18
APR,2017
APR,2017

高校の吹奏楽部を舞台にした映画「ハルチカ」の音楽を集めてみた

# 映画&テレビ

投稿者 :しも

3月から公開がスタートし、現在上映中の映画『ハルチカ』。あなたはご覧になりましたか?

こちらがその予告編。

恋じゃない。けど、友だちより特別

もうこのキャッチコピーからキュンキュンくる本作は、初野晴の推理小説シリーズが原作で、コミックスやアニメにもなっています。

女子高生の穂村千夏(チカ)と、その幼なじみの上条春太(ハルタ)が、廃部寸前の吹奏楽部を存続させようと奔走し、やがてコンクール出場を目指すという“吹キュン純愛ムービー”。

映画ではチカ役を橋本環奈、ハルタ役をSexy Zoneの佐藤勝利が演じています。

この作品を語るうえで重要な要素といえば、やはり音楽。

劇中で演奏されている楽曲は、キャストも練習に打ち込んだのだそうです。

ということで、今回は映画を彩る楽曲の中から印象的な4曲を紹介します。

ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調作品13「悲愴」第2楽章(作曲:Ludwig van Beethoven)

ベートーベンが1797年から98年頃に完成させたといわれるこのピアノソナタは、冒頭のフレーズがあまりにも有名。

ゆっくりと緩やかに起伏する旋律は、穏やかな気持ちで過去に想いを馳せて、回想しているような情景をイメージさせます。

組曲「惑星」より 木星(作曲:Gustav Holst)

イギリスの作曲家Gustav Holst(グスターヴ・ホルスト)が管弦楽のために手掛けた組曲「惑星」は、7つの楽章からなり、それぞれに西洋占星術をベースとした惑星の名が付けられています。

その中でもこの「木星(Jupiter)」は、平原綾香さんが日本語の詞を付けてカバーしたことでも有名。

神秘的で壮大なメロディーに心を揺さぶられます。

チャルダッシュ(作曲:Vittorio Monti)

こちらはイタリアの作曲家Vittorio Monti(ヴィットーリオ・モンティ)が手掛けた中で唯一有名となった曲です。

元々マンドリンのために書かれた曲ですが、ヴァイオリン独奏のアレンジが有名。軽快で情熱的なメロディーが特徴的で、16分音符の続く部分もあり、どの楽器もかなり難易度が高いそうです。

日本国内では、先日引退を発表したフィギュアスケートの浅田真央さんが2006-2007年のフリースケーティング(FS)に使用したことで一躍有名になりました。

吹奏楽のための狂詩曲 第1番「春の光 夏の風」(作曲:小瀬村晶)

最後に紹介するのは、映画の音楽を担当した小瀬村晶が手掛けた本作のオリジナルテーマ曲です。

あたたかな風が吹き抜けるような、爽やかさな旋律とドラマティックな展開は、映画の世界観を見事に表現しているようです!

まとめ

映画を見た人からは

「ただの青春映画じゃない!」

「音楽の力ってすごい!」

といった声が聞こえてきます。

実際に、チカ役を務めた橋本環奈さんは、映画出演を機に音楽にも興味をもち、ギターを始めようと考えているのだそう。

あなたも音楽の力を劇場で感じてみてはいかがでしょうか?

映画『ハルチカ』|Official Website

●あわせて読みたい
観客も演奏に参加できる!吹奏楽部シエナ・ウインド・オーケストラの魅力

EYS音楽教室

この記事をシェアしよう!
MUSIC LESSON LAB
投稿者
1984年生まれのフリーライター。 信州安曇野出身・東京多摩地区在住。 レゲエユニット「KaRaLi(カラリ)」でミュージシャンとしても活動中。