みなさん、こんにちは!2nd Community(旧:EYS-STYLE/ブランドとしてはEYSの名前を引き続き使用)広報です。さて、シリーズでお伝えしています『EYSオリジナル楽器STORY』。EYSオリジナル楽器は、どれも楽器製作のプロフェッショナル達が、素材の選定から楽器の仕様、そして製作工程の一つひとつにこだわり抜いた一品です。
これから新しい楽器をはじめようと思っている方はもちろん、すでに何かの楽器を学んでいる&演奏している方も!新しい楽器を買おうとする前に、ぜひこの記事を通してEYSオリジナル楽器こだわりの仕様とともに、楽器へ込めたEYSの想いも知っていただけたら幸いです。
今回ご紹介するのは、バンド編成には欠かせない楽器エレキベースです。EYSオリジナルエレキベースBrroomブルームの魅力をお伝えします。
ベースは、ギターやチェロから比べると、1~2オクターブほど低い音域の音を出す楽器です。楽器本来の音を出すアコースティックではコントラバス(ウッドベース)が有名で、オーケストラやジャズバンドなどでよく見かけますよね。それに対して電気を使って音を出すエレクトリックがエレキベースです。
ベース楽器の定義は、「リズムを刻む楽器」とあります。バンドでは音域の近いドラムと一緒にリズム隊を結成し、正確なリズムを刻む役割です。演奏の土台が不安定だとヨレヨレした演奏になってしまうため、バンドの良し悪しは、リズム隊で決まる!って言われるほどめちゃくちゃ重要なポジションです。
バンドにおける「陰の支配者」みたいなエレキベースですが、単独では弾けないのかな?と調べてみると、ネットにはかっこいいソロ動画が驚くほどアップされています。低音の響きの中にメロディラインも表現されていて、弾き方もバラエティ豊かでずっと観てしまうカッコよさ。バンドの低音パートだけじゃない、ソロでも楽しめる。それに、初めてでも弦を指ではじくだけで音が出る間口の広さもエレキベースの魅力です。
「音楽教室」のEYSが、オリジナル楽器の製作にこだわる理由は、これまでのブログでもご紹介をさせていただいた通り。少し振り返りますと、実はEYSには楽器製作販売事業部があり、オリジナル楽器の製作や、楽器の価格比較、販売サイト「オトリエ」の運営を行っています。
世の中には様々なメーカーの楽器が販売されていますが、EYSは「楽器の値段は掛け値なしの正味の価値に合っていない」と考えています。つまり、楽器本来の素材・加工技術・品質からすると、もっと安い値段で買うことができるといいます。
それには、ブランド名やアンティーク的価値、そして装飾やデザインという要素が大きく関係しています。また、販売経路によってはその間で発生する手数料等でも値段が変わります。
でも、これらの要素は楽器の本質的な価値とは関係がありません。例えば、同じ工場で作られた全く同じ楽器であれば、ブランド名が刻印されているからと言って、音や操作性は何も変わりませんよね。
EYSではこれらの要素ではなく「素材と部品」と「加工技術」こそが、楽器本来の価値であると考えています。
楽器製作販売事業部では、この品質と価格の関係を明確にし、価値に見合った適正価格で楽器を提供することを目標に、楽器製作に取り組んでいるのです。
詳しくはこちらの記事をごらんください!↓
EYS-STYLEプロデュース オリジナルエレキギター登場!!
