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AUG,2017
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新しい“セッション”のカタチ、世界中の人とコラボが楽しめる「NANA」ってどんなアプリ? 

# 音楽ネタ

投稿者 :高橋一磨

YouTubeやニコニコ動画に投稿されている「うたってみた」動画。自分も挑戦してみたい……とは思うものの、必要な機材を揃えたり、レコーディングの知識を覚えたりと、準備だけでも大変ですよね。

そんな「うたってみた」をもっと簡単に、そしてカジュアルに楽しめるスマートフォン用アプリ、「NANA」をご存じでしょうか? 今回は、次世代音楽アプリとして知られる「NANA」の基本的な使い方と特徴を解説していきます!

■音楽コラボアプリ「NANA」とは?

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「NANA」は10代を中心に人気を博している音楽コラボアプリ。スマートフォンさえあれば、ボーカルレコーディングから作品投稿、他ユーザーとのコミュニケーションまで実現します。

2012年のリリース以降、登録ユーザー数は400万人を突破しており(2017年8月現在)、停滞気味の音楽業界を救う“救世主“”とまで言われているのだとか。このアプリの特徴は、世界中の「NANA」ユーザーと音遊びが楽しめる「コラボ機能」を搭載していることです。ぜひ以下よりご覧下さい。

nana-music.com

https://nana-music.com/sounds/00872f89

こちらは120人の「NANA」ユーザーが集まってコラボレーションした音源。ボーカルはもちろん、アコースティックギターやパーカッションといった伴奏もユーザーが実際に演奏。全てスマートフォン一台でレコーディングしており、コラボ機能を使って一つの作品に仕上げています。インターネットを介して、世界中のボーカリストやミュージシャンとコラボセッションを楽しめるのが、本アプリの魅力です。

「NANA」の基本的な使い方と特徴

それでは「NANA」の基本的な使い方を見ていきましょう。「iPhone」ならApp Storeから、「Android」ならGoogle Playから同アプリをダウンロードします。ホーム画面に「NANA」のアイコンが出来たらタップしてみましょう。

こちらが初めて「NANA」を開いた時に表示される登録画面。メールアドレス、Twitter、Facebookの3種類を用いてユーザー登録することが可能です。

ユーザー登録を完了するとホーム画面が表示されます。「NANA」はSNSタイプのアプリなので、マイページやフレンドといったSNS特有の機能を搭載。例えば、画面右下のマイページアイコンをタップしてみると……

このように、SNSユーザーには見慣れた画面が表示されます。「フォロー」や「フォロワー」の概念はTwitterやFacebookと全く同じで、そのほか自身が投稿した作品を「サウンド」、いわゆる「いいね!」的なものが「拍手」となっています。

お気に入りの作品だけでプレイリストを作ったり、コミュニティに参加して他ユーザーとコミュニケーションを取ることも可能。フレンド探しに一役買ってくれることでしょう。

続いて画面左下の「録音」アイコンをタップ。検索枠が表示されるので、今回は「中島みゆき」さんの名曲、「糸」で検索してみました。すると、「糸」のカバー楽曲(ピアノ伴奏など)を投稿しているユーザーの楽曲が表示されたので、今回は一番上のユーザーの作品をお借りすることに。さっそく「コラボ」をしてみましょう。ちなみに、作品を借りる際に相手の許可は必要ありません。

画面が切り替わると楽曲が自動的に再生されるので、どのような曲なのかここで確認。「この音源でうたってみたい!」と思ったら、画面左下の「コラボ」をタップし、録音を開始します。

こちらが録音画面です。画面左下の録音アイコンをタップすると、カウントが始まるのでスマホに向かって歌を吹き込みましょう。

録音が終わったら曲名やアーティスト名、作品の説明文であるキャプションなどを入力。全て入力し終わったら画面右上の「投稿」をタップすると作品が公開されます。これまでが一連の流れ。

あの有名アーティストとのコラボも!? 「大型公式企画」を定期開催

音楽アプリ

世界中のユーザーとさまざまな形でコラボレーションを楽しめる本アプリですが、運営が主催するコンテストなどの「大型公式企画」に参加することもできます。

例えば、先日開催されていたのはシンガーソングライター、「奥華子」さんのボーカルコンテスト企画(現在は終了)。「奥華子」さんのオリジナル曲を歌って投稿することで、ご本人が直接審査してくれるファンにとって夢のような企画でした。優勝者の音源はCD化され、「奥華子」さん直筆のジャケットと共にプレゼントされたようです。

このように「NANA」は、プロとアマチュアを繋ぐ、“架け橋のような役割”を果たすアプリでもあります。ほかにも、さまざまな歌のオーディションやコンクールを定期的に開催しているので、腕試し感覚で挑戦してみてはいかがでしょうか?

■「NANA」はこんな人にオススメのアプリ

ここまで「NANA」の特徴や使い方を解説してきましたが、結論からいって、本アプリは以下のような人にオススメです。

1. 「うたってみた」を始めてみたい人
2. 「バンドを組みたいけれど人前に出るのが恥ずかしい」という人
3. 「プロのボーカリスト」を目指している人

「ニコニコ動画」界隈で人気に火が付き、メジャーデビューまで果たすボーカリストまで誕生した「うたってみた」動画。自身の歌とカラオケ音源(主にボーカロイド楽曲)をミックスした音源を動画として投稿する訳ですが、音楽経験がない人にとっては制作の敷居が高く、「挑戦したいけれど、何から手を付ければ良いのかわからない」という声も。

実際、本格的なボーカルレコーディングにはマイクやパソコンをはじめ、「オーディオインターフェース」などのレコーディング機材が必要となりますから、初心者がいきなり取りかかるのは難しいものです。

一方、「NANA」ならスマートフォンだけでレコーディングから作品投稿まで完結させられるので、音楽系・動画制作系の知識がなくても問題ありません。よりカジュアルに「うたってみた」を楽しめるのが「NANA」の魅力であり、その点が10代を中心とする若い世代に受け入れられているようです。

また、インターネットを介して世界中のユーザーとコラボセッションを楽しめるのが本アプリ最大の特徴。擬似的にバンドを組んでいるかのような感覚を得られるので、「バンドを組みたいけれど、人前に出るのが恥ずかしい」という人にもオススメです。

同様に、上述で取り上げたプロミュージシャンとのコラボ企画やオーディション、コンクールも開催されているので、将来的に「プロデビュー」を目指している人は自身の歌唱力をアピールする場として、利用する価値があるアプリだといえます。

以上、“新しいセッションのカタチ”を提供する次世代音楽アプリ、「NANA」のご紹介でした。このアプリをきっかけに、プロのボーカリストの道を志す若者も増えているのだとか。完全無料で利用できるので、興味のある方はダウンロードしてみてくださいね。

NANA オフィシャルサイト

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ラーメンと牛丼ばかり食べてるライターと一眼エンジョイ勢。Twitter→@a_posh_man