楽器としての存在は知っていても実際に手に取る機会はあまりないというものも少なくありません。バイオリンはその代表です。多くの方がバイオリンの形状や音色はご存知だと思います。しかし、敷居が高いイメージもあり実際に触れたことはないという方が多数派のようです。それこそ、子どものころから英才教育を受けなければ弾けるようにはなれないと思われがちです。
しかし近年では大人になってから趣味としてバイオリンを始めるという方も増えています。当サイトをご覧になっている方の中にも、これからバイオリンをはじめたいと考えている方も多いでしょう。
そこで、今回はバイオリンを始めるにあたって押さえておきたい基本的な知識や楽器の選び方、練習方法などをご紹介します。
あなたの音楽ライフを充実させるのに役立てていただければ幸いです。
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もくじ
冒頭でもご紹介しました通り、バイオリンは子どものころから練習しなければ身につかないというイメージが持たれがちです。
では、大人になってからはじめることはできないのでしょうか?
結論から言うと、バイオリンは大人になってから初めても十分に楽しむことができます。敷居の高い楽器というイメージもありますが、絶対に子どもの頃から英才教育を受けなければならないというわけではないのです。
クラシックの世界などでトップ奏者として活躍している方の多くが幼い頃から英才教育を受けていますので、大人になってからでは遅いというイメージが持たれがちです。
しかし、実際に大人になってからバイオリンをはじめて、1年程度でステージでの演奏を楽しめるようになったという方も少なくありません。
もちろん、他の楽器の演奏経験も不要です。これは他の多くの楽器にも共通して言えることですが、まったく音楽経験がない大人の初心者の方でも自分に合った練習さえできれば十分に上達できます。
これからバイオリンをはじめる上で、実際に曲を演奏できるようになるまでにどのくらいの期間がかかるのかは気になるポイントです。
もちろん、個人差はありますがバイオリンの初心者向け練習曲の定番のひとつである「さくら」であれば1~2週間程度で弾けるようになる方もいます。クラシックの定番曲であればバッハの「G線上のアリア」などが初心者でも弾きやすい曲として有名です。こちらも数ヶ月の練習である程度形にすることは可能です。
しっかりと練習できれば1年程度でかなりのレパートリーを持つことだって不可能ではありません。
最近ではポップスやロックなどの有名曲を初心者向けにアレンジされた楽譜集なども増えていますのでうまく活用してみましょう。
せっかくバイオリンをはじめたのに挫折してしまっては意味がありません。そこで、挫折しないためのポイントをご紹介します。
バイオリンを演奏するためには基礎が重要です。正しく楽器を扱えなければきれいな音を出すことさえできません。そこで、最初は基本的な構え方や弓の扱いをしっかりと覚える必要があります。
この基礎さえ覚えればバイオリンならではの美しい音を出すことができるようになります。バイオリン初心者の方の多くが、音をうまく出せないことで挫折してしまいます。いきなり練習フレーズや曲に挑戦しようとすると、音を出すための基礎が身につきませんので挫折しやすくなってしまうのです。
基礎を覚えるには、バイオリンの音楽教室に通うのがおすすめです。教本や動画で学ぶこともできますが、自分は同じようにやっているつもりでも違う部分があったり、気にしている部分は合っていても他の部分で重要なところを見逃してしまうことがあります。教室で先生に診てもらいながらアドバイスをもらうのは有効です。EYS音楽教室では無料でレッスンを体験できますので、一度試してみてはいかがでしょうか?
