【20代からピアノをはじめても遅くない?】初心者が上達するコツや鉄則をご紹介
投稿者 :川合玲子
もくじ
もしあなたがピアノを聴いていてふと、ピアノが弾きたい!と思ったらそれは新たな1歩を踏み出す大きなチャンスです。
もしあなたがピアノ初心者だったら、両手が軽やかに動く様子を見てこれは無理だな~、難しすぎるなあと思えてしまうかもしれません。また、ずっと以前に少しピアノを弾いてみたことがある方でもYouTubeなどで演奏風景を見ますと、もうこんなふうに指も動かないし音も読めなくなっている、とあきらめてしまうかも。
でも本当に可能性がないのでしょうか。
音符は読めなくても大丈夫、それには理由があります。右手も左手も5本ずつの指ですから、はじめは利き手の5本だけを生かして弾いてみましょう。動かせるのは5本、ということはドレミファソラシドすべての音を使うとなると8本の指が必要になるのですべての音を使うのは無理がありそう。とりあえず5本の指が担当するドレミファソの5音を覚えましょう。楽譜だとこの音がド、鍵盤だとこの位置がド、一致すればそこに親指をおいてそのまま押せばドレミファソ!ほら弾けた、これはナチュラルなポジション。まずはここからスタートです。
好きな曲をひとつでも見つけられたら、それはもうレッスンに向かうための原動力がもりもりわいてきます。
CMが流れてきて、この曲いいなあ、ドラマの挿入曲で、この曲もう一回聴いてみたいなあ、もしそんな曲が見つかったらそのタイトルを調べてみましょう。楽譜も検索すると見つかるかもしれません。最近は初心者向け、中級者向け、などレベル別の譜面が簡単にダウンロードできます。でもちょっと待って、その楽譜、難しすぎるかもしれないので、すぐ弾けないだろうなあ、と迷ったらまだ楽譜は用意しなくてもよいのです。そして、もし好きな曲が見つからなくても漠然と、ピアノが弾けたらなあと思うだけでもその気持ちが心強いモチベーションになります。
自分は音感がないし、歌も歌えないし、と自信がなくなることがあるかもしれませんがその点も大丈夫です。ピアノは鍵盤さえ押せば正しい音を奏でてくれますから、実はとてもはじめやすい楽器なのです。
ヴォーカルでは発声練習で自分の声を磨かなくてはなりません。弦楽器や管楽器は自分の指や唇で音を作り出す訓練がまず必要です。ピアノは音の場所が決まっている、そして押せばすぐ音が出ますので、ノウハウさえわかれば達成感を味わいやすい楽器なのです。一度体験してみると、自分の出した音がイメージした音とぴったり合う感じがしてきっとびっくりしますよ。
もしあなたに弾いてみたい曲があった場合でも、急いで楽譜を購入する必要はありません。なぜなら、今のスキルで上手に弾けるようになるために作られた最適な楽譜、それをご自身で膨大な楽譜の中から選び出すのは大変な作業になるからです。
そのため、初心者向けに簡単に弾けるようにアレンジされた楽譜から手をつけるといいでしょう。弾きやすくアレンジされた楽譜や教則本は市販でも一部ありますし、YouTubeなどの動画を使って練習できます。また、身近にピアノができる方がいれば、アレンジした楽譜を作ってもらうと良いかもしれません。
ピアノ初心者の方は、まずドレミファソの5音を覚えましょう。5つの音にそのまま指をおくナチュラル(自然な)ポジション、このなかで弾くことができれば指をくぐらせる複雑な動きも生まれません。しかし、目標にしたい曲がドレミファソのなかで収まらないこともあるので、まずはドレミファソの5音をおさえて徐々にポジションを覚えていく必要があります。
ドレミ、まできたら指を下からくぐらせてファソラシド、まで到達できますと1オクターブを制したことになります。これは大きな進歩です。このコツをつかめば、今度はドレミファソラシド、という8音を使った曲を弾くことができます。ぐっと演奏できる曲の範囲が広がりますね。一歩進んだポジションを覚えて、さらにピアノの演奏を楽しみましょう。もし条件がそろうようでしたら、キーボードや電子ピアノを購入してご自宅で少しずつさわっていただくのも上達への近道です。
野球にもサッカーにもルールがあるように、ピアノを弾くときも音符について決められたルールがあります。速く、ゆっくり、大きな音、小さな音で、などの指示も書かれていたりします。音符にはたくさんの種類があり、♩4分音符、♪8分音符、♬16分音符、など組み合わさっていますので読むのがちょっと大変ですね。
