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MAY,2019
MAY,2019

どうしても弾けないフレーズを乗り越えるには?

# 楽器

編集スタッフ :グッドラック・ナギ

ギターの練習をする中で、どうしてもうまく弾くことができないフレーズにぶつかってしまうことはあります。多くの人が共通してぶつかる難易度の高いフレーズもありますし、それほど難しそうには感じられないのに、なぜかいつもミスをしてしまうフレーズがあるという方もいらっしゃるでしょう。

大抵のフレーズは練習を重ねることによって、弾けるようになるものですが、どうしても乗り越えることができずに、結果として挫折してしまうなんて方も決して少なくないようです。

せっかく音楽と出会い、楽しんでいたにも関わらず、たったひとつのフレーズが弾けないせいで挫折してしまうのは残念なもの。

そこで、今回はどうしても弾けないフレーズを乗り越えるための方法をいくつかご紹介します。

今、弾けないフレーズがあって悩んでいるという方はもちろん、これからギターをはじめたい方も参考にしてみてください。

■練習の方法を見直してみよう

どうしても弾けないフレーズがある場合、まずは練習の方法を見直してみましょう。どんなに練習を重ねても、それが非効率なものであればなかなか上達することはできません。

練習にも向き不向きがあります。一般的に効果のある練習であっても、人によっては十分な効果が得られないというケースもあります。
なので、練習の方法を変えてみるだけで、弾けなかったフレーズがあっさり弾けるようになることも。

♪フォームを見直してみよう

練習方法の見直しの際には、必ず自分が正しいフォームでプレイできているのかをチェックしてみてください。
右手、左手それぞれのフォームが誤っていることが原因で、思うようにピッキングやフィンガリングをコントロールできず、フレーズがうまく弾けないというケースも多いのです。
たとえば、フィンガリングする手の親指を置く位置が少し変わるだけでも、1ポジションで指の届く範囲は大きく変わるものです。そのくらいにギターをプレイする上でフォームは重要なのです。

♪テンポを落として練習してみよう

シンプルなフレーズであっても、最初から速すぎるテンポで練習するのはNGです。弾けないフレーズがあるのなら、まずは無理なく指を動かすことができるテンポからスタートし、徐々にスピードアップすることを心がけてください。

ゆっくりであっても、確実に指を運ぶことができるようになれば、スピードを上げても弾けるようになるはずです。
一見、非効率な練習のように思われるかもしれませんが、とても重要なこと。焦りは禁物です。

♪効率的なピッキングを身につけよう

ピッキングがうまくいかない場合、効率的なピッキングができているのかを見直してみることも大切です。

ギターのピッキングにもダウン、オルタネイト、エコノミーなどさまざまなスタイルがあります。フレーズに合わせて適切なものを選ぶことによって、これまで弾けなかったフレーズがあっさりと弾けるようになるというケースも。
ピッキングのスタイルにこだわりを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、どうしても弾けないフレーズがあるのであれば、見直してみるのもひとつの選択肢です。

■レベルに合わせた練習をすることも大切

どんなに難しいフレーズであっても、練習を積み重ねることによって弾けるようになるものです。
とはいえ、初心者の方がいきなり高難易度なフレーズや曲を練習するのはあまり効率的な方法とはいえないでしょう。なので、自分のレベルに合わせた練習をすることも重要です。

♪どうしても弾けないなら別のフレーズ・曲に切り替える

自分のレベルではどうしても難しく、弾けないのであれば、気持ちを切り替えて別のフレーズや曲の練習をすることも大切です。
あまりに難しいフレーズばかりにこだわってしまうと、練習が楽しくなくなってしまいますし、効率的に技術を身につけることはできません。
諦める、というと少しネガティブに感じられるかもしれませんが、一旦時間を置いて、別の練習をすることが上達に繋がるというケースも決して少なくはないのです。

一定時間練習して、それでも弾けなかったら別の練習へ、と自分の中でルールを決めてしまうのもいいかもしれません。

♪簡単アレンジに挑戦してみよう

弾きたい曲があるにも関わらず、難しくて弾けないのであれば、簡単アレンジに挑戦してみてはいかがでしょうか?
近年では初心者の方向けに、さまざまな楽曲を簡単アレンジしてスコアなども販売されています。こういったアレンジを利用すれば、初心者の方でも曲を形にすることができますので、モチベーションの維持にも繋がります。
また、簡単アレンジのスコアなどが見つからない場合は、弾けない部分を自分で簡略化してしまうのもひとつの手です。
特に、ギターソロなどが難しいと感じるのであれば、その部分を丸ごと省略してしまうのもいいでしょう。
簡略化しても、曲を通して弾けるようになると、楽しいだけでなく、自信にも繋がります。すると、結果としてもっとギターや音楽を楽しめるようになることでしょう。

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MUSIC LESSON LAB
編集スタッフ
音楽と猫とプロレスをこよなく愛する恐妻家系ライター。最近の悩みは抜け毛と優秀なレスラーの海外流出。特技は美味しい唐揚げ作り。今後の目標は極上のチャーシュー作り。座右の銘は「人生はギャグだ!フィクションだ!」by町田康。