バイオリンというとクラシックをイメージする方が多いかもしれません。しかし、今日ではさまざまなジャンルで使われるようになっています。ポップスやロックなどとの相性も良い楽器です。
例えば、日本を代表するロックバンドであるLUNA SEAではギタリストのSUGIZOがバイオリンも兼任しており、曲によってはエレキバイオリンを使用しています。
また、人気アニメ・ゲームの「BanG Dream!(バンドリ)」の劇中に登場し、リアルでも活動を行っているモルフォニカでは、若手バイオリニストとして人気のAyasaが活躍しています。
バイオリンはクラシックのための楽器というイメージを一度捨ててみるとこの楽器のさらなる可能性を発見できるかもしれません。聴き慣れているポップスなどでもよく聴いてみるとバイオリンの音色に気付くこともあるはずです。注意深く探してみましょう。
これからバイオリンをはじめるにあたって、まずは楽器の購入を検討しているという方も多いかもしれません。そこで、続いては初心者向けのバイオリンの選び方のポイントをご紹介します。
初心者の方の場合、まずバイオリンをどのように選べばいいのかわからず、悩んでしまいがちです。
演奏したいジャンルによってもバイオリンの選び方は変わります。クラシックであればスタンダードな4弦タイプのものが中心ですが、ロックやポップスで使用したいのであればエレキの5弦タイプが使用されることも多くなっています。
自分がどんなジャンルに挑戦したいのかを考えた上で選ぶといいでしょう。
大人の場合、サイズについてはそれほど悩む必要はありません。通常の4/4サイズのものを選べば問題ないでしょう。
ただ、お子さんの場合は体のサイズに合わせて選ぶ必要があります。体の成長に合わせて楽器を持ち変える必要があります。なので、その前提で選ぶことが大切です。
目安としては3~4歳で1/16~1/10サイズ、5~7歳になると1/8~1/4サイズのものを選びます。もちろん、同じ年齢でも身長や手の長さなどは異なりますので、実際に楽器店や音楽教室などで手にしてみて選ぶことが大切です。
今日ではバイオリンにもさまざまな材質のものがあります。ですが、初心者の方が購入するのであれば、胴はスプルーストップにメイプルサイド・バック・ネック、そしてエボニー指板といったもっとも一般的なスペックのものがおすすめです。
安価なものの場合、一部に代用材や樹脂などを使用しているものもありますが、できるだけ基本のスペックに近いものを選ぶようにしましょう。
全体の特殊素材を使ったものなども近年注目を集めていますが、初心者の方の場合まずはバイオリンという楽器の本来の特徴を知る必要があります。だからこそ、一般的な材質のものを選ぶことをおすすめします。
バイオリンといえばとても高価な楽器というイメージを抱く方も多いかもしれません。しかし、実は価格帯は非常に幅広く、1万円程度で購入できるものから上を見るとキリがありません。そこで、悩みとなるのがどのくらいの価格のものを購入すればいいのかという点です。
最初は安価なものでいいと思われがちです。しかしさすがに1万円程度のものの場合チューニングが安定しなかったり、演奏しにくかったりするケースもあります。もちろん、すべてがそうというわけではありませんが、最初こそできるだけしっかりしたものを選ぶことをおすすめします。
価格帯としてはいろんな考え方がありますが5~10万円が最低ラインと考えるといいでしょう。この価格帯になるとしっかりしたメーカー品になりますし、中級者以上になっても愛用できるものになります。何よりもバイオリンらしい美しい音色をある程度楽しめるものとなれば、この価格帯以上のものを選ぶ必要があるでしょう。
もちろん、予算に余裕があるのであれば30万円以上の価格帯のものになるとさらに高品質なものも選択肢に入ります。 基本的には5万円以上で予算の許す限りできるだけ良いものを、と考えるといいでしょう。
最近では初心者向けの価格帯のバイオリンの選択肢もかなり増えています。バイオリンの場合、同じメーカーであってもサウンドの傾向や弾き心地はかなり異なっています。そのため「このメーカーなら間違いない」ということはありません。
だからこそ、初心者の方は迷ってしまいがちなのです。そこで、ここでは具体的に初心者の方におすすめのバイオリンをご紹介しましょう。
日本を代表する楽器メーカーであるYAMAHAのエントリーモデルです。実売価格7万円前後ながら手作業によって丁寧に造られています。フィニッシュもオイルニスによって仕上げられており、見た目が美しいだけでなく本格的なサウンドを楽しめます。
また、ケースや弓、松脂など演奏に必要なものがセットになっているという点も初心者には嬉しいポイントです。
