伝統楽器や民族楽器というと、特殊な楽器で縁遠いもの…そんなイメージを抱いている方も多いかもしれません。
ですが、実は今日のポップスやロックではさまざまな伝統楽器・民族楽器が使用されるようになっています。二胡もそのひとつ。近年では女子十二楽坊などの影響もあって幅広い世代の方に人気の楽器となりました。
とはいえ、海外の民族楽器ですので具体的にどんな楽器なのかわからず、気になるものの一歩を踏み出せないという方も多いようです。そこで、今回は初心者の方向けに二胡を始める前に押さえておきたい基本的な知識や練習方法をご紹介します。
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もくじ
最近ではテレビなどでも目にする機会が多くなっていますので、二胡の形状や音色はすぐにイメージできるという方が多いかもしれません。
とはいえ、一般的な学校の音楽の授業などでは触れる機会のない楽器。ピアノやギターなどと比較すると、一般家庭で見られる機会はほとんどないでしょう。
そのため、二胡とは具体的にどんな楽器なのかご存じないという方がほとんどだと思います。そこで、まずは二胡という楽器に関する基礎知識をご紹介しましょう。
二胡(にこ)は中国の民族楽器として知られていますが、その発祥は中国ではなくシルクロードを渡って伝来したものと考えられています。
二胡をはじめとする擦弦楽器は紀元前のインドで誕生しました。その後、アラビア半島で発展し、東西へと広がっていきます。その中で、いくつも形へと派生していきました。例えば、西に伝わっていったものは現在のバイオリンなどの西洋楽器へと進化しています。そして、アジアに広がったもののうち、3弦のものは胡弓として、2弦のものは二胡として中国に定着したのです。
とはいえ、最初から現在の形だったわけではありません。もともとは、本体を寝かせ、棒で擦って音を出すという形でした。この楽器は現在でも「軋箏」と呼ばれて、一部で残っています。
本体を立てて弓で擦って音を鳴らす二胡が誕生したのは宋の時代に入った11世紀の終わりのことでした。
その後、二胡は中国全土で大衆音楽の伴奏に使われるようになりました。
さらに20世紀に入ると中国にも西洋音楽が流入し、バイオリンなど奏法が取り入れられることによって新しい演奏技術が誕生し、現代に至ります。
楽器としても進化を続けており、1950年代に入ると楽器としての改良も急速に進んでいくことになりました。従来、弦は絹でできていましたが、金属製にすることで音量も大きくなり、さまざまなジャンルの音楽で使われるようになっています。
二胡という楽器はその歴史の中で変化していきましたが、現在では木製の棹、胴と皮、そして金属製の弦によって構成されています。
棹と胴は同じ材が使用されており、紫檀や紅木、黒檀などの密度の高い木材が使われるのが一般的です。そして、皮はニシキヘビがもっともメジャーで、二胡の音色を決定付ける重要な要素で、品質の高いものが選ばれます。
非常に表現力の高い楽器として知られており、柔らかく優しい音から勇ましく力強い音、そして動物の鳴き声までさまざまな音を出すことができます。
先ほどもご紹介しました通り、もともと二胡は伴奏楽器としての役割が中心でした。ですが、20世紀初頭からは独奏にも用いられるようになり、現代では伝統音楽のみでなく、西洋音楽やポップスなどさまざまなジャンルで使われる楽器となりました。
二胡をはじめとする擦弦楽器は楽器未経験の方には難しいというイメージが持たれがちです。まして伝統楽器となればさらに敷居が高く感じられます。
では、実際の所、楽器初心者でも二胡は弾けるようになるのでしょうか?
結論から言ってしまうと、二胡はもともと中国の大衆層を中心に栄えてきた楽器ということもあり、とてもシンプルです。そのため、楽器初心者であっても練習次第でマスターすることが可能です。特に近年では楽器としても改良されていますので扱いやすく、家庭でも管理しやすくなっています。
ただし、擦弦楽器全般に共通しますが感覚的に覚えなければならない部分も多いため、独学よりも音楽教室に通うのがおすすめです。
二胡などの伝統楽器の教室というと、さまざまなしきたりなどがあり、なかなか一歩を踏み出せないもの。しかし、最近ではポップスなどさまざまなジャンルで二胡が使われるようになったこともあってカジュアルなスタイルで通える教室も増えました。EYS音楽教室もそのひとつです。気になる方は、まずは体験レッスンなどに参加して実際に二胡に触れてみましょう。
西洋音楽が一般的になった現代において、楽譜というと五線譜が真っ先に思い浮かびます。しかし、伝統楽器には独自の楽譜を使用するものも多く、二胡も例外ではありません。
二胡で使われることが多いのは数字譜と呼ばれるもの。各音を数字に置き換えたもので、調性は最初に記された記号によって判断します。
五線譜のように実音で記されているわけではありませんので、特に他の楽器を経験している方は戸惑ってしまうかもしれません。しかし、慣れればすぐに読めるようになるでしょう。
また、西洋音楽が普及した現代では五線譜を使用するケースもあります。いろんな曲に挑戦したいのであれば五線譜の読み方も覚えておくべきです。
二胡ではさまざまな音階の演奏が可能です。弦は2本しかありませんが、無段階に音を出すことができますので、自由度が高く、さまざまな音階での演奏ができます。
チューニングは外弦をA、内弦がDになります。かつてはピッチパイプや音叉を使ってチューニングされていましたが、現代ではギターなどでも使われるチューナーを使用するのが一般的です。
上記の通り、二胡ではさまざまな曲を弾くことができます。
とはいえ、実際にはどんな曲が弾けるのかが気になっているという方も多いのではありませんか?
