入れる」ということを、実現しやすい楽器ではないでしょうか。
「音楽教室」のEYS-STYLEが、オリジナル楽器の製作にこだわる理由は、これまでのブログでもご紹介をさせていただいた通り。少し振り返りをさせていただきますと、実はEYS-STYLEには楽器製作販売事業部があり、オリジナル楽器の製作や、楽器の価格比較、販売サイト「オトリエ」の運営を行っています。
世の中には様々なメーカーの楽器が販売されていますが、EYS-STYLEは「楽器の値段は掛け値なしの正味の価値に合っていない」と考えています。つまり、楽器本来の素材・加工技術・品質からすると、もっと安い値段で買うことができるはずということです。
では楽器の値段はどのように決まっているのか?
それには、ブランド名やアンティーク的価値、そして装飾やデザインという要素が大きく関係しています。また、販売経路によってはその間で発生する手数料等でも値段が変わります。
でも、これらの要素は楽器の本質的な価値とは関係がありません。例えば、同じ工場で作られた全く同じ楽器であれば、ブランド名が刻印されているからと言って、音や操作性は何も変わりませんよね。
EYS-STYLEではこれらの要素ではなく「素材と部品」と「加工技術」こそが、楽器本来の価値であると考えています。
楽器製作販売事業部では、この品質と価格の関係を明確にし、価値に見合った適正価格で楽器を提供することを目標に、楽器製作に取り組んでいるのです。
詳しくはこちらのエレキギター誕生記事を御覧ください!↓
EYS-STYLEプロデュース オリジナルエレキギター登場!!
さて、ここからはEYSオリジナルウクレレの特徴をご紹介します。
EYS-STYLEのオリジナル楽器は、初心者の方にも演奏していただきやすく、お使いいただく方の技術が向上してからも、長く愛用していただけるスペックであることを大切にしています。
EYSオリジナルウクレレは、長野県の歴史ある工場にご協力いただき、製作しています。長野県には弦楽器の工場がたくさん集まっていることをご存知でしょうか。山に囲まれて湿度が低い長野県は、古くから木材を加工する事業が栄えてきました。
※9月の東京の日中気温は29.4度、平均湿度は79%と、その差は歴然です。
これらの環境や技術を活かして楽器作りが行われるようになり、今でも長野県には多くの弦楽器のメーカーや工場が存在するのです。
実はウクレレを製作できる工場は、日本には現在約6社しかありません。こちらの工場ではウクレレの他に、ギターやベースも製作しています。EYSオリジナルウクレレも、熟練の技術者が、ひとつひとつ丁寧に作成しています。
ウクレレにもサイズがあることをご存知でしょうか。小さいものからソプラノ、コンサート、テナーの3種があります。EYSオリジナルでは、コンパクトで初心者の方でも扱いやすいソプラノサイズを採用しています。
ソプラノサイズは最もポピュラーなサイズでもありますので、今後、演奏者が上達してからも、長く使い続けていただくことができます。
弦楽器で美しい音色を奏でるには、弦をしっかりと押さえることが重要です。EYSオリジナルウクレレは、初心者や手の小さな女性、お子様でも、弦を押さえやすいように、薄めのネックを採用しています。
弦はghsのナイロン弦を採用。ウクレレの弦は、ナイロンとフロロカーボンがありますが、ナイロンの方が柔らかく押さえやすいため、初心者の方にはお勧めです。もちろん、弦は張り替えることができます。行く行くはぜひ様々な弦に張り替えていただき、音色の違いを楽しんでいただきたいと思います。
EYSオリジナルウクレレのペグは、チューニングの微調整がしやすいgotoh社製のUPTというモデルを採用しています。従来のウクレレは、裏側のつまみを1回転させると、表側の弦が巻き付いている部分も1回転するタイプ、つまりレシオが1:1のものが主流です。しかし、このUPTはヘッド裏の筐体にギアが内蔵されており、レシオが1:4になっています。そのため、繊細なチューニングの調整が可能で、音が安定します。
UPTは見た目がアンティークで使いやすい上に、他のギアペグと比較して軽量なので、当社の開発担当者によると、初心者から熟練者まで「一度使ったら戻れない」超オススメのペグなのだそうです。
ウクレレのボディはトップ、サイド、バックの3つの木材で構成されています。この木材、単板のものと合板のものがあるのですが、EYSオリジナルではアフリカンマホガニーの単板を採用しており、ボディの音の響きや伸びが良いものに仕上げています。
EYSオリジナルでは音の安定性と強度を両立できる、トップの厚み1.8㎜を採用。トップの裏側には、音質をコントロールするファンブレースがついています。
ボディの張り合わせは、ひとつひとつ丁寧に調整し、手作業で行っています。
ウクレレの音の響きには、ナットとサドルの素材も重要です。安価なものであれば、プラスチックのものが採用されておりますが、EYSオリジナルでは牛骨を採用。牛骨は弦の響きが本体に伝わりやすく響きが良いので、高額なウクレレは牛骨を採用しているものが多いのです。
塗装というと、見ための違いだけと考えていないでしょうか?実は塗装も演奏のしやすさに大きく影響します。EYSオリジナルの塗装には「吹きっぱなし」を採用。目止めを1回、下塗りを1回、トップを1回の塗装で、ヴィンテージ感のある質感に仕上げています。
ネックに採用しているマホガニーという木材は、導管が太く、通常は何度か目止めを行い凹みを埋めます。EYSオリジナルでは目止めを1回だけにし、わざと凹みを残すことで、滑りやすく演奏しやすい仕上げにしました。
また、作成いただいている工場の熟練の技で、吹きっぱなしでありながら、上品なツヤのある仕上がりに。これは他の工場ではなかなか出来ない塗装ということで、当社の開発担当者も満足げな様子。長年使っていただいても飽きが来ないよう、こだわっています。
ウクレレの魅力は、その見た目の可愛らしさにもあります。素材や部品はもちろん、見た目にまでこだわったEYSオリジナルウクレレ。例えば、お部屋のソファに置いておけば、インテリアとしてもお洒落ですし、気が向いたときにすぐに練習することもできます。是非、身近な場所に置いて可愛がっていただきたい逸品です。
いかがでしたでしょうか?EYSオリジナルウクレレのこだわりを知っていただけたでしょうか。こちらのウクレレは、12月頃から、プレゼント楽器として皆さんにお届けできる予定です。たくさんの方に演奏していただくのを、私たちも楽しみにしています。
※製作中のEYSオリジナルウクレレたち
最近は、若いウクレレ奏者やシンガーソングライターが活躍されており、お子様や若い世代にもウクレレ人気が高まっています。ぜひYouTubeなどで調べてみてください。ハワイアンな癒しの演奏から、「え!これがウクレレ!?」というような超絶技巧の演奏まで、ウクレレの魅力にとりつかれること間違いなしです。そして、ご興味のある方は、ぜひ一度EYS音楽教室に遊びに来てみてください。お待ちしております。
また、EYSオリジナル楽器は、今後もサックス、ヴィオラなどがリリース予定です。こちらも近日中にご紹介させていただく予定ですので、楽しみにお待ちください!