老舗弦楽器メーカーである鈴木のスタンダードモデルです。高品質の材質を丁寧に組み上げて造られていますので、初心者の方のみでなく中・上級者の方も満足できるクオリティの楽器に仕上がっています。
長く愛用することのできるバイオリンを選びたいという方におすすめです。
ロックやポップスなどのジャンルで活躍できる5弦エレクトリックタイプのバイオリンです。手元でボリュームやトーンの調整も可能ですので、ソロのみでなくバンドアンサンブルの中でも使いやすくなっています。
実売価格5万円前後という価格帯ながら、職人の手作業によって組み上げられていますので長く愛用できるバイオリンです。
続いてはバイオリンの基本的な弾き方と早く上達するための練習方法をご紹介しましょう。
まずはバイオリンの基本的な弾き方から覚えましょう。
バイオリン本体は左肩に乗せ、左手でしっかりとネック部分を持ちます。この時にバイオリンとユカが並行になるようにしましょう。続いて、あご当てにしっかりとあごを乗せます。頭の重さをかけるような感覚で、しっかりと保持することで左手をコントロールしやすくなります。
弓は右手で柔らかく持ちます。指先でつまむような感覚です。最初はどうしても力が入ってしまいがちですが、できるだけリラックスして力を抜くことを意識してください。
構えを覚えたらいよいよ音を出していきます。バイオリンはご存知の通り、弓で弦を擦ることによって音を出します。
ポイントは弦に対して水平に弓を当てて、一定のスピードで動かすことです。弓を優しく弦に乗せるような感覚で動かしてみましょう。力を入れすぎるときれいな音はでませんので、音の変化をしっかりと耳で感じながら力を調節することが大切です。
バイオリンは開放弦と、指板上で弦を押さえることによって音程を変化させます。しかし、ギターなどと違ってフレットがありませんのでポジションを覚える必要があります。
基本のポジションをしっかりと覚えることによって自然に音程をコントロールできるようになりますが、最初は指板やネックにシールなどを貼るのもおすすめです。
また、最初は自分の耳だけでは正確に音程を判断するのが難しいため、チューナーなどを使って確認するようにしましょう。
バイオリンの基礎練習は弓の動かし方(ボウイング)と運指(フィンガリング)に分けられます。最終的にはその両方を同時に行うことになりますが、最初は右手と左手にわけて練習するのがおすすめです。
特にボウイングはバイオリンの演奏において特に重要なポイントとなります。安定してきれいな音を出せるようになるまでしっかりと練習しましょう。頭で考えるのではなく、体で覚えることができれば、自然に音を出せるようになります。
効率的にバイオリンの上達を目指すのであれば、音楽教室がおすすめです。確かにコストはかかりますが、なかなか上達できなかったり挫折してしまっては意味がありません。ギターやベースなどの他の弦楽器と比較すると、バイオリンは独学が難しい楽器なのです。
自分に合った音楽教室や先生に出会うことができれば、かけたコスト以上の効果を実感できることでしょう。
全国各地にスタジオを展開しているEYS音楽教室。さまざまな楽器のレッスンを行っています。もちろん、バイオリンは人気楽器ですので多くの教室でレッスンを受けることができます。そこで、ここではEYS音楽教室のバイオリンレッスンの魅力をご紹介します。
詳しくレッスンの様子を知りたい方は体験レポートの記事も併せてご確認ください。
未経験者がバイオリンレッスンを受けてみた!EYS音楽教室の無料体験レッスンはどんなもの?
EYS音楽教室の最大の魅力は本人のレベルに合わせたオーダーメイドレッスンです。まったくの初心者の方はもちろんのこと、経験者やブランクのある方など現時点でのレベルに合わせた的確なレッスンが受けられます。
そのため、着実な上達を期待することができます。
EYS音楽教室では忙しい方でも確実にレッスンを受けることができるシステムが採用されています。自分の予定に合わせてレッスンの予約ができるのはもちろんのこと、急な都合によってレッスンを受けられなくなったとしても、無料で補講を受けられます。なので、急な予定変更が多い方でもしっかりとレッスンが受けられるのです。
また、実際にレッスンを受けてみたものの満足できなかった場合、他の講師に変更してレッスンを受け直すことのできるENJOY保証というサービスも用意されています。
バイオリンをはじめるとなれば、当然自分の楽器が必要となります。とはいえ、本格的なバイオリンになるとかなり高価です。それがネックになってなかなかはじめることができないという方も多いのではないでしょうか?
