自宅やスタジオで練習している時は自然に弾くことができるのに、ライブでステージに立つと、ミスを連発してしまう…そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
特に、ステージに立つことに慣れていない初心者の方の場合、実力を十分に発揮することができないケースがあります。もちろん、ある程度のライブ経験のある方であっても、普段の半分も実力を出せなかった…なんてこともあるでしょう。
では、どうすればライブでも自分の実力をしっかりと発揮できるのでしょうか?今回は、ライブでも自然にプレイするための練習法などをご紹介していきましょう。
もくじ
自宅でもライブを意識した練習をすることができれば、それだけ本番で十分な実力を発揮しやすくなるでしょう。
そこで、まずは自宅でできるライブに向けた練習方法をご紹介します。
エレキギターの場合、一般的にステージでは立って演奏することになります。しかし、自宅では座って練習しているという方も多いのではないでしょうか?
立って弾くのと座って弾くのではかなり感覚が異なるものです。長時間練習する場合、ずっと立ちっぱなしは辛いかもしれませんが、毎日十分程度でも立ってプレイする練習を取り入れてみましょう。
立ってギターを弾いてみると、ステージでのギターの取り回しや、ステージングの練習にもなります。また、立って弾いてみないとわからないこともあります。ギターの種類によってはヘッドが下がってしまうといったケースも。これは座って練習していたのではなかなか気付くことができないでしょう。また、自分にとってベストなストラップの長さなどに気付くことができます。
曲単位ではなく、ライブのセットリストを通した練習も取り入れてみましょう。演奏の間でのチューニングや、エフェクターの切り替えなども練習できますので、よりライブがスムーズになるでしょう。
ライブ全体をひとつの曲のような感覚で捉えることができれば、ステージで戸惑ってしまうようなこともなくなるはずです。
ライブで実際に演奏をスタートする前のセッティングも練習しておきましょう。転換の時間が短い場合、セッティングで焦ってしまうという方も多いかと思います。その結果として、いつものセッティングにできないままで演奏をスタートし、失敗してしまうことがあります。
そこで、本番で焦ることなく、素早く、そして正確にセッティングできるように自宅でも練習しておくのです。
素早く自分が演奏しやすい環境を整えることも、ライブを成功させるために大切なこと。見落としてしまいがちなポイントですが、しっかり準備しておきましょう。同時に素早く片付けをすることができれば、次のバンドに迷惑をかけてしまう心配もありません。
また、素早くセッティングすることができれば、ライブだけでなくスタジオ練習の時間もより有効に活用できます。
自宅での練習だけでなく、ライブ前のリハーサルを有効に活用できれば、よりライブがやりやすくなります。
そこで、ライブを成功させるためのリハーサルのポイントをご紹介していきましょう。
♪音の聞こえ方をしっかりとチェック
リハーサルで最初にしっかりとチェックしておきたいポイントが音の聞こえ方です。自分の音はもちろんのこと、他のパートの音もバランス良く聞こえているのかをチェックしておきましょう。
ギターの場合、特にドラムのキック、スネア、ハイハットがバランス良く聞こえなければリズムが取りにくくなってしまいますので、重点的に確認しておきたいところです。聞こえにくかったり、逆に音が大きすぎて演奏しにくいと感じるのであれば、モニターからの返しの音量を調整してもらいましょう。
♪アンプやペダルの位置の確認
アンプやペダルの位置もしっかりと確認しておきましょう。必要であればテープなどで印をつけておくと安心です。ちょっとしたことだと思えるかもしれませんが、少し位置が変わるだけで音の聞こえ方や、ペダルの踏みやすさはまったく異なってきます。
ライブハウスによってステージの広さは異なりますので、リハーサルの段階で位置関係を把握しておくことは重要です。
♪機材をしっかり整理しておこう
リハーサルや本番をスムーズに行うために、アンプやペダル、シールドなどをしっかり整理しておくことも大切です。
整理しておくことによって、機材トラブルを防ぐこともできます。ライブ本番直前になって音が出ない!なんてことになったらライブどころではなくなってしまいます。ペダルやシールド、アダプターなどをわかりやすく整理しておくことによって、万が一トラブルが発生しても、その原因をすぐに見つけることができるでしょう。
また、シールドなどはとてもデリケートですので、綺麗に整理して、丁寧に取り扱わないと断線などの故障に繋がります。機材を長く愛用するためにも、整理整頓はとても重要なのです。