みなさん、音楽を聴くときはどうしていますか?
YouTubeで検索? それともiTunesでダウンロード?
若い世代にとっては、物心ついたときからYouTubeをはじめとする動画メディアが身近なものとして存在しています。動画を見ながら音楽を聴くことを好む人も増えており、動画メディアが音楽に対して強い影響力を持ち始めています。
そのため、アーティストも音楽だけでなく、動画でアピールできるMV(ミュージックビデオ)作成に、より力を入れるようになっています。
そこで今回は、驚くような映像技術を活用したり、凝った演出をしたりと、見ても聴いても楽しめる曲のMVを5つご紹介します。
もくじ
三代目 J Soul Brothers の「STORM RIDERS」のMVはまるでマッドマックスの世界観を表現したかのようなMVです。
とりわけ目を引くのはマッドマックスで登場するような改造したバイク、オフロード車。暴走族の改造車をさらに3倍くらい手を加えたような車で、MVではその改造車に乗った三代目 J Soul Brothers のメンバーが砂漠を疾走しています。
他にも、大量の爆薬を使っているだろうと思われる爆発シーンや、爆発で車が吹っ飛んで転倒するシーンなど迫力満点のMVです。一説では億単位の製作費がかかっているといわれています。
Dragon Ashの「Headbang」のMVでは360°のVR動画を採用しています。そのためMVの視聴者に、まるでその演奏の場にいるかのように感じさせる臨場感のある動画に仕上がっています。
ぜひ動画左上のボタンを操作しながら、迫力のある作品をご覧ください。
360°VR動画によりさまざまな角度から演奏を見ることができ、演奏とダンスの振り付けが見事なバランスで調和した1本です。今後、360°VR動画のMVへの活用は増えるかもしれませんね。
複数台のドローンを利用して撮影。人間では通常撮影できない真上、水平、斜めからといったさまざまなアングルから安定したブレのない映像を映しています。
通常のカメラワークでは、なかなか実現できないような映像の撮影に成功しており、迫力あるMVに仕上がっています。
岡崎体育はシュールな笑いを取り入れたMVで有名です。「MUSIC VIDEO」という曲ではMVのあるあるをテーマに歌っています。
例えば「女の子を泣かす・踊らす・音楽聴かす・窓にもたれさす・倒れさす」といったシーン。画面を2分割して男女を歩かせ、最後はお互いを出会わせるストーリーもMVの演出あるあるだと、自身が再現しながら紹介しています。クスッと笑ってしまうようなユニークな1本です。
OK Goは多くのユニークなMVで有名な米国のロックバンドです。
「The One Moment」のMVは冒頭で展開されるたった4.2秒の撮影映像を、4分12秒にスロー再生したものです。ただ、そのスロー再生の映像の中ではペイントボール、水風船、ギターを破裂させカオスな状態を映しています。そして、見事にThe One Moment(一瞬)という曲の世界観を印象的かつユニークな形で表現できています。
OK Goは企業とコラボしてMVを撮影していることでも有名です。「The One Moment」ではMorton Saltというアメリカの有名な塩メーカーとコラボしました。また、2014年リリースの曲「I Won’t Let You Down」のMVではHondaともコラボしています。
話題となっているMVには、ドローンや360°VR動画など現代のテクノロジーを導入して撮影されているものが多いです。MVも時代に合わせて変化しているのが面白いですね。これからもどんどん進化していくMVに注目です!