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DEC,2020
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EYSプロデュースオリジナルアコースティックギター<Maneuver>のご紹介!

# 楽器

投稿者 :佐藤拓也

 

みなさん、こんにちは!2nd Community(旧:EYS-STYLE/ブランドとしてはEYSの名前を引き続き使用)広報です。さて、シリーズでお伝えしています『EYSオリジナル楽器STORY』。EYSオリジナル楽器は、どれも楽器製作のプロフェッショナル達が、素材の選定から楽器の仕様、そして製作工程の一つひとつにこだわり抜いた一品です。

これから新しい楽器をはじめようと思っている方はもちろん、すでに何かの楽器を学んでいる&演奏している方も!新しい楽器を買おうとする前に、ぜひこの記事を通してEYSオリジナル楽器こだわりの仕様とともに、楽器へ込めたEYSの想いも知っていただけたら幸いです。

※ギターでは他にも、クラシックギターフラメンコギターエレキギターをリリースしております!

アコースティックギターの魅力とは

日本では「生ギター」や「フォークギター」、略して「アコギ」と呼ばれているアコースティックギター。弦に銅を主成分とした合金を巻きつけた「ブロンズ弦」と呼ばれる弦を使用し、指先や爪だけでなく、ピックを用いて弾くなど様々な 弾き方ができることも魅力です。

はじめはカラダが思うように動かず弾くことが難しいと感じる人でも、「基礎をしっかりとカラダに覚えさせてしまえば、一気に上達できる!」という先生もいるほど。ひとたびその壁を超えてしまえば、あっという間に弾き語りなどを楽しめるようになるそうです。

アコースティックギターのブロンズ弦は音響性に優れていて、弦から繰り出される音域は広く、メロディラインはもちろん、伴奏にも適しているため、さまざまなシーンで登場させられることも大きな魅力。耳からだけでなく音の振動を、ギターと接するお腹あたりからカラダ全体で感じることができ、演奏者自身もほっこり癒される♪なんてことも(これ はギター全般に言えることかもしれませんが)。

どんなところにいても、サッと携えて、スッと音楽を楽しめるその手軽さも、世界中の多くの人に愛される理由なのかもしれません。

EYSがアコースティックギターを作る理由

「なぜ作る?」EYSオリジナル楽器

「音楽教室」のEYSが、オリジナル楽器の製作にこだわる理由は、これまでのブログでもご紹介をさせていただいた通り。少し振り返りますと、実はEYSには楽器製作販売事業部があり、オリジナル楽器の製作や、楽器の価格比較、販売サイト「オトリエ」の運営を行っています。

世の中には様々なメーカーの楽器が販売されていますが、EYSは「楽器の値段は掛け値なしの正味の価値に合っていない」と考えています。つまり、楽器本来の素材・加工技術・品質からすると、もっと安い値段で買うことができるといいます。

 

では楽器の値段はどのように決まっているのか?

それには、ブランド名やアンティーク的価値、そして装飾やデザインという要素が大きく関係しています。また、販売経路によってはその間で発生する手数料等でも値段が変わります。

でも、これらの要素は楽器の本質的な価値とは関係がありません。例えば、同じ工場で作られた全く同じ楽器であれば、ブランド名が刻印されているからと言って、音や操作性は何も変わりませんよね。

EYSではこれらの要素ではなく「素材と部品」と「加工技術」こそが、楽器本来の価値であると考えています。 楽器製作販売事業部では、この品質と価格の関係を明確にし、価値に見合った適正価格で楽器を提供することを目標に、楽器製作に取り組んでいるのです。

EYS-STYLEプロデュース オリジナルエレキギター登場!!

ついにここまで来た!EYSプロデュースオリジナル楽器。可能な限りの理想を詰め込んだこだわりの1本!

「こんなギターが欲しい!という理想の限り詰め込んだ1本を作りたい」と素材から形状、仕上げなど一つひとつにこだわり作り上げたのが、EYSプロデュースオリジナルアコースティックギター<Maneuver(マニューバー)>です。

EYSオリジナル楽器の製作に携わってきた担当スタッフは、「そろそろ自分たちの理想とする1本を作ることができる段階に来たのではないか」と一念発起!次世代を見据えグローバルに展開する海外の工場と密にコンタクトをとり、アコースティックギター製作をスタートさせました。

先方とは遠隔のコンタクトではありましたが、ioT技術を駆使し、PCの向こう側にいる相手の想いや考え・感覚を細やかに、時には必要以上に踏み込んでコミュニケーションを進めていくことにこだわりました。ふとした疑問も即座に潰していくといった細部にまでこだわり尽くした作業の一つひとつは、終わってみれば、「距離をまったく感じさせないものだった」といいます。

奇しくも海外への渡航が難しいパンデミックと重なる中での進行となりましたが、全く問題なし!海外の工場と心を通わせ「ゼロからモノ作りをする」という経験は、遠隔ビジネス遂行の成功事例となりました。

