インストバンドの記事、前編から続いています。
続いて紹介するのは、ピアニストのH ZETT M(エイチ・ゼット・エム)が率いる、ピアノトリオバンドH ZETTRIO(エイチゼットリオ)。
これまでにPE’Zや椎名林檎の率いた東京事変でも活躍してきたH ZETT Mは、このバンドで「大人も子どもも“笑って踊れる”」をテーマに掲げています。
その意味は、ライブパフォーマンスを見ればお分かりいただけるでしょう。
3人の演奏力はさることながら、鼻に色を付けたピエロのようなルックスもユニーク。
しかし何といっても注目すべきは、H ZETT Mのステージングです。
ほとんど椅子に腰掛けず、フラフラしながら飛び跳ねたり、椅子に寝転んだり、ピアノの下に潜ったりと、とにかく自由奔放!
飄々としたキャラクターも多くの人を惹きつけ、海外でも人気を集めています。
2014年には、JAZZの世界的フェスティバル「Montreux Jazz Festival 2014」にも出演。
歓声の大きさから、その人気ぶりがわかります。
最後に紹介するのは、レゲエやスカ、ロックステディといったジャマイカで生まれた音楽を演奏するMatt Sounds(マット・サウンズ)。
ドラムの森俊也さん、ギターの秋廣真一郎さん、キーボーディストの外池満広さん、ベースの小粥鐡人さんの4人を中心に結成され、他のメンバーも日本のジャマイカンミュージックを牽引する凄腕が揃っています。
2017年の4月には待望のファースト・アルバム「Matt Sounds」をリリース。
黒澤明監督の映画「七人の侍」のテーマ曲のスカカバーなど、意外なカバー曲をいぶし銀のサウンドで奏でています。
Matt Soundsは、2014年のキース&テックスのバックやカールトン&ザ・シューズ、リロイ・シブルス、ストレンジャー・コール、クリストファー・エリス、ビービー・シートンなどのミュージシャンが来日公演を行った際のバックを努め、本場ジャマイカのレジェントからも絶賛されています。
ジャマイカンミュージック独特の“土臭い雰囲気”をしっかりと体現しながら、日本人ならではの洗練された職人技も光る演奏は、ぜひライブで感じて欲しい!
いかがでしたでしょうか?
前回に続いて選りすぐりの5バンドを紹介しました。
「歌」という、決まったメロディーや歌詞が存在しないインストロメンタルというスタイルは、表現の自由度が高く、どのバンドも実に個性的。
そして、そんな楽器だけで世界観を作り上げるインストバンドとボーカリストとの意外なコラボレーションもまた面白いですよね♪
インストバンドは、もしかすると飽和状態ともいえる音楽シーンの新たな道を切り開く“切り札”なのかもしれません。
●前回の記事はコチラ!
むしろ歌なんていらない!?楽器だけで魅了するインストバンド5選(パート1)
32種の楽器&ヴォーカルコース
EYS音楽教室
【PR】いまなら入会金50%OFF!ピアノを習うならEYS音楽教室 [期間限定キャンペーン開催中]