3月から公開がスタートし、現在上映中の映画『ハルチカ』。あなたはご覧になりましたか?
こちらがその予告編。
もくじ
もうこのキャッチコピーからキュンキュンくる本作は、初野晴の推理小説シリーズが原作で、コミックスやアニメにもなっています。
女子高生の穂村千夏(チカ)と、その幼なじみの上条春太(ハルタ)が、廃部寸前の吹奏楽部を存続させようと奔走し、やがてコンクール出場を目指すという“吹キュン純愛ムービー”。
映画ではチカ役を橋本環奈、ハルタ役をSexy Zoneの佐藤勝利が演じています。
この作品を語るうえで重要な要素といえば、やはり音楽。
劇中で演奏されている楽曲は、キャストも練習に打ち込んだのだそうです。
ということで、今回は映画を彩る楽曲の中から印象的な4曲を紹介します。
ベートーベンが1797年から98年頃に完成させたといわれるこのピアノソナタは、冒頭のフレーズがあまりにも有名。
ゆっくりと緩やかに起伏する旋律は、穏やかな気持ちで過去に想いを馳せて、回想しているような情景をイメージさせます。
イギリスの作曲家Gustav Holst(グスターヴ・ホルスト)が管弦楽のために手掛けた組曲「惑星」は、7つの楽章からなり、それぞれに西洋占星術をベースとした惑星の名が付けられています。
その中でもこの「木星(Jupiter)」は、平原綾香さんが日本語の詞を付けてカバーしたことでも有名。
神秘的で壮大なメロディーに心を揺さぶられます。
こちらはイタリアの作曲家Vittorio Monti(ヴィットーリオ・モンティ)が手掛けた中で唯一有名となった曲です。
元々マンドリンのために書かれた曲ですが、ヴァイオリン独奏のアレンジが有名。軽快で情熱的なメロディーが特徴的で、16分音符の続く部分もあり、どの楽器もかなり難易度が高いそうです。
日本国内では、先日引退を発表したフィギュアスケートの浅田真央さんが2006-2007年のフリースケーティング(FS)に使用したことで一躍有名になりました。
最後に紹介するのは、映画の音楽を担当した小瀬村晶が手掛けた本作のオリジナルテーマ曲です。
あたたかな風が吹き抜けるような、爽やかさな旋律とドラマティックな展開は、映画の世界観を見事に表現しているようです!
映画を見た人からは
「ただの青春映画じゃない!」
「音楽の力ってすごい!」
といった声が聞こえてきます。
実際に、チカ役を務めた橋本環奈さんは、映画出演を機に音楽にも興味をもち、ギターを始めようと考えているのだそう。
あなたも音楽の力を劇場で感じてみてはいかがでしょうか?
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