上達への近道!初心者におすすめのギターエクササイズ3選!
編集スタッフ :グッドラック・ナギ
ギターは人気の高い楽器ということもあって、さまざまなエクササイズが存在しています。もちろん、多くのフレーズを試してみるのもいいですが、効率を考えるのであれば、自分のレベルに合ったものを選択し、集中して練習することが大切です。
単にギターエクササイズといっても、初心者向けのものから上級者向けのものまでさまざま。まだ基礎ができていない状態で、中級者・上級者向けのエクササイズを行っても意味がないどころか、変な癖がついてしまったり、身体に負担をかけてしまうことになるかもしれません。
そこで、今回はギターの基礎を身につける上で役立つギターエクササイズをピックアップしてご紹介していきましょう。
もくじ
ジャンルを問わず、ギターを演奏する上で特に重要となるのがリズムです。正確にリズムを刻むことができなければ、音楽を奏でることはできません。
そこで、リズムキープを身につけるために役立つギターエクササイズをご紹介しましょう。
ギターは右利きの方の場合、右手でピッキングし、左手で押弦します。その両方がぴったりと合っていなければいい演奏はできません。
しかし、初心者の方の場合、ついつい押弦に気を取られ、ピッキングのリズムが乱れてしまいがちです。そこで、一度左手は無視して、ピッキングだけに集中してリズムキープの練習をしてみましょう。
一見簡単なように思えるかもしれませんが、さまざまなテンポ・パターンでリズムをキープするのは案外難しいものです。
リズムを身体に覚えさせるような感覚でピッキングの練習をしてみましょう。
チェックポイント:メトロノームに合わせてゆっくりとしたテンポから
このエクササイズのポイントは、必ずメトロノームを使用して、ゆっくりとしたテンポからはじめるという点です。メトロノームの音をしっかりと聴きながらリズムをキープしましょう。
メトロノームというと、多くの方がアナログの大きなものをイメージするかもしれません。
▲昔ながらの機械式メトロノーム
しかし、今日では小型で安価なデジタルメトロノームも登場しています。
▲持ち運びにも便利なデジタルメトロノーム
使い勝手や好みに合わせたメトロノームを選び、エクササイズに役立ててください。
最終的には押弦しながらリズムをキープできなければ意味がありません。しかし、いきなり複雑なフレーズを練習するのはおすすめできません。せっかく身につけたリズムが乱れてしまうことになるかもしれません。
そこで、簡単なコードでのバッキングでリズムキープの練習をしてみましょう。
押さえるコードは何でも構いません。初心者でも押弦しやすい、CやDmなどからはじめてみましょう。
少し慣れてきたら、テンポアップやパターンの変更、簡単なコードチェンジなどを取り入れると、より効率的なトレーニングになります。
無理のないパターンからゆっくりと練習して行くことが大切です。
ギターという楽器を自在に操るには、ちょっとした音楽理論を身につけることも大切です。人によっては「音楽理論」と聴くだけでちょっとしたアレルギー反応を起こしてしまうかもしれません。
しかし、ギターをプレイする上で欠かせないコードやスケールは無数にありますので、闇雲に覚えようとするよりも、ある程度の理論を覚え、考えた方が効率的なのです。
そこで、音楽理論を取り入れたエクササイズをご紹介しましょう。
初心者の方にいきなり「スケール」といってもチンプンカンプンかもしれません。簡単に説明すると「音階」のことです。音楽の授業で習う「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」の7音もスケールの一種で、「Cメジャースケール」とも呼ばれます。
スケールにもいくつかの種類があって、中でも特にシンプルなものが「ペンタトニックスケール」です。
このスケールにもメジャーとマイナーの2種類があり、メジャーペンタトニックスケールは、メジャースケールから4度と7度を抜いたもの。つまり、キーがCの「Cメジャーペンタトニックスケール」は「ド・レ・ミ・ソ・ラ」の5音になります。マイナーペンタトニックスケールは、ナチュラルマイナースケールから2度と6度の音を抜いたものにあたります。
音数が少ないこともあって、ペンタトニックスケールは覚えやすく、同時にさまざまな進行で使うことが可能ですので、アドリブソロにおいても欠かせないスケールです。
練習は簡単。単にスケール上を上下するだけでOK。リズムに合わせて音階を身体に覚え込ませるようにしましょう。
今回は数あるエクササイズの中でも、特に初心者の方におすすめしたいものを3つほどピックアップしてご紹介してみました。
最初は少し難しいと感じられるかもしれませんが、毎日の練習の中にうまく取り入れることができれば、確実にステップアップできることでしょう。