楽器を演奏できるのって本当に魅力的なことですよね!
1つの楽器を始めて、その技術を高めていけば、ステージで演奏できたり、 CDデビューしたりと、夢は広がります。
しかし、中には1つの楽器にとどまらず、複数の楽器を1人で使いこなす「マルチプレーヤー」も存在します。
「そんなに色んな楽器を演奏できるって、一体どんな人生を歩んできたの?どんなふうに音楽と向き合ってきたの??」と、ぜひマルチプレーヤーの方に直接話を聞いてみたいところですが、それはまた別で企画を考えるとして……
今回は日本で活躍するマルチプレーヤーの例として、5人のアーティストを紹介したいと思います。
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もくじ
まず最初に紹介するのは、ロックバンドUNICORNのメンバーであり、シンガーソングライターでもある奥田民生さん。
奥田さんを題材にした映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』も公開されるなど、男性も女性も憧れる存在です。
気張らずゆるーい雰囲気を醸し出す奥田さんですが、音楽においては作詞作曲、歌、ギター以外に、ベース、ドラム、キーボード、ハーモニカ、サックスなどなど、あらゆる楽器を演奏してしまいます!
アルバム「ひとりカンタビレ」には、全ての歌や楽器を奥田さんが演奏した10曲が収録されています。
それぞれの曲は、ライブツアーで公開録音されました。
お客さんの前で作り上げていくという斬新すぎるアイデアも奥田さんらしく、演奏も臨場感があって最高です!
また「O.T. Come Home」というアルバムも、奥田さんが全ての演奏を手がけています。
続いて紹介するのは、富田恵一さんです。
音楽プロデューサーとして、中島美嘉のデビューシングル「STARS」や、松任谷由実、平井堅、Crystal Kay、AI、BONNIE PINK、birdなど、多くのアーティストの楽曲を手がけながら、セルフプロジェクト「冨田ラボ(Tomita Lab)」でも作品を発表。
ハナレグミや畠山美由紀、キリンジ、「水曜日のカンパネラ」のコムアイ、Suchmos(サチモス)のYONCEなど、錚々たるボーカリストが参加しています。
富田さんは、ピアノやギター、ベース、コーラスなどができるマルチプレイヤー。
冨田ラボの楽曲制作では、ボーカル、ドラム、管楽器以外のほとんどを自分で演奏しています。楽曲制作場面の一部が、下記の動画で紹介されています。
正確な16ビートのリズムと、テンションコードを多用したアーバンな雰囲気を持つ楽曲は、好きな人なら一聴して富田ラボとわかるほど特徴的。
その全てをプロデュースし、多くの楽器を自分で演奏してしまう。
唯一無二の世界観は、マルチプレイヤーだからこそ生まれるものなのかもしれません。
続いては、歌手の森高千里さん。
アイドルとしてデビューしたので、その印象が強い森高さんですが、実は作詞、作曲から、楽器はギターやベース、ピアノ、ドラムなどができる、隠れたマルチプレイヤーです。
特にドラムは、驚くほど正確なリズム感で全くブレることがなく、その腕前はプロドラマーの間でも話題になるほど。
二児の母でありながら、変わらぬ美しさを保ち、このマルチプレイヤーぶり。
ただただかっこいいです!
続いて紹介するのは、アメリカのミュージシャン、Dave Grohl(デイヴ・グロール)。
伝説のグランジロックバンド、Nirvana(ニルヴァーナ)ではドラムを担当し、現在はFoo Fighters(フー・ファイターズ)のギターボーカルとして活躍しています。
ニルヴァーナとフー・ファイターズで演奏する楽器は違えど、変わらないのは長髪で髭もじゃというワイルドなルックスと、ロックな音楽性。
これからも世界のロック界をリードし続けるであろう、ロックファン憧れのマルチプレイヤーです。
最後に紹介するのは、Paul McCartney(ポール・マッカートニー)。
言わずと知れたイギリスの伝説的ロックバンド、The Beatles(ザ・ビートルズ)でベースを担当していたポールさんは、その後のソロ活動でもベースを弾きながらフロントに立ち、歌も歌っています。
そして、それ以外にもギターやキーボード、ドラムも演奏できるんです。
ポールさんが1970年にリリースしたソロアルバム「マッカートニー」では、全ての楽器をポールさんが一人で演奏しています。
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いかがだったでしょうか。
マルチプレイヤーの最大の魅力は、1人でイメージした曲の世界観をすべて表現できることなのかもしれません。
今回紹介したアーティストはごく一部。
他にも、国内アーティストでは、山下達郎や斉藤和義、小田和正、RADWIMPSの野田洋次郎、星野源、布袋寅泰、X JAPANのYOSHIKI、大瀧詠一、桑田佳祐、細野晴臣、山崎まさよし、吉井和哉などなど、意外とマルチプレイヤーはたくさんいます。
1人で全ての楽器を演奏しているアルバムなどもリリースされているので、ぜひあなたも一度聴いてみてはいかがでしょうか?
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