エレキギターに続き、エレキベースもジャパンクオリティで作ろう!とスタートしたEYSオリジナルエレキベース製作。イメージしたのは、初めてベースに触れる人をやさしく迎え、上達した後もその演奏テクニックにふさわしい楽器であること。まさしくEYSオリジナル楽器製作プロジェクトのコンセプトをそのまま実現する1本です。
その誕生からは70年あまり。エレキベースは、ネックの太さや形状、ボディの大きさやシェイピングのデザイン、コイルの仕組みや搭載個数など、開発を繰り返し進化し続けてきた楽器で、スタンダードモデルをベースにさまざまなラインが発売されています。その進化の中でEYSでは「最新・最適」をポイントに丁寧に仕様を選び、 信頼のおける国内の工場で作り上げました。
「まずは、あの曲が弾けるまではがんばろう!」と練習する初心者の方はもちろん、ベースの魅力を知る経験者のスタンダードモデルとしても、末永く可愛がっていただける自信のベースギターです。
どっしりとした低音でアンサンブルを支えながらも、時には迫力のある響きで演奏に厚みや深みをもたらすエレキベース。<EYSオリジナルエレキベース『Brroom(ブルーム)』>は、日本の工場の技術者により丁寧に製作されたエレキベースです。スタンダードですべての音楽に万能なJAZZ BASSタイプ、人気の3色を展開。バランスの良い響きをもたらすと定評のアルダーボディを採用。ペグも安心のGOTOH製(MADE IN JAPAN)を標準装備。安心して使い続けていただける仕様を満載した1本を、JAPANクオリティでお届けします。
きっと、お気に入りが見つかる!3色のカラーで展開。
音作りの幅を持たせた2ピックアップでフラットかつ歯切れの良いサウンドを実現します。コントロールは2VOL/1TONEのシンプルでスタンダードな構成。
ローズウッドの指板は、程よい丸みで弾きやすい250R。太すぎず細すぎず、握りやすい丸みが嬉しいメイプルネック。弦はダダリオ製のものを採用しています。
ビンテージスタイルのブリッジで、サドルは1本溝のタイプで、ズレがなく微調整しやすい仕様です。
お腹と腕で支えやすいようにお腹の部分と、肘が当たる部分は大きくカット!ベースが体に引き寄せやすくなり、押弦が楽になります。
ペグは安心のGOTOH製のMADE IN JAPAN。トラスロッドのアジャスターはヘッド側に配置し、弦を張ったままネックを調整しやすい仕様です。
ジャパンクオリティを表すMADE IN JAPANの文字。
以前、真言宗のお寺で護摩祈祷をCDに録音する仕事に立ち会ったことがあります。大きなお寺のお堂に20本近くのマイクを仕込み、録音スタジオさながらの機材を持ち込み、人がはける夕方から録音を開始しました。録音中、お堂の中の柱時計が突然鳴ったり、お寺の敷地内で尺八の練習をする方の音が入ってしまったりと、ハプニングに見舞われながら4~5時間かけてようやく録音できたことを覚えています。
録音と録音の合間は、エンジニアたちの準備もあり少し時間が空くのですが、その間に和太鼓担当のお坊さんは、何度も熱心に練習をしていました。先輩のお坊さん数人が叩く見本を見せては、繰り返し叩いて試行錯誤。その様子を一緒に見ていたカメラマンが私にぽつりと言ったのです。「メイン(お経を読むお坊さん)ではないのに、練習熱心で素晴らしい」と。
しかし、その太鼓の音こそが、護摩祈祷全体のテンポを作り出す重要なポジションであり、バンドにおけるベースギターとドラムが作り出すリズム隊なんですね。お坊さんたちがお経を読む声が力強くお堂に響きわたり、その迫力に人々が癒しを感じるのも、太鼓を叩く低音の一定のリズムがつくりだす効果です。だから「メインじゃないのに」ではなく、逆に「重鎮」と言ってもいいほどのポジションなのです。
和太鼓の一般的な周波数と一般的なエレキベースの周波数は、楽器単体の数値としては近く、その値も空気中に長く残る低音の周波数領域です(※1)。ですからエレキベースも規則正しいテンポと低音で、人を癒す力を発揮する楽器となるはずです。
エレキベースを演奏することが、すなわち人を癒す力になる。ストレス社会の現代に生きる私たちにこそ必要な楽器であり、必要な音なのかもしれません。
あなたも、<EYSオリジナルエレキベース『Brroom(ブルーム)』>に実際に触れて、その大いなる力を感じてみてはいかがでしょうか。
(※1:あくまでも一般的と言われる数値です。奏法や演奏環境、イコライザー等で周波数の幅は変わります。)