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SEP,2017
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【最適なピアノの選び方】アップライトの新品か中古、電子ピアノのどれがいい?

# 楽器

投稿者 :Natsu

ピアノを購入する際に選択肢として悩むのが、製造メーカーはもとよりアップライト型の新品か中古、電子ピアノのどれを選ぶかということ。値段が幅広く、特徴もそれぞれ異なるので何を買っていいか迷う人も多いでしょう。

ピアノは本来グランドピアノが本式ですが、現代の住環境に省スペースが求められ、弦を横から縦に変更したアップライトピアノがつくられました。

豊かな表現という意味ではグランドピアノが勝りますが、一般家庭で習い事の一環としてピアノを弾くことを前提として、今回はグランドピアノを除き、上記3点のピアノの特徴を解説します。

自分自身やお子さんのためにピアノ購入を検討している初心者の方は、ぜひピアノの選び方の参考にしてみてください!

ピアノ初心者の方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
【初心者必読】大人になってからピアノを始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法【入門編】

目的に合わせて購入するピアノを決定する

ピアノを弾く人が子ども、大人など年齢に関係なく、ピアノを選ぶ基準は「何を目的にピアノを弾くのか」ということ

単純に趣味の範囲で好きな曲を弾きたくて、特に音色にこだわりがない人と、将来的に音大を目指し本格的にピアノを習いたいと思っている人では、適したピアノが異なります。

まずは「どうしてピアノが弾きたいのか」その目的を明確にしてみましょう。

好きな曲が弾きたいという、趣味目的だけの場合は生ピアノでなく電子ピアノで十分ですが、今後本格的にピアノのスキルを上げていきたいと思っていたり、ピアノの演奏で幅広い表現をしたいと思っている場合にはやはり生ピアノのほうがおすすめです。

■アップライトピアノ(新品)

ピアノの選びかた

現時点で、音色に対するこだわりはなく、ピアノ自体も何を選んでよいか分からないという方はアップライトの新品がおすすめです。

特にYAMAHA(ヤマハ)やカワイ製など国内メーカーのピアノはつくりがしっかりとしており、出庫の際の調整も信頼がおけます。同じモデルのピアノであれば個体差も少なく、安心して弾くことができます。

ピアノは弾き込むことで音が出来上がっていく楽器なので、まっさらの状態である新品は、極端な言い方をしてしまうと「特徴のない音」。これから、自分色の音を作っていく必要はありますが、すべての材料が新しいので手にしてすぐに弾くことができます。

とはいえ、輸送の途中で多少音がずれている可能性があるので、弾く前に一度調律師の方に調整してもらうことは必要です。

アップライトピアノ(新品)の特徴

  • 材料の破損、劣化の心配がない
  • 誰も弾いていないので音色は未完成、弾きこんでいくことで音を作り上げていく必要がある
  • 新品でも、流通の過程で弦などにずれが生じるので、自宅に届いてから調律師に調整を頼み、最低でも1年に1回は調律する必要がある
  • 値段は中古品と比べると総じて高め

■アップライトピアノ(中古)

中古ピアノ おすすめ

ピアノは弾いて音を育てていく楽器なので、良好の状態のものであれば新品よりも中古のほうが良い音を出すことができるといえます。

楽器は湿度を好まず、ピアノやヴァイオリンといった木製の楽器の場合は素材である木がしっかりと乾いているもののほうが良い音色になる傾向にあります。

例えば年十年も前に作られたギターでも、特定の年代のものが今も重宝されることがありますが、それも作られた年の気候や木材の状態が楽器の製造に向いているものだからということも背景にあります。それぐらい、材料の木材が乾燥していることと音色は密な関係にあります。

また、製造からの年数は経っていてもメンテナンスが施されているものであればよく、逆に比較的新しいものでもメンテナンスが甘く、また例えば音大志望の持ち主などがいつも以上に弾き込み、素材が消耗している可能性があるので必ず店頭で状態を聞いて確かめることが必須です。

アップライトピアノ(中古)の特徴

  • 製造からの年数は特に気にしなくてよし
  • 全体的に、新品よりは安価の傾向。しかし安いからと値段だけで判断するのは危険
  • 中の状態がきちんと修理、調整されているかどうかが重要
  • 技術のある調律師がいて、しっかりとした調整をして出荷する会社であるかどうかを見極める
  • 実際に店舗に足を運び、音色や状態を確かめることが必須

■電子ピアノ

電子ピアノ 選びかた

電子ピアノとは、現在の技術を使って生ピアノの音色や弾き心地を再現した楽器です。内部にはグランドピアノなどの音をサンプリングした音源が内蔵されており、鍵盤を弾くことでスピーカーからその音が再生される仕組みです。

現在の電子ピアノは生ピアノと同様に88鍵のものもあり、技術の向上により音色も限りなく生ピアノに近づいています。最初から趣味の範囲だけで弾く人は電子ピアノで十分満足できるでしょう。金額も10万円前後でも購入でき、手ごろな価格も魅力です。

電子ピアノの魅力のひとつはアコースティックピアノに比べて場所をとらないコンパクトさ。折りたたんで立てかけて収納できるものもあります。また音量の調節ができ、ピアノ本体に録音機能があるものも。調律が必要ない気軽さも特徴です。

本来ピアノは鍵盤を押すことでハンマーが弦を打ち発音するもので、指のタッチによって音の表現の幅が広がります。しかし、電子ピアノには弦がなく、鍵盤は単に音のスイッチなので、豊かな音の表現という意味ではやはりアップライトなどの生ピアノに軍配が上がります。近年はだいぶ生ピアノのタッチに近い電子ピアノも登場していますが、やはりそういったものは値段もお高くなります。

電子ピアノの特徴

  • 場所を取らずコンパクト
  • 調律の必要がない
  • 10万円前後~と価格がお手頃のものが多い
  • 消音、音量の調整ができる

まとめ

いかがでしたでしょうか? 3タイプのピアノの特徴をご紹介しました。自分が買うべきピアノの種類が分かっていただけたのではないでしょうか。
音色こそ差はあっても、どのピアノにしても共通して曲を弾く楽しさは必ずついてきます。

まずは店頭に足を運び、必ず音や指の感触、お店のアフターフォローがしっかりしているかなどを確かめて買うことはお忘れなく!

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カルチャー記事を中心に幅広いジャンルで活動中。面白くてためになる記事を心がけています。