EYS音楽教室では希望者全員に楽器プレゼントを行っています。もちろん、バイオリンも対象です。
プレゼントの楽器というと安価なものがイメージされがちですが、EYSの楽器は自社プロデュースによる本格派です。一般的な入門者向けモデルとは違い、中級者以上になっても愛用し続けることができます。
2020年に入ってから新型コロナウイルスの感染拡大の影響から自由に音楽教室に通うことができないという悩みを抱えている方も多いでしょう。
そこで、EYSでは音楽教室でオンラインレッスンにも対応しています。ネット環境とパソコンなどの端末さえあれば、いつでも好きな時間にEYS音楽教室自慢のオーダーメイドレッスンを受けることができます。
もちろん、通常のスタジオレッスンと同様に無料体験レッスンも実施しています。これからバイオリンをはじめたいと考えている方は、まずは体験レッスンを受けてみてはいかがでしょう?
最後に、初心者の方に聞いていただきたいバイオリンの練習曲・名曲を7曲ほどピックアップしてご紹介したいと思います。
クラシックはもちろんのこと、ポップスやロックなどもご紹介します。
誰もが一度は耳にしたことのある有名曲であり、同時に初心者向けの練習曲の定番でもあります。
初心者の方が最初に挑戦するクラシック曲にぴったりです。難易度はそれほど高くありませんが、しっかりとバイオリンを「弾いている感」をしっかりと味わえますので、モチベーションも上がります。
クラシックにおけるバイオリンの名曲といえば絶対に外せないのがバッハの「無伴奏バイオリンのためのソナタ&パルティータ」です。組曲となっていますがいずれもバイオリンという楽器の魅力を限界まで活かしたものとなっています。
難易度も非常に高く、コンクールなどの課題曲などにもよく挙げられています。初心者の方の練習曲としては少し厳しいかもしれませんが、バイオリンを手にするのであれば一度は聴いておくべきでしょう。
こちらも初心者向けの定番練習曲のひとつになっています。ゆったりとしたテンポの曲で、しっかりと音を伸ばす練習にぴったりです。
先程ご紹介した「G線上のアリア」と同様に、耳にする機会の多い曲ですので、レパートリーのひとつとしてマスターしておきたい曲のひとつです。
続いてはヴィバルディの代表曲であり、バイオリンの名曲の筆頭にも挙げられる「バイオリン協奏曲「四季」」です。中でも「春」はとても有名な曲なので誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。
こちらもバイオリンを手にするのであれば必ず挑戦してみたい曲のひとつです。
こちらも超有名曲ですので、メンデルスゾーンという作曲家の名前は知らなくても曲は聴いたことがあるかと思います。さまざまなテレビCMやテレビドラマなどでも使用されています。
こちらもやはり難易度はとても高いですが、この曲に憧れてバイオリンを手にしたという方も多いのではないでしょうか?
しっかりと聴いたことがないという方は、最後まで聴き込んでみてください。きっとバイオリンという楽器の魅力をより深く知ることができるはずです。
バイオリニストとしてはもちろんのこと、多方面で活躍している葉加瀬太郎の代表曲のひとつです。人気番組のテーマソングですので、耳にしたことがあるという方も多いかと思います。
はっきりとしたメロディはとても覚えやすく、脱初心者のための練習曲としても人気となっています。
最後にご紹介するのは、人気アニメ・スマホゲームの「BanG Dream!バンドリ」シリーズ内に登場する架空のバンド「モルフォニカ」です。
このバンドはリアルバンドとしても活動を行っており、バイオリンを担当するのはロック・ポップスシーンで活躍中の新進バイオリニストのAyasaです。5弦バイオリンを巧みに使いこなす素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
バイオリンとは弦楽器を代表するもののひとつで、クラシックなどで使用される「バイオリン属」に属する4つの楽器の中でもっとも小さく高音域を出すことのできます。
多くの弦楽器と同じようにほとんどのパーツが木材によって構成されています。構造は内部が空洞になった胴(ボディ)に指板を張り合わせた竿(ネック)を接合したものとなっています。
使用される材はさまざまですがもっとも一般的なのは胴の表板がスプルース、裏板と側面、竿にはメイプル、そして指板にはエボニーという構成です。本格的なものはすべて単板ですが、低価格帯のものの中には一部合板や集合材などが使用されているケースもあります。
そして弦は基本的に4本で、古くはガット(羊の腸から作られた弦)が使用されていましたが現在では金属や合成繊維のものが一般的です。
開放弦の調弦(チューニング)は正面から見て左からE・A・D・Gです。完全5度の関係で並んでおり、ギターやベースなどの楽器に触れたことのある方にとってはおなじみのチューニングです。
ギターなどは弦を指やピックで弾いて音を鳴らしますがバイオリンの場合は弓で擦ることで音を出します。この点がバイオリンという楽器の肝であり、私達にとって比較的身近なギターやベースなどの弦楽器との最大の違いです。
冒頭でもご紹介した通り、バイオリンはギターやベースなどと比較すると「敷居が高い」楽器というイメージが持たれています。同じ弦楽器なのにどうしてこんなに違いがあるのでしょう?