以下の記事では二胡という楽器の魅力を存分に活かせる人気曲をピックアップしています。
中国の古楽器グループである女子十二楽坊などの活躍によって、二胡という楽器の存在はある程度知っている方が多いと思います。ですが、具体的にどうやって演奏しているのか、どんな仕組みで音が出るのかはご存じない方も多いでしょう。
そこで、ここでは二胡の基本的な弾き方や効果的な練習方法についてご紹介しましょう。
すでにご紹介しました通り、二胡は張られた2本の弦を弓によって擦って演奏する楽器です。音が出る仕組みはバイオリンなどをイメージすると分かりやすいでしょう。
とはいえ、ただ弓で弦を擦るだけでは美しい音を出すことはできません。そこで、まずは基本的な弾き方をご紹介します。
二胡は基本的に椅子に座って演奏します。しかし、ただ座ればいいわけではありません。その姿勢は音にも大きく影響するのです。
まず、浅めに腰掛けて足を地面につけた状態で太ももが水平になる高さの椅子を用意しましょう。高さを調整できる椅子があれば、よりベストな状態を保ちやすくなります。
高さの合った椅子に浅めに腰掛けたら、膝を肩幅程度に開き、左足を半歩前に出してください。
そして二胡の棹を左手で持ち、胴が左の太ももと下腹部に付くように置きます。
左足を前に出していることもあって慣れるまでは身体がねじれ、力が入ってしまいがちです。なので、できるだけ上体をできるだけまっすぐと起こすことを心がけるようにしてください。
きれいに体勢を整えることができたら、二胡を構えます。前述の通り、二胡の棹は左手で保持します。ポイントは太ももに対して垂直ではなく、少しだけ前方に傾けること。
そして、右手で弓を持ちます。慣れていない方の場合、右手に力が入りすぎてしまいがちです。しかし、これでは弓をうまくコントロールできません。なので、できるだけ重心を下げてリラックスしてください。
繰り返しになりますが、二胡は弓によって弦を擦ることで音を出す楽器です。つまり、弓を弦に当てて左右に動かして演奏します。
この弓の動かし方には弓元(右手側)から弓先(左手)側へと動かすダウンボウと、逆に弓先から弓元へと移動するアップボウの2種類があり、その組み合わせで演奏を行います。
弓を動かす際のポイントは、できるだけ方を動かさずに水平に移動させることです。決して弓は上下には動かさず、重心を下に感じながら弓を安定させることを意識しましょう。
弓の位置を力でコントロールするのではなく、ある程度重力に任せるイメージを持つとわかりやすいかもしれません。
二胡は運弓と押弦を組み合わせることによって演奏する楽器です。そのため、運弓と同様に、正しい押弦も重要となります。
最大のポイントは2本の弦を1本の指で同じ力で押さえること。これが二胡の演奏の基本です。初心者の方は横の方向から力を入れて弦を押さえてしまいがちですが、これでは2本の弦に同じように力が入りません。なので、棹に向かって上からしっかりと押さえるようにしましょう。こうすることで2本の弦を同時にきれいに鳴らすことができます。
力まずに指の第一関節をしっかりと曲げてピンポイントでしっかり押さえるようにしましょう。
二胡上達のためには基礎的な練習の積み重ねが重要です。上記の通り、正しい運弓と運指を身につけるためには反復練習が有効です。
擦弦楽器の場合、最初は無理な力が入ってしまいがちなため、繰り返して練習を繰り返すことによって自然に力を抜くことができるでしょう。
基本的な運弓と運指をある程度身につけたら、続けて正確な音程を取る練習も大切です。二胡は同じ弦楽器でもギターなどのようにフレットを持たない楽器。なので、正確な音程を出すためには正確なポジションでの押弦が求められるのです。
最初は正しいポジションに印をつけるなどして覚えていくのも有効ですが、最終的には耳で判断する必要があります。なので、デジタルチューナーなどを使って音程を確認しながら練習していきましょう。
音程が取れるようになったら、音階を鳴らしたり、曲を弾きながら練習を重ねていくのが一般的です。
二胡に限らず、楽器の上達には教室などで習うという形と独学の2つのパターンがあります。
では、二胡の場合は独学でも上達できるのでしょうか?