メイドインジャパンの精神を取り入れたものづくりをめざす海外工場と、EYSが協働して作り上げた無二の一本を、ぜひ手に取っていただきたいと願います。

 

EYS プロデュースオリジナル アコースティックギター<Maneuver>の特徴をご紹介

オール単板木材と、精巧なものづくりが生んだ贅沢なアコースティックギター

ギターが奏でる美しいメロディライン。それを、サーフボードが波の上に描き出す美しい軌跡=Maneuver(マニューバー)にたとえて名づけたEYSオリジナルアコースティックギター『Maneuver(マニューバー)』 。

素材にこだわり、すべてを一枚板(単板)の木材を用いて贅沢に仕上げました。弾きやすさを考えたカッタウエイ、実物の貝をあしらったロゼッタ、スプルースの葉にEYSの文字を絡めたオリジナルロゴは、ギター製作に情熱を傾ける人々と、先進の技術を融合してつくられたもの。単板木材ならではの経年によるギターのエイジング(成熟)と自らの演奏技術のエイジング(上達)の双方を、共に愉しみながら紡いでいくことができる珠玉の1本です。

 

 

ボディの使用木材は、こだわりの総単板仕様。トップはシトカスプルース、サイドとバックは、アフリカンマホガニーの単板を使用しています。複数の板を重ねて作られた合板のギターと異なり、「素材そのものの特性を楽しめる」のは、単板ならでは!豊かな音の響きを堪能できます。

 

ボディとヘッドトップの塗装は、高級感のあるグロスフィニッシュ仕上げに。ネックは演奏性を考慮しツヤ消し塗装の仕様に。

 

 

EYSとスプルースの葉をデザイン化したシンプル&クールなオリジナルロゴ。

 

フィンガーボード(指板)は、400Rで握りやすく。ローズウッド(紫檀)を使用。温かみのある響きに癒されます。

ペグは、 アメリカGrover社製を採用しています。弦は、ダダリオ社 EXP16 ライトゲージ.012-.053 コーテッド弦を張っています。

ボディは、演奏性の高いヴェネチアンカッタウェイを採用。ハイポジションでも弾きやすい形状に!流れるような優美な曲線は、ギターのデザイン全体のアクセントになります。

サウンドホールの周りのロゼッタ、ポジションマーク、ブリッジピンには、アバロン(アワビ貝)の装飾でハイセンス&高級感を演出しています。イミテーションの装飾とは異なり、自然素材だけが持つ奥行きのある深い輝きを感じることができます。

アップグレードモデルでは、FISHMAN社 PSY301を搭載。しかもチューナー機能付き!コンデンサマイクとアンダーサドルのデュアルPU仕様に。マイクブレンドでバランスの良い音作りが可能に。

真ん中にロゴが入ったソフトケース(左)と、クロス(左上)、小さく持ち運びに便利なクリップチューナー(右上)、調整用レンチ(左下)、弦を交換するときに便利なストリングワインダー(右下)が付属しています。

 

なにげない日常に寄り添うギターと共に、新生活を

 

「退屈症候群(Boreout)」って聞いたことありませんか?「燃え尽き症候群」と反対の意味で、仕事の量が減り、自由な時間が増えるにつれ、暇や退屈を持て余し、やがて倦怠感や発作など心身ともにカラダの不調を訴えるようになるというものです。最近ではパンデミックで在宅する時間が増え、人と接する機会が減り、仕事での刺激が低下。チャレンジやタスクへ向かう気力がなくなる人が増えていると警鐘を鳴らすメンタルヘルスカウンセラーもいます。

ではどうすればいいのか――私たち2nd Communityは、やはり音楽を奏でることを提案したいと思います。

SNS等でギターの画像を見ていると、屋内はもちろんですが、屋外で弾いているものをたくさん見かけます。これは他の楽器では中々見られないこと。ギターがポータブル性の高い楽器だからこそ、のことかもしれませんが、果たしてそれだけでしょうか。

ポータブル性が高いといっても、ヴァイオリンやトランペットなど屋外で弾くにはやはり場所を選んでしまいそうです。人がいないところ、音が響きすぎないところ…などなど。でもギターだったら、そんなハードルもかなり下がりそうです。庭先やバルコニー、街角、ビーチで。もちろんスマホほどの手軽さはないかもしれませんが、ギターから響く生の音が、もて余していた時間を、手応えを感じさせてくれる充実した時間に変えてくれるはずです。

何気ない日常にやさしく寄り添ってくれるEYSオリジナルアコースティックギター『Maneuver(マニューバー)』。元気な時はもちろんのこと、元気じゃない時も!これからを生きるあなたの大切な相棒にしていただけたら嬉しいです。

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MUSIC LESSON LAB
投稿者
大手楽器メーカーで34年勤務し楽器の企画・開発・マーケティング・営業、そして3カ国10年の海外駐在でマネージメントを経験。昨春2nd Communityに入社し品質改善や商品企画を担当。現在新作エレキギター・電子ドラムのローンチや、イタリアの工房と共同でヴァイオリンの制作にも取り組んでいる。