プロ奏者に習う大人のユーフォニアム教室。無料体験レッスンに行ってみた。
投稿者 :しも
ライター自ら、音楽教室でさまざまな楽器演奏を体験するこの企画。ドラム、二胡、サックスに続き、今回は初めての金管楽器ユーフォニアムの無料体験レッスンに行ってきました!
ユーフォニアムといえばアニメ「響け!ユーフォニアム」の影響で、ぐっと知名度が上がった楽器。とはいえ、金管楽器は触るのも初心者です。さぁ、どんな感じなのでしょうか。音楽スクールに早速行ってみましょう。
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もくじ
今回の無料体験レッスンの場所は、EYS音楽教室の横浜校。
JR横浜駅東口からもすぐ、徒歩1分のビルにあります。
今回の講師は河野岳美(こうの たけみ)さん。簡単にプロフィールをご紹介すると…
日本大学芸術学部音楽学科をユーフォニアム専攻で卒業。プレイヤーとして自身の演奏活動のみならず、首都圏の中学校、高等学校吹奏楽部の講師として音楽教育にも精力的に活動中。
現在、EYS音楽教室では、講師としてユーフォニアム以外にもエレキベース、コントラバス、トロンボーンを教えるマルチプレイヤーです。
ユーフォニアムは、1843年にドイツ・ワイマールのコンサートマスターだったFerdinand Sommer(フェルディナント・ゾンマー)が、自分専用のソロ楽器として発案したSommerophone(ゾンメロフォン)を元に改良が加えられて誕生した金管楽器です。
他の金管楽器と比べれば歴史の浅い楽器なので、モーツァルトやベートーヴェン、シューベルトといった古典派時代のオーケストラの楽譜には登場せず、吹奏楽でよく使われます。
トランペットやホルン、トロンボーンといった他の金管楽器に比べると目立たないように思われがちですが、テレビアニメ「響け!ユーフォニアム」が放送されてから、その知名度は高まり、今注目を集めている楽器です。
それでは早速30分間の体験レッスンがスタートです。
「まずはノーヒントで、ユーフォニアムを吹いてみてください。」
え?いきなり??
口の形もわからないまま、とりあえずマウスピースに口をつけて息を吹き込んでみます。
ブ〜〜〜♪
オッ!口元に程よい抵抗感があり、空気を前に押し出すと、野太い音が出ました!
続けてもう一度息を吹き込んでみます。
………
おっと、今度は全く音が出ない。
一体どういうことでしょう。
「ユーフォニアムのような金管楽器は自分の唇をブルブルと振動させて音を出します。例えば歌を歌うとき、人は無意識で声帯を震わせて音程や強弱をコントロールしますが、それを唇でコントロールするということ。まずはその感覚を覚えることが、ユーフォニアムを吹けるようになるための第一歩です。基本の口の形は、軽く閉じ、ニッコリと微笑むイメージで口角を上げます。」
「また、吹き方によって音程も変わるので、ただ単に音を出せるようになるのではなく、狙った音程を出せるようになることも大切です。音程をコントロールするときのイメージとしては、低い音が手前にあって、高い音は遠くにあり、そこを狙って空気を当てにいくという感覚です。」
今度は先生から教えてもらった口の形で、音程も意識しながら吹いてみます。
キレイに音がでたかと思えば、一度口を離すと感覚がリセットされてしまい、次は全く音が出なかったり、音が出ても先ほどとは全く違った音階だったり…これは今まで体験した楽器にはない感覚です。
最初に音が出たのはまぐれだったのでしょうか。
その度に先生は、私の口の状態を見ながら「もっと低音を下から支える感覚で吹いてみてください。」などと、いろいろなアドバイスをしてくれます。
「人によって唇の形が違うので、吹き方の正解はその人自身が見つけるしかありません。だから、金管楽器を教える時は一人一人の様子を見ながら、その人に合わせたアドバイスをします。」
ユーフォニアムの体験レッスンは、初心者の場合、音を出すことができれば大成功とのこと。