もちろん、独学でも二胡の上達は可能です。近年では教則DVDやネット動画なども多くなっていますので、以前よりも独学でも学びやすくなっています。
ただし、独学の場合はなかなか自分の悪いクセに気づくことができずに上達が妨げられてしまったり、そもそも何を練習すればいいのかわからず、非効率なエクササイズを繰り返すことになってしまうケースもありますので注意が必要です。
大人になってから二胡などの伝統楽器を学ぶとなると、教室にも通いにくいというイメージを抱いている方も多いでしょう。ですが、近年では大人向けの二胡教室も増えています。
EYSの二胡教室もそのひとつです。
ここではEYSの二胡レッスンの特徴をいくつかご紹介します。
EYS音楽教室ではひとりひとりの目標に合わせて練習することができるオーダーメイドレッスンを採用しています。
たとえば、まったくの初心者の方であれば楽器の持ち方といった基礎の基礎から学べます。逆に、過去に経験があるものの挫折してしまったといった方の場合、挫折してしまったポイントを中心としたレッスンを受けることが可能です。
また、自分が弾いてみたい曲をリクエストし、レッスンを受けることもできます。自分の目標に合わせて着実に成長できるのもオーダーメイドレッスンの特徴です。
楽器をはじめるとなれば、まずは自分の楽器が欲しくなるものです。とはいえ、初心者の方の場合、何を選べばいいのかわからず悩んでしまいがちな上、予算も気になります。
そこで、EYSでは希望者全員に楽器プレゼントを行っています。プレゼント用の楽器もEYSプロデュースの本格派。長く愛用できる楽器に仕上がっています。
仕事の都合などで、いつも同じ時間にレッスンを受けることができない…そんな悩みを抱えている方も多いようです。
そこでEYSでは自分の予定に合わせて予約し、レッスンを受けることができます。また、急用などによってレッスンをキャンセルしてしまった場合の補講も無料ですので、予定が変則的な方も安心です。
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全国で音楽教室を運営するEYSは、2010年にOPENした新宿スタジオの会員純増数が2,000名を突破して地域NO.1に輝くなど、その人気は折り紙付きです。
そんなEYS音楽教室の魅力についてご紹介します。
アマチュアではなく、実際にミュージシャンとして生計を立てているプロが講師となってレッスンを実施します。
そのため、ただのレッスンではなく、プロの知見を生かしながら本物の音楽を提供し、あなたが楽器を演奏できるようになるまでプロデュースしてくれるのです。
目標としては、半年で1曲演奏できるようになるまでしっかりと寄り添ってくれます。
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楽器の善し悪しは音だけでなく、演奏しやすさにも大きく影響します。そこで、最後に初心者の方にオススメの二胡の選び方や、予算などについてもご紹介しましょう。
最初にチェックしたいのは材質です。すでにご紹介しました通り、二胡は棹と胴、皮で構成されています。棹と胴に使われているのが木材で、皮の部分には動物の皮などが使用されています。
まず、木材ですが紫檀や黒檀、紅木などが一般的です。当然木材によって音色は異なっており、一般的には紫檀は華やかな音色、紅木は哀愁感のある枯れた音色が特徴とされています。
とはいえ、同じ材であっても音は異なりますし、初心者の方の場合はその違いの判断が難しいのも事実です。
しかし、基本的に紫檀や黒檀、紅木などを使用しているものを選ぶのが無難です。
続いて、皮ですがニシキヘビのものが主流となっています。この皮が厚すぎても薄すぎてもいい音はでません。
ポイントは太鼓のように叩いてみてきれいに音が響くのかをチェックするといいでしょう。
胴の形状にもいくつかのパターンがあります。昔ながらの六角形のものや、さらに大きな音を出すための八角形のもの、さらにサイズアップした楕円のものなどさまざまなものがあり、音色も音量も異なります。
また、棹の形状には極端な違いはありませんが、中には装飾などの飾りが施されているものも少なくありません。この点に関しては大きく音質などが変わるわけではありませんので、好みや予算に応じて選ぶようにしましょう。
調弦軸にもいくつかの種類があります。もっともシンプルなのは木軸です。軸穴に差し込んでいるだけのシンプルなタイプのもので、古くから現代にいたるまで多くの二胡に採用されています。ただ、チューニングには少しコツが必要です。
その他にもギア式軸、ネジ式軸があります。こちらはギアやネジを採用することによって、より微調整がしやすく改良されたもの。ただし、巻きが遅くなるといった欠点もあります。
それぞれにメリット、デメリットがありますが最終的には慣れですので好みに合わせて選んでも問題ないでしょう。
最後には、気になる予算についてご紹介します。
とはいえ、二胡の価格帯は非常に幅広く、一概にはいくらとは言えません。
紅木の棹、胴にニシキヘビ皮を使用した定番のもので、初心者向けのものであれば50,000円ほどからが相場です。
材質にこだわったものになると一気に価格が跳ね上がり30万円以上、そして稀少材を使用したものになると100万円を超えるものも珍しくありません。
二胡という楽器は人気が高まっている一方で、なかなか実際に手にする機会がなく、悩んでいるという方も多いのではないでしょうか?
EYS音楽教室であれば、敷居が高く感じられてしまいがちな二胡も気軽にレッスンを受けることができます。無料の体験レッスンも各地で実施されていますので、一度二胡という楽器に触れてみてはいかがでしょう?
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