キーボードと電子ピアノの違いとは何?どちらを選ぶべき?
編集スタッフ :グッドラック・ナギ
鍵盤楽器には多くの種類があり、中でも日本人に一番なじみがあるのがピアノです。子供の習い事として定番で、大人の習い事としても人気があります。
しかし、アップライトピアノでも自宅に置くとなれば場所をとり価格も高め…。また、音量の調整もできないことから、初心者の場合、敷居が高いと感じてしまいがちです。
それに対して、キーボードや電子ピアノであればコンパクトなサイズのものも多く、音量調整をしたりヘッドホンも使用できるので、自宅で時間を気にせず練習が可能です。
そこで、ここでは電子ピアノやキーボードの種類や、通常のピアノとの違い、そして自分に合った選び方についてご紹介します。
ピアノ初心者の方は、こちらの記事も参考にしてみてください!
【初心者必読】大人になってからピアノを始める前に押さえておきたい基本的な知識と練習方法【入門編】
もくじ
電子ピアノやキーボードについて触れる前に、ピアノにはどんな種類のものがあるのか、そしてそれぞれの特徴をチェックしていきましょう。
多くの方がピアノと聴くと一番に思い浮かべるのがこのグランドピアノでしょう。アコースティックピアノの代表的なスタイルで、水平方向に大きな響板のあるタイプ。もっとも大きく、そして美しく音が響くという特徴があります。
コンサートやピアノの発表会などで使用されます。
ただ、サイズが大きく、価格も非常に高価なので、一般家庭向けとは言えません。
縦型でコンパクトなサイズのアコースティックピアノとして、一般家庭に多く普及しているのがこちらのアップライトピアノ。
音色の響きなどはグランドピアノより劣りますが、構造そのものは同じで、コンパクトなので自宅に置きたいという方にもおすすめです。
ただ、サイズはコンパクトでもかなりの重量がありますので、設置する際には床の強度などについても考慮する必要があります。
アコースティックピアノと同様に、弦をハンマーで叩く構造になっていますが、その音を電気的に増幅し、アンプやスピーカーから音を鳴らす方式のものを電気ピアノ(エレクトリックピアノ)といいます。
コンパクトなサイズで大きな音を出すことができることで、かつて高い人気を誇りましたが、現在では後述する電子ピアノが高性能で安価になったこともあり、あまり目にする機会はなくなりつつあります。
ただ、独特なサウンドやルックスから一部アーティストには現在でも愛用され続けています。
電子ピアノ(エレクトロニックピアノ)はアコースティックピアノとはまったく構造が異なり、デジタル化された鍵盤楽器です。音の出る仕組みとしては、シンセサイザーなどの電子楽器に近いと言えるでしょう。
かつては、鍵盤の重さや、タッチによる音のコントロールの点で、アコースティックピアノに劣るというデメリットがありました。ですが、今日ではかなり性能も高くなり、これらのデメリットも解消されつつあります。
また、サイズをとてもコンパクトに仕上げることもできます。なので、アコースティックピアノを置くスペースがないという方にもおすすめ。また、音量も自由に調整できますし、イヤホンやヘッドホンで音を聴くこともできますので、静かにピアノの練習をしたいという方にもおすすめです。
ピアノとは少し異なりますが、同じ鍵盤楽器ですので、シンセサイザーで練習をするという方も少なくありません。
鍵盤のタッチなどは異なっていますが、フレーズを覚えるにはいいでしょう。また、シンセサイザーは鍵盤の選択肢も多く、コンパクトなサイズのものも多いという点もメリットのひとつです。
ここまでお読みになって、「あれ?キーボードは?」と思われたかと思いますが、その点についてもこの後ご説明していきますのでご安心ください。
ではまず、電子ピアノについてご紹介しましょう!
まず、電子ピアノとはどんな楽器なのでしょう?その名の通り、ピアノの音を電子的に再現するもので、英語ではエレクトロニックピアノ(Electronic piano)と呼ばれます。
基本的には通常のピアノと同じ88鍵盤のモデルが主流ですが、サイズはコンパクトで重量も軽いため、マンションやアパートなど、生ピアノを置くことが難しい環境でも使用可能です。
また、価格の面でも通常のピアノは40万円程度~という価格帯なのに対して、電子ピアノは数万円から購入できますので、比較的購入しやすいというメリットがあります。
最近の電子ピアノは、生ピアノのタッチにかなり近づけたものも多く、強弱もしっかりとつけることができます。音質についてもリアルなものが多く、自宅で趣味として演奏を楽しんだり、練習をする分にはまったく問題ないでしょう。音量が調節でき、ヘッドホンを付ければ周りに音が漏れません。
また、機種にもよりますがグランドピアノやアップライトといった生ピアノの音色だけでなく、チェンバロや各種電気ピアノを模した音色など、豊富な音色に切り替えができるというのも魅力です。
ただ、繊細な表現においてはやはり本物のピアノにはかないません。ですので、音大受験を考えたり、本格的にピアノという楽器を極めたいと考えているのであれば、電子ピアノでは不十分かもしれません。
電子ピアノ参考例
では、キーボードと電子ピアノにはどんな違いがあるのでしょう?
そもそも、音楽の世界におけるキーボードにはさまざまな意味があり、鍵盤楽器の総称としても使われるため、電子ピアノも広義においてはキーボードの一種です。
ただ、一般的にキーボードと呼ばれるのは、シンセサイザー(音源)を鍵盤によって操作する楽器のことを指します。
形としてはピアノと似ており、ピアノのようなサウンドを再現することも可能です。しかし、電子ピアノとは違い、ピアノを再現することに特化しているわけではありませんので、一部のモデルを除いて、鍵盤のタッチなどはまったく異なっており全体的にタッチが軽いものが主流です。
また、アコースティックピアノと電子ピアノが88鍵盤なのに対して、一般的なキーボードは49~61鍵盤のモデルも少なくありません。
このような違いがあることから、一般的にキーボードと呼ばれている楽器はピアノの練習には適していませんが、さまざまなサウンドを操ることのできる楽器としてさまざまなシーンで活躍してくれます。主にポップス曲を弾く方に向いているでしょう。
また、重量が軽いため、スタジオでのバンド練習にも持ち運びできるというメリットもあります。
キーボードも音量の調節やヘッドホンを付けて演奏ができるので、騒音を気にすることなく楽しめます。また価格的にも安いものであれば1万円程度からでも購入可能ですので、とにかく鍵盤楽器に触れてみたいという方の入門にも適していると言えるでしょう。
キーボード参考例
これまでにご紹介してきた内容をまとめてみると…
通常のピアノ、電子ピアノ、キーボードにはそれぞれ異なった特徴があります。予算や目的、住環境に合わせて選んでみましょう。
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