ベリーダンスが好きな筆者は、ダルブッカをはじめ中東やアフリカの打楽器の音色が大好物。バンドの演奏を聞いてもドラムの音が気になるし、オーケストラではパーカッション奏者の動きがどうにも気になる。打楽器全般が好きな私が、一度は行ってみたい場所がありました。
浅草のほど近く、田原町(たわらまち)にある楽器屋さん、ジャパン・パーカッション・センター(以下JPC)です。世界各地の打楽器が一堂に会す、ドラマー、パーカッショニストが狂喜乱舞するスポットといっても過言ではないでしょう。この打楽器の楽園に行ってみました!
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地下鉄・銀座線の出口から1分ほども歩けば、目的地に到着です。
スタジオや音楽教室も備えたこのビル(上の写真中央、上部に「コマキ楽器」とある)、2階がドラムセットやその周辺の素材を扱う「ドラムシティ」、3階が主に「中東やアフリカ、南米の民族楽器のエスニックシティ」、5、6階が主にクラシック分野で扱うマリンバやシロフォン、ティンパニなどが置かれた「パーカッションシティ」になっています。
まずは2階のドラムシティ。週末ともなると、中高生の男子がたくさん訪れるようですよ。取材時にいた制服姿の高校生と思しき男子の会話によると(聞こえてくるもので、つい)、彼らは修学旅行で東京に来たようです。きっとバンドを組み始めた若きドラマー達なのでしょう。とても楽しそうにドラムを見ていました。
3階に足を運ぶと、名前の通りエスニック(異国)の香りがむんっと漂います。所狭しと個性豊かな打楽器がお出迎え。
こんなにたくさんのカホンが揃っているのを初めて見ました。ボンゴやジャンベ、ダルブッカなど民族楽器の中ではメジャーなものから、ハジメマシテな珍しい楽器までずらり。
店員さんに「この階で特に珍しいもの、何か教えてください」と無茶ぶりをしたら指し示してくれたのがコチラ↓。
西アフリカ・マリからやってきた、ひょうたん(!)製のウォータードラム。大きなひょうたんの中に水を張り、一回り小さなひょうたんを浮かべて、そのひょうたんをマレット(フェルトがついたやわらかいバチ)で叩いて演奏するのだとか。
あー、コレは!ベリーダンサーには「ジル」の名でおなじみ、フィンガーシンバルですね。モーレツに指で音を出しながら踊りたくなります(ここはお店です、止めておきましょう)。
ほとんどの楽器が試奏でき、音を出して確かめることができます。
個人的に、ものすごく惹かれたのがメタルスリットドラム。音が高すぎず低すぎず、なんとも癒されるロングトーンです。
「パーカッションシティ」にも行ってみました。こちらは、一般的にもなじみのある楽器が多いですね。
おや。
木魚って楽器だったのですね。
こちらも物は試しと音を出してみました。
このビル1棟だけで、世界中の打楽器に触れることができます。ちなみに扱っている楽器は1,000種類以上。とはいえ、「打楽器」は世界中で一番種類が多い楽器で、使っている素材が輸出入禁止だったり、日本では流通していないものも多くあり、世界にはまだまだ沢山の打楽器があるのだというから驚くばかり。
お客様はプロアマ問わず奏者、教育現場の方に携わる方や音楽療法の分野の方まで幅広い方が訪れるのだとか。
味わい深い打楽器の世界が待っているJPC、ぜひ足を運んでみるはいかがでしょう?
ジャパン・パーカッション・センター
東京都台東区西浅草1-7-1
オフィシャルサイト
https://komakimusic.co.jp/
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