最近、AWA・Spotify・LINE MUSICなど無料で音楽を聴けるアプリを利用する人が増えています。ただ、多くのアプリは無料版だとシャッフル再生しかできない、オフライン環境では聴けないなど制限があるため、制限のない有料版への切り替えを検討している人も多いと思います。
有料版だと制限なく音楽が聴き放題になるほか、使える機能が増えるために、有料版へ切り替える価値は十分にあります。
今回は、Apple Music 、Google Play Music、Prime Music、AWA、Spotify、LINE MUSICなど大手の音楽配信サービス(アプリ)の有料版の料金、楽曲数、特徴を徹底比較します。自分に最適なサービスを選ぶ一助にしていただければ幸いです。
各サービス比較 | Apple Music | Google Play Music | AWA | Prime Music | LINE MUSIC | Spotify |
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楽曲数 | 3000万曲 | 3500万曲 | 3000万曲 | 100万曲 | 2400万曲 | 4000万曲 |
音質 | 256kbps | 320kbps | 320kbps | 256kbps | 320kbps | 320kbps |
有料版料金 | 月額980円 | 月額980円 | 月額960円 | 年額3900円 | 月額960円 | 月額980円 |
無料お試し期間 | 3か月間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 | 30日間 |
運営会社 | Apple | AWA | Amazon | LINE MUSIC | スポティファイジャパン | |
学割 | 〇 | × | × | × | 〇 | × |
もくじ
Apple MusicはAppleが提供する音楽配信サービスです。
<料金> 月額980円で聴き放題
※家族で使えるファミリープラン(月額1480円)、計6人(契約者+家族5人)がサービス利用可能
※学生が割安で使える学生プラン(月額480円)
<楽曲> 3000万曲(うち数百万曲は邦楽曲)
楽曲は洋楽中心のラインナップとなっています。しかし、ソニー・ミュージックエンタテインメント、ビクターエンタテインメントなどの大手レーベルが楽曲の提供を開始したので、邦楽のラインナップも拡充されてきています。
<特徴> iOSとの親和性、クラウド
iOS端末に標準装備の「ミュージック」アプリからApple Musicを利用できます。(※もちろんアンドロイドでもApple Musicを利用できます)。iCloudミュージックライブラリというクラウドに楽曲をアップロードすることも可能で、スマホのストレージを圧迫しません。 また、Apple Musicにはユーザーが再生した曲、ハートマークをつけて「お気に入り」とした曲を分析してユーザーの嗜好に合わせた音楽を表示するリコメンド機能の「For You」があります。
Google Play MusicはGoogleが提供する音楽配信サービスです。
<料金> 月額980円で聴き放題
※家族で使えるファミリープラン(月額1480円)、計6人(契約者+家族5人)がサービス利用可能
<楽曲> 3500万曲
<特徴> 機械学習によるリコメンド機能、クラウド
Google Play Musicにはリコメンド機能があり、位置情報、天気、時間、ユーザーの行動に合わせておススメのプレイリストを表示してくれます(機能のオン・オフはユーザーが設定できます)。例えば、職場にいる時は集中できる楽曲のプレイリスト、睡眠の時間になるとリラックスできる楽曲のプレイリストが表示されます。また、最大5万曲の楽曲をクラウドに保存できます。そのため、スマホのストレージを圧迫することがありません。
AWAはエイベックスグループとサイバーエージェントが共同設立したAWA株式会社が提供する音楽配信サービスです。月20時間の上限で再生できる無料版の新フリープランがあり、この無料版を利用している人も多いです。
<料金> 月額960円で聴き放題
<楽曲> 3000万曲
<特徴> ソーシャルな機能
AWAは邦楽の楽曲のラインナップが充実しており、邦楽の有名アーティストやDJ、音楽プロデューサーのプレイリストを聴けます。AWAはFacebookと連携しており、ユーザーがプレイリストをFacebookでシェアするとそのシェアを見たユーザーのFacebook友達はAWAをダウンロードせずともFacebook上で楽曲を聴けます。またユーザー自身でプレイリストを作成し、AWA上で他のユーザーに公開できます
Prime MusicはAmazonが提供する音楽配信サービスです。
<料金> 年額3900円≒月額325円で聴き放題
<楽曲> 100万曲
<特徴> 値段が安い
他の音楽配信サービスの有料プランが軒並みおおよそ1000円のところ、Prime Musicは年額3900円で月額換算すると325円と安いです。
ただ、数千万曲の楽曲を揃えている他社と比べて楽曲数が約100万曲と少ないのが欠点です。しかし、演歌、バラエティ、効果音など他の音楽配信サービスにはないような楽曲カテゴリーを揃えており、ニッチな曲が揃っています。
LINE MUSICはLINE、ソニー・ミュージックエンタテインメント、エイベックス・デジタルの3社が中心となって立ち上げたLINE MUSIC株式会社が提供する音楽配信サービスです。
<料金> 月額960円(30日間)の「プレミアムプラン」で聴き放題
※他の有料プランの「ベーシックプラン」は500円で20時間(30日間)まで音楽が聴き放題。学生はベーシックプラン300円、プレミアムプラン600円で利用可能です。
<楽曲> 2400万曲
<特徴> LINEとの組み合わせが可能
LINE MUSICのラインナップの楽曲はポップなものが多く若年層向けです。特徴としては、LINEのタイムラインでお気に入りの曲やプレイリストを友達と共有投稿できるという点があります。
全世界1億人のユーザー数を誇る、スウェーデン拠点の音楽配信サービスです。日本支社のスポティファイジャパン株式会社が2016年11月に日本で配信を開始しました。Spotifyでは広告付きですが無料ですべての曲を聴けます。
<料金> 月額980円
<楽曲> 4000万曲
<特徴> 有料版で広告無し、音質向上、選曲可能に
Spotifyではすべての曲を無料で聴けます。しかし、数曲ごとに30秒程度の広告が流れ、音質が160kbps、スマホでは好きな曲を選曲して再生できず、プレイリストやアルバムのシャッルフル再生しかできません。広告をなくす、音質を320kbpsにあげる、選曲できるようにするためには、月額980円の有料プランに加入する必要があります。
今回ご紹介したように、音楽配信サービスには料金、楽曲数、曲のラインナップの面でそれぞれ特徴があります。自分にピッタリなサービスはどれか、記事を参考に探してみてはいかがでしょうか。
※本記事は2017年3月時点の情報となります。