ドラムは自宅で練習できない?いいえ、そんなことはありません!
編集スタッフ :グッドラック・ナギ
ギターやベースなどは自宅でも気軽に練習することができます。しかし、ドラムに関しては自宅で練習するのが難しいというイメージを抱いている方も多いでしょう。
確かに、ドラムセットを設置するにはかなり広いスペースが必要ですし、何よりもかなりの音量が出ますので、自宅で自由に鳴らすことのできる環境を用意できるという方は日本においては少数派です。
そのため、ドラムに挑戦してみたいものの、諦めてしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
では、本当にドラムは自宅で練習することができないのでしょうか?実はそうではないのです。
そこで、今回は自宅でドラムを練習する方法についてご紹介しましょう。
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もくじ
世の中の全てのドラマーが、自宅にドラムセットを設置して、いつでも叩くことのできる環境を持っているわけではありません。
実は、ドラムセットがなくても十分に練習することができるのです。
そこで、まずはスティックさえあればできる練習の方法をご紹介しましょう。
スティックで机や雑誌などを叩くといった練習もとても効果的です。リズムマシンやメトロノームを使ってしっかりとリズムを意識しながらスティックを振ってみましょう。
一見、とても簡単に思えるかもしれませんが、正確なリズムをキープするのは案外難しいものです。そして、正しいリズムで演奏することはドラマーにとってもっとも身につけなければならない技術です。
いろんなリズムパターンに挑戦することで、演奏の幅を広げることができるでしょう。
イスに座って、イメージトレーニングをするのも効果的です。
また、ドラムを演奏するためには手足をバラバラに動かさなければなりません。これを身につけるために、手足を順番にバラバラに動かしていきましょう。これは、スティックさえ必要ありません。しっかりと全身に意識を集中させて、ドラムを叩くことをイメージしながら身体を動かすことがポイントです。
これは4ウェイ・オルタネートトレーニングと呼ばれており、多くのプロミュージシャンにも高く評価されているエクササイズです。
ちょっとした空き時間などを利用したトレーニングとしても有効ですので、挑戦してみましょう。
演奏とは直接関係ありませんが、スティック回しをかっこよく決めたい!そう考えている方も多いでしょう。
スティック回しも繰り返し練習することによって、スムーズにできるようになります。それこそ、慣れてしまえばそれほど意識することなく、自在に回せるようになりますので、音楽を聴きながら、テレビを観ながらなどの「ながら練習」もおすすめです。
また、スティック回しをマスターすることは、スティックコントロールの練習にもなりますので、あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか?
リズム練習にはメトロノームやリズムマシンが欠かせません。
近年ではコンパクトで安価な電子メトロノームが登場していますので、1つ持っておくと練習にとても役立ちます。また、最近ではスマホで使用できるメトロノームアプリなども登場していますので、こちらでも代用可能です。
練習用パッドがあればさらに本格的な練習が可能。リズムトレーニングだけでなく、身体の使い方やコンビネーションフレーズの練習も可能となりますので、かなりのレベルアップに繋がります。一般的な練習用パッドはコンパクトに収納することができるようになっていますので、置き場所に困ってしまうこともないでしょう。
★リズムマシン参考例
▼KORG(コルグ)リズムマシン KRmini
▼Roland(ローランド)TR-09リズムコンポーザー
★練習用パッド参考例
▼エヴァンス練習パッド
▼ヤマハトレーニングパッド
もう少し本格的な練習をするために、電子ドラムやドラムパッドの導入を検討している方も多いのではないでしょうか?
では、これらを使ったトレーニングは有効なのでしょうか?
もちろん、練習パッドを用いたトレーニングはとても有効です。うまく使えば、さまざまな技術を身につけることが可能です。
実際にプロのドラマーでも常に小型のパッドを持ち歩き、トレーニングを重ねている方も少なくありません。
雑誌などを叩いて練習するのに対して、しっかりとしたドラムパッドであればスティックの返りも十分にあります。そのため、スティックワークの練習にはぴったりなのです。
もちろん、実際の生のドラムセットとはかなり感覚は違っていますが、基本的なスティックコントロールの練習としては十分です。
ドラムパッドにもさまざまな種類のものがあり、叩き心地などは異なっています。なので、できれば、実際に叩いて試しながら自分に合ったものを選んでください。
それでは電子ドラムはどうなのでしょう?
よりリアルな感覚で練習することができますので、もちろん有効なトレーニングが可能です。もちろん、こちらも実際のドラムセットとはフィーリングがまったく違いますが、全身の使い方などを身につける上ではとても役立ちます。
ただ、この感覚に慣れすぎてしまうのも問題です。なので、スタジオなどで実際のドラムセットに触れ、その違いを理解した上でトレーニングに取り組むようにしましょう。すると、より有効な練習にすることができるはずです。
また、電子ドラムにはさまざまな種類のものがあり、生ドラムにかなり近い感覚で叩いたり、強弱をつけることのできるものであれば、さらに練習しやすくなりますので、楽器屋で実際に試奏してみるなどしてチェックしてみましょう。
ドラムセットや練習パッドを使って、なんとなく練習していませんか?ただ叩くだけになっているのでは、意味がありません。
スティックの握り方、叩くときのフォームなどを意識しながら、正確なリズムで、効率的な力の入れ方で、安定してリズムキープができているかなど、気にし始めたらいろいろと気にするところがあるはずです。
ここでは、どのようなことに気をつけて練習するのが良いか、ご紹介していきます。
「練習は嘘をつかない」とよく言いますが、これは必ずしも正しくありません。正確に言うなら「正しい練習は嘘をつかない」になるのではないでしょうか。
ただ闇雲に何も考えず叩き続けるだけでは、時間ばかりかかってなかなか上達しないということも起こりかねません。その場合、何を意識して練習するべきかという点を見つめ直す必要があります。
基礎練習のときに意識するポイントは、メトロノームに合わせて叩くということです。まずは、メトロノームにピタッと合っている感覚を身体で覚えるまで練習してみてください。リズムがピッタリ合っていると、メトロノームの音が聴こえなくなるので、そうなるまで繰り返し練習しましょう。
初めから速い速度でドコドコ叩くことを目指さず、最初はゆっくりから始めましょう。メトロノームの音が聴こえなくなったら、少しテンポを上げます。
またメトロノームの音が聴こえなくなったらさらにテンポアップ、という形で、少しずつレベルをあげながら繰り返し練習していきましょう。
ある程度すれば限界だなとなるテンポが出てくると思うので、そうなるまで繰り返し練習します。
初心者にありがちなのですが、「ゆっくり」のテンポをおろそかにすることです。実は、ゆっくりのテンポのメトロノームに合わせるのは一番難しいことをご存知でしょうか?
ある程度速いテンポなら合わせることができても、ゆっくりになると突然合わなくなってしまうというのはよくあることです。うまく合わないからといって、ゆっくりのテンポでの練習をせずに速いテンポだけで練習している人は、ぜひゆっくりのテンポでの練習に立ち戻るようにしてください。
メトロノームの音が聴こえなくなるまで、諦めずに繰り返し練習しましょう。こうすることで、スティックコントロールが正確になります。
このように、ドラムの練習は自宅でも十分に可能です。うまく工夫すればかなり本格的で有効なエクササイズも可能です。
ここでご紹介した以外にもアイデア次第でさまざまな練習ができますので、ドラムセットを自宅に置くことができないからといって、諦める必要はないのです。
むしろ、ドラムセットを使わずに工夫して練習することが、さらなる上達に繋がるかもしれません。
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