ひとつの楽器をずっとプレイし続けることによって、当然上達しますし、その楽器の奥深さや魅力をより知ることができます。しかし、その一方で、他の楽器にも挑戦してみたくなることはありませんか?
普段はギターを演奏していても、バンドで練習をしていると、ドラムを叩きたくなった…そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
では、音楽を楽しむ上で、いろんな楽器に積極的に挑戦するのはありなのでしょうか?もちろん、メリットとデメリットの両方がありますので、詳しくチェックしていきましょう。
もくじ
まずはいろんな楽器に挑戦することのメリットからチェックしていきましょう。あれこれと、いろんなパートに手を出すことにネガティブなイメージを抱いている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はメリットもかなり多いのです。
〈それぞれの楽器の役割を深く知ることができる〉
バンドで演奏する場合、それぞれの楽器、パートの役割をしっかりと知ることが重要となります。音作りや、オリジナル曲のフレーズを考える際にも、それぞれの役割を理解していなければいいアンサンブルにはなりません。
もちろん、長くバンド活動を続けている内に、それぞれのパートの特徴や役割はある程度理解出来てくるものです。しかし、実際にその楽器をプレイしてみると、より短期間で深く理解できます。
結果として、ミュージシャンとしてのステップアップに繋がることでしょう。
〈オリジナル曲作りに役立つ〉
ひとつの楽器だけでも曲作りができないわけではありません。ですが、バンドで演奏することを前提とした曲を作る場合、それぞれのパートのことも考える必要があります。ある程度はメンバーに任せてしまうにしても、実際にその楽器をプレイできれば、イメージをより具体的に伝えられるでしょう。また、より効率的に曲を形にすることができます。
DTMの打ち込みデータを作成する場合においても、複数の楽器をプレイできればそれだけ効率的に作業を進めることができるでしょう。
また、曲作りに煮詰まってしまった場合も、普段とは別の楽器を手にすることによって、新しいアイデアが産まれることもあります。
複数の楽器に挑戦することは、作曲においては大きなアドバンテージとなります。実際に、作曲やアレンジを中心に行っているアーティストには、複数の楽器を演奏できるマルチプレイヤーが多い傾向にあります。もちろん、全部のパートをこなせなければ曲が作れないというわけではありません。ですが、あなたにとって確実に武器となってくれますので、これから、本格的に作曲をしてみたいと考えているのであれば、いくつかの楽器に挑戦してみるのもいいのではないでしょうか?
〈広い視点から音楽を楽しめるようになる〉
音楽を聴く際には、つい自分が普段演奏している楽器ばかりを耳で追ってしまうという方も多いのではないでしょうか?それもある程度は仕方のないことですが、より広い視点で聴くことができればさまざまな発見があるものです。
そこで、複数の楽器に実際に触れてみることによって、いろんな視点から音楽が楽しめるのです。
◉チェックポイント:ギタリストはベースをはじめやすい?
他の楽器に挑戦するにしても、どの楽器にしようか迷ってしまうという方も多いでしょう。確かに、普段プレイしている楽器によって、挑戦しやすさには差があります。特にギターとベースは同じく弦楽器ということもあり、気軽にベースも楽しんでいるギタリストや、ギターをプレイするベーシストも少なくありません。
とはいえ、ギターとベースでは役割は大きく異なりますので、ギターがある程度弾ければ、すぐにベースが弾けるというわけではないという点は頭に入れておきましょう。
では、逆にいろんな楽器に挑戦することにデメリットはあるのでしょうか?もちろん、ひとつの楽器に集中することに比べると、いくつかのデメリットはあります。
〈メインの楽器の練習時間がなくなる〉
いろんな楽器に挑戦することの最大のデメリットといえば、やはりメインとなるパートの練習時間がなくなってしまうという点。特に初心者の方は十分に練習時間を確保したいものです。
なので、いろんな楽器に挑戦するのは、ある程度メインの楽器が上達し、余裕が持てるようになってからにした方がいいかもしれません。もちろん、時間的な余裕が十分にあるのなら、最初から平行して複数の楽器に挑戦するのもいいでしょう。
〈コストがかかるケースがある〉
複数の楽器や、周辺機材などを買いそろえるとなれば、それだけコストがかかってしまうことになります。また、独学ではなく、音楽教室で複数の楽器を習うとなれば、それだけ料金は高くなるでしょう。
もちろん、工夫次第でコストをかけずに音楽を楽しむことは可能ですが、最低限の費用は必要となる点は頭に入れておきたいところです。
EYS音楽教室では、習う楽器を自由に変更できる「オールフリー制度」が設けられています。
今日はギター、来週はドラム…と、いろんな楽器に触れてみたい方には嬉しい仕組みですね。
無料体験レッスンも受け付けていますので、ぜひお気軽にお問合せください。