音もまだ一瞬で読めないし、と苦痛になることがあるかもしれませんが大丈夫。はじめはやさしい音符だけでスタートして音符ごとに決められた長さや演奏のしかたを教わると、より正しいリズムを知ることができてやがてそのとおり弾くことができるようになります。約束された長さだけ伸ばす、切る、この組み合わせで曲は作られているのです。
片手で弾けるようになると、もう片方の手も参加したいですね。とても有名な曲でも、アレンジのしかたによっては両手でメロディだけを弾くこともできます。その方の個性に合わせて片手でメロディ、もう片方の手で簡単な伴奏をつける、という弾き方もできます。
両手で違う動きをするのはなかなか難しいものですが、回を重ねるごとに違う動きをすることにだんだん慣れていきます。この間はできなかったけれど今度はできるようになった、その喜びをぜひ味わってみてください。
体験レッスンを行っていますと、レッスンに通えるかわからないしお月謝のこともあるし、いろいろな本も売っているので独学でやってみようかと思います、というお話をお聞きすることもあります。
独学でバリバリ弾けるようになることももちろん、あるかもしれません。ただそうなりますとプロからのアドバイスはもらえませんので、もしかしたら間違った弾き方でずっと弾き続けてしまうこともあるかもしれません。一度ついてしまった癖などは、実は後からの修正が難しいのです。できれば専門家に聴いてもらってもし違っているところがあれば都度教えてもらう、またさらにすばらしい演奏方法や練習方法があればそのノウハウを指導してもらって身につける、そんなメリットが生まれることが対面レッスンのなによりの強みです。2ヶ月を目標に1曲仕上げてみよう、ぜひ取り組んでみてください。
がんばる気持ちをもって始めてみたけれど、やっぱりいきなりスラスラは弾けないし、なかなか上手に弾けないときもあるし、仕事や学校が終わったら疲れてピアノに向かう元気はないし、練習していないと先生に悪いような気もするし、なんだかんだでだんだんレッスンに通わなくなってしまう。これは初心者の方が陥りやすい失敗例のひとつになります。レッスンをお休みしてしまうと、実はさらにその次のレッスンに足が向かわなくなってしまうのです。期間があくほど足が遠のいてしまう、何のお稽古にも言えることですが、特にピアノはその影響が顕著に出ます。
この失敗に陥らないためには?
それはもうただひとつ、レッスンに継続して通けることなのです。レッスンに来れば、ピアノにさわれます。先生の話も聴けます。音符や約束事の勉強もできます。音楽に近づく非日常の時間が生まれます。日ごろの練習がなかなかできない場合、いつもと違う環境で定期的に音楽に接する、このことがなによりも大切な上達への近道ではないかと考えます。
EYS音楽教室をお勧めする理由は、いくつもあります。珍しい和楽器も含め、30種以上の楽器コースがあり、各楽器を教える講師がそろっています。講師がどんなレッスンをモットーにしているかがHPですぐわかり、体験レッスンも無料で随時おこなっていて申し込みもシンプルです。また、スタジオでおこなわれるライブレッスンのみならず、オンラインレッスンの実施も始まりました。複数のコースをもち、講師都合でなく教わる生徒さんの日程都合でレッスンやスタジオを選ぶことができて、お仕事とレッスンの両立がしやすい工夫がされています。そして最後にイチオシのリコメンド。自分のノウハウを教えたい、少しでも上手になってほしい、という純粋な気持ちを講師が「熱く」もっています。この気持ちを皆様にお伝えすべく、今日もレッスンをおこなっています。
もしあなたが日ごろなかなか楽器の練習ができなくても、ご自宅にピアノを置くことができなくても、どうぞ気にせずレッスンに来ていただいたらうれしいです。毎日練習をきっちりして、前回言われたことをすべて克服して、なんて理想的な反復練習ができればおそらく飛躍的に上達すると思います。でもそのためにもし息切れしてしまったら、そして練習がストレスになってしまったら、それはもう楽しいレッスンではなくなってしまいます。なんのために趣味を始めたかわからなくなってしまったら、苦痛だからやめよう、という選択肢しかなくなってしまいます。楽しいから弾きたい、弾きたいから通いたい、その気持ちで続けていただけることがいちばんなのです。
初心者の方、またお仕事で活躍中、学生として勉強中の皆様に常に充実したレッスンを受講していただけるよう、EYS音楽教室では音楽を愛する皆様のために前進しています。ぜひ、HPをご覧いただいてEYSの音楽の世界をのぞいてみてください。ひとりでも多くの方に音楽に親しんでいただきたい、そんな思いで講師もあなたとの出逢いを楽しみに待っています。ぜひご一緒に、ピアノを弾く喜び、楽しさを味わいましょう。