いくつかの理由がありますが、やはりクラシックに使われることが多いという点が大きいでしょう。クラシックを演奏するためには幼いころから厳しいレッスンを受けなければならない…そんなイメージが持たれがちです。事実、一流の演奏家の多くは幼い頃から楽器を手にして英才教育を受けています。しかし、単純に演奏を「楽しむ」ことが目的であれば、何も英才教育を受ける必要はありません。それこそ、大人になってからであっても十分に楽しむことができます。それがあまり知られていないことで「敷居が高い」というイメージが持たれているのでしょう。
また、フレットの有無や弓を使って音を出すという点も難しいイメージを持たれる理由のひとつとなっているようです。
確かにギターやベースはフレットがあることで正しくチューニングできていれば初心者の方でも比較的簡単に正しい音程を鳴らすことができます。それに対してバイオリンにはフレットがありません。そのため、ポジションを覚えて最終的には耳で判断する必要があります。それが難しいと感じられるようです。
また、指やピックで弦を弾く場合、とりあえず音を出すのは難しくありません。それに対して弓の場合、ある程度正しく扱えなければ安定した音を出すことができないのです。
このような点からバイオリン=難しい楽器というイメージが生まれ、敷居が高く感じられてしまうこともあるようです。
確かにバイオリンは決して簡単な楽器とは言えません。しかし、古くから多くの人に愛され、演奏され続けてきた楽器です。なので、正しい演奏方法を学べば誰でも演奏を楽しめるようになります。
それこそ、近年増えているEYS音楽教室をはじめとする大人の音楽教室に通えば短期間で自由に演奏を楽しめることでしょう。
バイオリンというと、遠い昔からさまざまな音楽で使用されてきた楽器です。しかし、そのルーツや歴史についてはあまり知られていません。
そこで、続いてはバイオリンのルーツや歴史についてご紹介しましょう。
あらゆる楽器に共通していますが、楽器のルーツにはいくつかの説があります。バイオリンも例外ではありませんが、もっとも有力なのはラバーブという楽器から派生したものという説です。ラバーブは中東で誕生した楽器で、イスラム教の普及とともに世界中に広がっていったとされています。
中世以前の楽器は他の地域に伝わると、その土地に合ったスタイルに派生していくのが一般的です。ラバーブもヨーロッパではレベックという楽器に変化しました。
15~17世紀頃にレベックはヨーロッパで広がりダンスと共に演奏される庶民的な楽器として愛されています。
そんなレベックをさらに改良した現代のバイオリンが誕生したのは16世紀初頭という説が有力ですが、現存している最古のものは16世紀後半製のもの。しかし、それ以前から北イタリアをはじめとするヨーロッパ各地の文献などに登場しています。
その後、17~18世紀になるとストラディバリ一族やグァルネリ一族、ニコロ・アマティなど著名な製作者が相次いで誕生したことによってバイオリンという楽器の完成度はさらに高められていきます。
こうして完成したバイオリンですが近年ではさらなる進化を遂げており、エレキギターのように弦の振動を電気信号に変換してアンプから出力するエレクトリック・バイオリンなども誕生しています。
さらに、低音弦を追加して5弦化することによってヴィオラの音域もカバーできるものなども登場し、バイオリンも確実に進化を続けています。
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