みなさん、こんにちは。EYS-STYLE広報の泉です。
暑い日が続きますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
本日は、先月のエレキギターに続いて、新たに登場したEYS-STYLEプロデュース オリジナルクラリネット「Glatt」についてお伝えさせていただきます。
EYS-STYLEというと「音楽教室」というイメージを持たれている方がほとんどかと思いますが、実はEYS-STYLEには楽器製作販売事業部があり、オリジナル楽器の製作や、楽器の価格比較、販売サイト「オトリエ」の運営を行っています。
世の中には様々なメーカーの楽器が販売されていますが、EYS-STYLEは「楽器の値段は掛け値なしの正味の価値に合っていない」と考えています。つまり、楽器本来の素材・加工技術・品質からすると、もっと安い値段で買うことができるはずということです。
では楽器の値段はどのように決まっているのか?
それには、ブランド名やアンティーク的価値、そして装飾やデザインという要素が大きく関係しています。また、販売経路によってはその間で発生する手数料等でも値段が変わります。
でも、これらの要素は楽器の本質的な価値とは関係がありません。例えば、同じ工場で作られた全く同じ楽器であれば、ブランド名が刻印されているからと言って、音や操作性は何も変わりませんよね。
EYS-STYLEではこれらの要素ではなく「素材と部品」と「加工技術」こそが、楽器本来の価値であると考えています。
楽器製作販売事業部では、この品質と価格の関係を明確にし、価値に見合った適正価格で楽器を提供することを目標に、楽器製作に取り組んでいるのです。
詳しくは下記のエレキギター誕生記事を御覧ください!(クリックすると記事を御覧いただけます。)
EYS-STYLEプロデュース オリジナルエレキギター登場!!
クラリネットは18世紀に誕生した木管楽器で、19世紀にかけて進化を遂げて今の形になりました。クラシックでもジャズでも活躍し、多くの人から愛される楽器です。EYS音楽教室でも、もちろん人気楽器の一つとして欠かせない存在です。
EYS音楽教室で、クラリネットを始められる生徒さまに使っていただくにはどんな楽器が良いか、今回もEYS-STYLEの楽器開発担当者と、経験豊かな管楽器のリペアマン監修のもと、オリジナルクラリネットが誕生しました。
楽器の販売サイト等を見ていただくと、初心者の方向けとなっているクラリネットの管体素材は、木ではなく、エボナイト(硬化ゴム)やABS樹脂(プラスチック)のものが多いのです。やはり木製になると、販売価格もぐっと上がることがわかっていただけるのではないでしょうか。
しかし、EYS音楽教室では、初心者の方にも高い品質の楽器を使っていただきたいと木製にこだわり、エボニー(黒檀)を採用しています。オリジナルクラリネットの名称「Glatt(グラット)」はドイツ語で滑らか、スムースという意味で、木製ならではの上質さをイメージした名前をつけました。
キーのメッキも銀で美しく仕上げ、17キー6リングのスタンダードな仕様となっており、長く愛着を持って使用していただけるようにこだわっています。
木製の楽器は湿気や温度で膨張するため、初心者の方は慣れるまでは楽器の組み立てに苦労するもの。また、ぶつけたりして接合部を破損することもあります。
EYSオリジナルでは、接合部を金属で巻くことで膨張を抑えているので組み立てやすく、また保護の役割も果たすので安心です。
木は伸び縮みするので、季節の温度変化によって音程も変わってしまいます。EYSオリジナルでは62mmと65mmの2種のバレルをご用意し、音程の変化に応じて使い分けができるようになっています。
クラリネットの裏側には指かけがついていますが、この指かけを可動式にすることで、手のサイズに合わせて上下に調節できるようになっています。
クラリネットの重さは約800g、やはり長時間演奏すると疲れることはもちろん、腱鞘炎等のリスクもあります。EYSオリジナルでは首かけストラップをつけられるので、腕や手への負担を軽減することができ、初心者の方でも安心です。
木管楽器にはキーを動かすためにバネが使用されておりますが、EYS-STYLEオリジナルでは高品質な硬質鋼はりばねを採用しています。キーを押さえた時の反応が良く、高い操作性を実現しました。
EYS-STYLEオリジナルクラリネットGlattのこだわりを知っていただけたでしょうか?
このように、品質も高く、初めてクラリネットを演奏される方に最適なクラリネットが、9月よりEYS音楽教室のプレゼント楽器のラインナップに加わる予定です。みなさんにこの楽器をお届けできる日を、私たちも楽しみにしております。
そして、やはり自分の楽器を持つと、メンテナンスをどうするのかも気になるところですよね。EYS音楽教室には、検品やメンテナンスを行っているリペアマンが在籍しているので、プレゼント楽器が万が一故障した場合にも安心です。特に、EYS-STYLEオリジナル楽器に関しては、開発段階からかかわっているので、構造も隅々まで知り尽くしています。
※作業中のリペアマンの様子
今回、Glattのリリースにあたって、管楽器のリペアマンにクラリネットの構造や特徴をレクチャーしてもらったのですが、構造を説明するにあたって、上管を分解して見せてくれました。
分解すると、キーの細かいパーツがよく分かります。上管だけでこんなに様々なパーツがあるのですね。実は、ここからさらに解体することもできるそうですが、今回はここまで…なんとも複雑な構造です。
しかし、クラリネットは木管楽器のなかでは、比較的単純な構造なのだとか。キーも少ないので、一番はじめやすい楽器のひとつだそう。ケースも小さく、持ち運びもしやすいですし、リペアマンもおすすめする楽器だということです。
先月はオリジナルエレキギターを紹介しましたが、今月はそれに続いて、オリジナルクラリネットGlattのリリースについてお伝えしました。EYS-STYLEの楽器製作に込めた思いが、みなさんに伝わっていれば幸いです。
ピアノ、サックス等も近々リリースする予定ですので、そちらの情報もお伝えできるかと思います。どうぞ、楽しみにお待ち下さいませ!