「いつまで経っても、ギターが上手くならないなぁ……」
という初心者の方に共通しているのが、基礎練習用のフレーズだけを延々と弾き続けていること。確かに基礎練習は大切ですが、それと並行で既存曲をたくさんコピーしないと、なかなか上達しないものです。
そこで今回は、エレキギター初心者の方に向けた「洋楽ロックのオススメ練習曲」をご紹介。西洋のカルチャーであるロックミュージックを弾くことで、基本的なリズムの取り方や、チョーキング、アルペジオといった、ギターならではのテクニックを身につけることができます。さっそくみていきましょう!
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もくじ
まずはエレキギター練習に最適の一曲、「Smells Like Teen Spirit」からご紹介。こちらは1990年代に一世を風靡したワシントン州出身のグランジバンド、「ニルヴァーナ(Nirvana)」の代表曲です。
ほぼ全てのセクションが、ギターを弾いたことがない人でも押さえられるパワーコードで構成されており、ミドルテンポなので、リズムを取りやすいのも魅力。加えて、ロックミュージックには欠かせないギターソロも音数が少ない単音弾きのみという、ギター初心者にうってつけの練習曲となっています。
★演奏上で意識すべきポイント★
この曲は全体的に演奏難易度が低く、ギター初心者でも少し練習すれば簡単に弾けるようになるでしょう。ただ、本家ニルヴァーナの演奏を忠実に再現するなら、ギターソロ後のフィードバック奏法を習得する必要があります
綺麗にフィードバックさせるコツとしては、予めアンプか歪み系エフェクターのゲインを高めに設定し、最後のフレーズを目一杯伸ばした時にハウリングさせること。上手くハウらない場合は、ギターをアンプに近づけて上下に揺らすと鳴りやすくなります。
アメリカを代表する3ピースパンク・ロックバンド、「グリーン・デイ(Green Day)」。ここでピックアップする「Basket Case」という曲は、歌いながら弾くことを前提とした“パワーコード一発”の楽曲構成であり、ギターソロもないので、超初心者向きの練習曲となっています。
★演奏上で意識すべきポイント★
ダウンピッキングのみのブリッジミュートが、ドラムのテンポに追いつかないことがあるかもしれません。始めの内はテンポを落としたメトロノームに合わせて練習し、慣れてきたら原曲と同じテンポに戻し、繰り返し練習してみましょう。一つひとつの音を丁寧に鳴らすことが上達への近道です。
ポップ・パンク、パワーポップなどのジャンルで活躍する世界の歌姫、「アブリル・ラヴィーン(Avril Lavigne)」。数ある名曲の中でもギター初心者にトライしてもらいたいのが、こちらの「Girlfriend」というナンバーです。
パワーコードとオクターブ奏法、音数の少ない単音弾きのみなので、難しいテクニックを必要としません。ギターを立って弾く練習にも最適であり、ライブパフォーマンスの練習にもうってつけ!
★演奏上で意識すべきポイント★
実際に弾いてみるとわかるのですが、Aメロで展開される「ダダッ……ダッ、ダダッ……ダッ」というリフのリズムが意外と取りづらいもの。ここもやはり、ドラムをしっかりと聴きながら、適切なリズムを取っていきましょう。そのほか、特に意識すべき点はありませんが、肝心なリズムについては気を配りたいところです。
イギリスの国民的ロックバンド、「オアシス(Oasis)」。同バンドが手がけるロックバラード、「Don’t Look Back In Anger」はエレキギターおよびアコースティックギターの定番練習曲です。
シンプルな楽曲構成とゆったりとしたミドルテンポが特徴的なナンバーですが、パワーコードに加え、「Fコード」を筆頭とするバレーコードや、アルペジオ、ダブルトーンなどもあるので、ここでピックアップする練習曲の中では少々高めの難易度です。
とはいえ、この曲が弾けるようになれば、ギター演奏の基礎を押さえたも同然。練習曲というよりも“課題曲”に近いかもしれませんが、ある程度弾けるようになってきたらトライしてみると良いでしょう。
★演奏上で意識すべきポイント★
全体を通してチョーキングのフレーズが多く、このテクニックを苦手とする方は苦戦するかもしれません。チョーキングに慣れないギター初心者は、目的の音程に達するようにチューナーを使って何度も練習を重ね、正しい指と手首の使い方を身につけましょう。次第に、通しで演奏してもチョーキングでつまずくことがなくなります。
世界的人気を誇るアメリカのロックバンド、「イーグルス(Eagles)」。ここでは、哀愁漂うブルージーな一曲、「Hotel California」をご紹介します。
比較的メジャーな、初心者向けのコードで構成されているこちらのナンバー。楽曲の後半には長いギターソロが展開されますが、フレーズさえ覚えてしまえば意外と簡単に弾けてしまいます。“泣きのギター”を習得したい方は是非挑戦してみましょう。
★演奏上で注意すべきポイント★
コードバッキングに関して特筆すべき点はとくになし。初心者でも押さえやすい簡単なコードが多く、あまり問題にはならないでしょう。肝心のギターソロですが、チョーキングを多用する場面が多いので、苦手な方は必ず練習を。そのほかのフレーズに関しては、練習を重ねていく内に指が動きを覚えるので、根気良くトライしていけば、いずれ弾けるようになるはずです。
「サム・フォーティーワン(Sum 41)」はカナダ・オンタリオ州出身の世界的パンクバンドです。疾走感溢れるナンバーが多い中、エレキギターの練習曲としてオススメしたいのがこちらの「The Hell Song」。イントロのギターリフがなんとも印象的な、同バンドの代表する一曲です。
ギターソロ以外はパワーコードと単音弾きのリフのみ。全体的にみると演奏難易度はそこまで高くありませんが、ギターソロは別です。動画をご覧になるとわかるように、ある程度の演奏テクニックが要求されます。また、イントロのギターリフも意外と難しいところ。ドラムをしっかり聴きながらリズムを取り、一音一音丁寧に演奏するようにしましょう。
★演奏上で意識すべきポイント★
最も意識したいのは、やはりギターソロ。一見複雑そうに感じるソロフレーズですが、よく聴いてみると、それほど難しいことはやっていません。上手く弾けない場合はテンポを遅らせたメトロノームに合わせ、何度も練習を重ねてみましょう。加えて、後半に待ち構えるユニゾンチョーキングをいかに綺麗鳴らせられるかが重要なので、チョーキングが苦手という方はしっかり練習してからトライしてみてください。
ギターをはじめとする楽器には、必ず基礎練習用のフレーズが存在します。しかし、そのフレーズをコピーしているだけでは、中々上達しないのも現実です。今回ご紹介した6曲はどれも演奏難易度が低く、ギターを始めたばかりの初心者でもわりとすぐに弾けるので、興味があったら是非挑戦してみてください!
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