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JUN,2017
JUN,2017

【入場料無料~】希少な楽器が多数!子どもも連れていきたい楽器博物館ガイド

# 楽器

投稿者 :Natsu

楽器はそうそう買い替えることができなくても、楽器店に行ってたくさんの楽器を眺めているだけでも楽しいもの。楽器店に並ぶピカピカの新品もいいですが、歴史を感じる古い楽器もまた味があっていいものです。

今回は、歴史のある貴重な楽器を見ることができる博物館をご紹介します。

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東京都・民音音楽博物館

東京 博物館

前身は1974年に創立された民音音楽資料館。世界でも数少ない音楽博物館で、国内外の音楽資料を30万点を保有しています。

企画展のほか、歴史的な価値のある古典ピアノ、オルゴール、民族楽器を所蔵。どれも見ごたえのあるものばかりですが、特に古典ピアノを目当てに来館する人が多いようです。

ピアノの前身となったチェンバロのほか、18~19世紀にかけての古典ピアノを保有。ピアノの機能としての技術向上の変遷が見て取れるだけではなく、外見のデザインから時代背景まで香ってくるので、歴史背景なども加味したうえで眺めるのも楽しい数々です。

今回は2台をピックアップしてご紹介。

ヨハン・フリッツ

ヨハン・フリッツ


1800年ウイーンで製作。金属製の唐草模様が施され、5本のペダルの中にはドラムとベルを鳴らす仕組みを携えたトルコ式ペダルです。ちなみに、当時オーストリアではトルコブームがあり、トルコ軍が軍隊を成すときにシンバルを鳴らしていたということから、シンバルが用いられたと言われています。

ベートーヴェンの弟子であるケグレビッチ伯爵令嬢バルバラが愛用していたピアノで、もしかしたらベートーヴェンが弾いたかもしれない、という聴くだけでちょっと心が躍りませんか?

プレイエル・グランド・ピアノ

プレイエル・グランド・ピアノ

1845年フランス、プレイエル社製作。ショパンが所有していた最後のピアノと同型で、プレイエルの音色は、すなわちショパンが愛したピアノの音色といっても過言ではないでしょう。

繊細なタッチを要求されるため、ショパン自身も体調が良いときだけしか、プレイエルを弾かなかったといういわくもあるようです。

ピアノは元々調律が必要な楽器ですが、歴史のあるピアノはこまめに調律をしないと、すぐに音がくるってしまうため、最低でも1週間に1回は調律を行っています。開館日は、毎日1時間に1回専属のピアニストがすべてのピアノを弾いてくれるので、歴代のピアノの音色を楽しむことができます。

民音音楽博物館
住所:東京都新宿区信濃町8番地
開館時間:平日・土11:00~16:00、日曜・祭日10:00~17:00
入館料:無料
休館日:毎週月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
http://museum.min-on.or.jp/

静岡県・浜松市楽器博物館

※イメージ

西洋楽器製造の地として世界に名を馳せる静岡県浜松市に1995年にオープンした楽器博物館で、世界中から集められた1,300点もの楽器が展示されています。

「世界の楽器と音楽を平等に扱う」をコンセプトとし、国内はもちろんヨーロッパからアメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアと文字通り世界中の楽器を展示。

浜松市は昔から鍵盤楽器の製造が盛んな地。現地で明治から昭和にかけて製造されたオルガンやピアノも展示されています。

体験ルームで実際に楽器の音を出して楽しむことができ、レクチャーコンサートやガイドツアーなどもあります。

浜松市楽器博物館
住所:静岡県浜松市中区中央3-9-1
開館時間:9:30~17:00
入館料:大人800円、高校生400円、中学生以下無料
休館日:毎月第2、第4水曜日
http://www.gakkihaku.jp/

音楽教室 東京

東京都・武蔵野音楽大学楽器博物館

1967(昭和42)年、日本初の楽器博物館として開館しました。世界に1台しかない1853年製のナポレオン帽子型ピアノ、作曲家シューマンの妻で、高名なピアニストだったクララ・シューマンが使っていたグランドピアノなどを保有。そのほか、ヴァイオリンや各種木管楽器、希少性の高い楽器を展示しています。

江古田、入間キャンパスは現在改装中とのこと。リニューアル予定は、公式ホームページでご確認ください。

住所:東京都多摩市落合5-7-1 ※ほかに江古田、入間キャンパスにもあるが、現在閉館中。
開館日:毎週月、水、木曜日(ただし、学部開講期間のみ)
開館時間:10:30~16:00
入館料:無料
https://www.musashino-music.ac.jp/guide/facilities/museum/

東京都・国立音楽大学楽器資料館

およそ2,400点の楽器を所蔵し、館内ではピアノやヴァイオリンをはじめとしたヨーロッパの楽器、その他地域の世界の楽器という2つのジャンルに分けて展示されています。試演奏ができる楽器もあるので、眺めるだけではなく楽器を触り、実際の音色を聴く楽しみも味わえます。

住所:東京都立川市柏町5-5-1
開館日:毎週水曜(ただし、学部開講期間のみ)詳しい開館日はカレンダー参照
開館時間:9:30~16:30
入館料:無料
http://www.gs.kunitachi.ac.jp/ja/

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