ちなみに教室に通う方には、昔、部活でユーフォニアムを演奏していた方や、現在部活等で担当していてさらなる練習のために来る方も多いそうです。
最後に先生が「Song for Ina」という曲を披露してくれました。
ふくよかで柔らかな音色に思わずウットリ。
「ユーフォニアムは美しい音色が人気の楽器です。また、伴奏からメロディ、ソロまで、マルチに活躍できるので、実は吹奏楽の中では花形。アンサンブルの中域を支え、一歩後ろから全体をコントロールする、とても魅力的な存在です。」
私にとって初めて体験する金管楽器でしたが、これまでに経験した楽器の中では音を出すのに苦労しました。
多少音は出せたものの、唇の振動をコントロールするという未体験の感覚を習得するためには少々時間がかかりそうです。
しかし、ひと筋縄ではいかないからこそ面白い!音が出た時の喜びはひとしおです。
先生曰わく、簡単な曲であれば、きちんと練習すれば3ヶ月くらいで吹けるようになるのだそう。
また、同じ金管楽器でもトランペットやトロンボーンよりもマウスピースが大きくて吹きやすいので、比較的音は出やすいそうです。
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体験入学を終えて、「やっぱり楽しいから通いたい!」と思えたら、具体的に通うことを想定して、教室の場所を考えてみましょう。
初回は「なんとなく体験入学に行ってみた」という方が大半かと思います。
そこで、これから長期間にわたって通い続けることを想定して、無理なく通学できるのかを考える必要があります。
時間に余裕がある場合は、通学に時間がかかってでもレッスンに行くという行為そのものが楽しみのひとつになるかもしれません。
しかし、仕事や家事、育児で忙しい人からすると通学にかかる時間も負担になり、途中で行くのをやめてしまう可能性も出てきてしまいます。
そのため、職場や自宅に近い、もしくは普段よく通るルート上にあるスクールを選ぶ方が無難です。
自宅の近くや行動圏内にあるアクセスしやすい街や駅など、自分がずっと通っているイメージを持って、想像しながら教室の場所を選んでみましょう!
EYS音楽教室なら全国さまざまな場所で開校しているため、無理なく選ぶことができます!
これも立地に関係するところではあるのですが、例えばすぐに引っ越すことがわかっているのに現在の居住地近くの教室を探すというのは少し無理があります。
なぜなら全くの初心者が、数回通っただけで目標とするレベルにまで上達することはないからです。
だからこそ、目標を明確に持って「いつまでにどうなりたいか」を定めておくことがいいでしょう。
その方が、ダラダラ続けることなく、限られた時間の中で集中して練習することができるのです。
例えば、半年後にある友人の結婚式の余興で披露して驚かせたい、といったもので構いません。
教室に通う目的は上達だけでなく、楽しみたい、大切な人を驚かせたい、喜ばせたいなどさまざまですが、どういう理由であれ目的があることが大切なのです。
目安としては、自分で満足できるレベルになるまでだいたい半年~3年程度と思っておくとよいでしょう。
あまりに長すぎる期間を設定したり、高すぎる目標を持ってしまうとモチベーションがキープできずに挫折してしまいますので、程よいところの目標がオススメです。
迷うようなら、教室の先生に質問してみてもいいかもしれません。
もちろん目標を達成するごとに次の目標を掲げてステップアップしていくのもよし、レッスンをやめてしまってもいいでしょう。
いずれにせよ、ゴールを設定することによって、楽器の上達や集中力が格段に上がるのです!
あなたも一度、無料の体験レッスンでその新鮮な感覚を味わってみてはいかがでしょうか♪
他の楽器にも興味があるという方は、ぜひ以下の体験レッスンの記事も併せて参考してみてください。EYS音楽教室の雰囲気がよくわかると思いますよ♪