みなさんはクラシックコンサートと聞いてどんな印象を持ちますか?
自分にはハードルが高い。
入場チケットが高そう。
クラシック音楽の知識がないと、つまらなそう。
このように思われている方も多いのではないでしょうか。そんな方にご紹介したいのが、ゴールデンウィークに東京丸の内の東京国際フォーラムで開催されるイベント、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンです。
入場チケットは1500円~と低価格ながら本格派、何より踊りだしたくなるような聴いて楽しめるオーケストラの祭典です。クラシック音楽という新たな音楽の世界に入るきっかけとして最適です。中には0歳の赤ちゃんでも入れるプログラムもあるので、家族みんなで楽しむことができます。
もくじ
ラ・フォル・ジュルネは芸術監督のルネ・マルタン氏が「一流の演奏を気軽に楽しんでいただき、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」と、フランス南部の港町ナントで1995年に始めたオーケストラの祭典です。
6~27ユーロという低価格(日本円で700~3000円)で一流の音楽家が演奏するクラシック音楽を聴けるため、回を重ねるごとに来場者が増えていきました。評判が評判を呼び、遂にはフランスを飛び出して、世界各国で開催されるクラシックの祭典となっています。
2000年にはポルトガルのリスボン、2002年はスペインのビルバオ、2005年に日本の東京国際フォーラム(丸の内)で「ラ・フォル・ジュルネ」が開催されました。
日本で開催される「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」としては、2007年に100万人を集客し、2015年までに計682万人が参加するまでに成長しました。有名なオーケストライベントとして認知されるようになっています。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンの来場者の6割は、クラシックコンサート初体験の人達だそうです。毎年こうして数十万人のクラシック音楽初心者を集客できている理由は、低価格で本格的なクラシック音楽を聴けるということだけではありません。
クラシック音楽の初心者を集客できる最大の理由は、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンが独自の切り口のテーマ設定で、来場者に新鮮なクラシック音楽の世界を提供している点にあります。
2017年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのテーマは「ラ・ダンス 舞曲の祭典」です。太古より人間にとって、音楽とダンスはセットで身近な存在としてあり続けてきました。踊るところに音楽があり、音楽があるところに踊りがあります。
「ラ・ダンス 舞曲の祭典」では「舞曲」と「リズム」を切り口に、ルネサンス期から現代にいたる600年の間の宮廷舞踊・民俗舞踊の音楽、ジャズ、ロック、タンゴ、フラメンコなど、世界中のさまざまな音楽を演奏します。
クラシックに無縁だった人、知識がない人でも、聴くと踊りだしたくなる演奏を存分に楽しめることでしょう。
以下に主な演奏プログラムと、ラ・フォル・ジュルネならではのユニークなコンサートをご紹介します。
主な演奏プログラム(※より詳しく知りたい方はラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのサイトでご確認ください)
<民俗舞踊に触発されたプログラム>
<バレエ音楽のプログラム>
<民俗舞踊のスタイルを取り入れたルネサンス~ロマン派のプログラム>
<ワールド・ミュージックに触発された20世紀以降のプログラム>
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンはこれまでクラシック音楽には縁のなかった人にもおすすめのイベントです。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?きっと新しい世界が開けるでしょう。
最新の開催情報は公式ホームぺージをご覧ください。
ラ・フォル・ジュルネTOKYO