ギター速弾きのコツ!効率的な練習法とは?
編集スタッフ :グッドラック・ナギ
エレキギターはとても華やかな楽器のひとつ。特に、ロックやポップといったジャンルでは派手なテクニックが駆使されることも多く、いろんなスタイルのプレイに挑戦してみたいという方もいらっしゃるでしょう。
そんなエレキギターのテクニックの中でも、基本的なもののひとつでありながら、とても華やかで、同時に初心者ギタリストの壁になってしまうケースも多いのが速弾きです。
速弾きはとても難しいもの…そんなイメージを抱いている方や、どうしてもうまくいかずに挫折しかかっている…なんて方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は速弾きのコツや効率的な練習法などについてご紹介していきたいと思います。
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もくじ
まず、どうして速弾きは難しいと感じられるのでしょうか?もちろん、単純にピッキングやフィンガリングを速くしなければならないので難しいという面もありますが、実はそれだけではありません。
フレーズが速くなると、自分でそのフレーズを理解できないまま弾こうとしてしまうことで難しく感じられてしまうというケースも多いのです。
一部のトップクラスの速弾きギタリストを除いて、一般的なロックやポップスにおける速弾きでは、ピッキングやフィンガリングの速さは、それほど極端なものではありません。慣れてしまえば誰もが無理なくこなすことができるものがほとんどです。
また、速弾きが難しく感じられてしまう理由としてもうひとつ挙げられるのが、正しいフォームでのピッキング・フィンガリングができていないというもの。正しいフォームが身についていなければ、どうしても動きにも無駄ができてしまいますし、余計な力が入ってしまいます。その結果として、速いピッキングやフィンガリングについていけなくなってしまうのです。
単純にピッキングやフィンガリングのスピードについていけない場合は、一度フォームを見直してみることをおすすめします。
速弾きがうまくできないと、使用しているギターに原因があるのでは?なんて考えてしまう方も多いかもしれません。
一般的には指板ができるだけフラットで、ネックが薄めのギターほど速弾きに適していると言われています。しかし、どんなギターでも速弾きはできます。それこそ、丸太のように太いネックのギターで速弾きをこなしてしまうギタリストも少なくありません。
ギターによる違いは、最終的に慣れです。そのギターに合った弾き方で練習を繰り返し、慣れていけばどんなギターでも速弾きはできます。
ピックに関しても同様ですが、初心者の方が速弾きに挑戦する場合は、厚みがあり、小さめで先が尖っているピックがおすすめです。
ただ、ピックに関してはかなり好みが分かれますので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
それでは、効率的に速弾きをマスターするにはどうすればいいのでしょう?ここでは、いくつかの方法をピックアップしてご紹介しましょう。
速弾きをマスターする上で、もっとも重要となるのはより正確なピッキングとフィンガリングです。スピードが速くなると、どうしても乱れてしまいがちなので、より正確さを意識することが重要なのです。
そのために、同じフレーズでも、ゆっくりとしたテンポから確実なピッキング・フィンガリングを身につけることを目指しましょう。その上で、少しずつテンポを上げて行けば、どんなに難しく思えていたフレーズでもきっとマスターできるはずです。
一見、とても非効率な練習方法に思えるかもしれませんが、最初から無理に速いテンポで練習するよりも確実に上達できますので、却って効率的と言えます。
力を抜いてプレイする練習をしてみましょう。速弾きというと、つい力んでしまいがちです。しかし、余計な力が入っていては速いピッキングやフィンガリングはできません。
なので、最初は難しく思えるかもしれませんが、できるだけ力を抜き、最小限の力でピッキングやフィンガリングをする練習をしてみましょう。
力を抜くということは速弾きのみでなく、いろんなテクニックにおいてもとても重要なポイントとなります。なので、できるだけ早い段階で身につけておくことをおすすめします。
どんなに速くピッキングやフィンガリングができていても、リズムがとれていなければ、とてもいい演奏とはいえません。
そこで、練習の際には必ずメトロノームやリズムマシンなどを使用してリズムを意識するようにしましょう。
どんなに華やかでかっこいいテクニックも、アンサンブルに合っていなければすべて台無しです。この点は必ず意識しておくようにしましょう。
また、リズムのことまでしっかりと意識できるようになると、自然と余裕が生まれるものです。そうなれば、無理なく速弾きをこなすことができるようになるはずです。
毎日の練習にリズムトレーニングは必ず取り入れることをおすすめします。