エレキベースのスケール(弦長)って?何が違うの?
編集スタッフ :グッドラック・ナギ
エレキベースにもさまざまな種類のものがあります。その中から自分に合ったものを見つけなければなりません。
エレキベースの分類にもさまざまな方法がありますが、サウンド・プレイアビリティともに大きく影響を与えることになるのが、スケール(弦長)です。
一見しただけではどれも同じように思えるかもしれませんが、同じタイプのエレキベースでもさまざまなスケールのものがあります。
スケールが異なれば当然、ネックの長さ、フレット間の距離なども異なりますので、まったく弾き心地は変わってきます。また、弦のテンションなども違ってきますのでサウンドも変わってくるのです。
そこで、今回はエレキベースのスケールについて詳しくお話していきましょう。
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もくじ
エレキベースにはいろんなスケールのものがあります。そこで、まずは代表的なスケールとその特徴をピックアップしてご紹介していきましょう。
エレキベースのスケールで基準となるのはロングスケールです。もっとも一般的で、多くのベーシストに愛用されています。
メーカーによって多少異なることもありますが、弦長は一般的に34インチ(864mm)。
テンション感もしっかりあって、それぞれの音がはっきりとしますので、特別なこだわりがなければ、まずはロングスケールのものを選ぶべきでしょう。
フェンダーのジャズベースやプレシジョンベース、ギブソンのサンダーバード、リッケンバッカーの4001、4003などがロングスケールにあたります。
少し短い32インチ(812mm)スケールを採用しているものが一般的にミディアムスケールと呼ばれています。
ロングスケールとの差は5cm程度ですが、全体的にサイズが小さくなりますので取り回しもしやすくなりますし、フィンガリングも楽です。
ややサウンドが不明瞭になってしまうというデメリットもありますが、その特徴を活かした音作りを楽しんでいるベーシストも少なくありません。
ミディアムスケールのベースにはこれといった代表モデルはありませんが、各メーカーがロングスケールの代表モデルをダウンサイジングして販売しているケースがあります。
フェンダーのジャズベースやプレシジョンベースにもミディアムスケールのモデルがラインナップされていますのでチェックしてみましょう。
一般的なエレキベースの中でもっとも短い30インチ(762mm)スケールを採用しているのがショートスケールです。
さすがにロングスケールとはかなり弦長に差がありますので、弾き心地やサウンドは大きく異なります。
最大のメリットはやはりプレイアビリティの高さです。ギターのスケールに近いことから、ギタリストでも違和感なくプレイすることができます。
ただ、テンションが弱くなってしまうこともあり、チューニングが不安定になってしまいがちだったり、サウンドのレンジが狭いといったデメリットもあります。
しかし、ショートスケールならではの独特のサウンドに魅了されているベーシストも決して少なくありません。
特に、アタックがウォームになる分だけ低域がより強く聞こえることもあり、よりグルーヴ感を出すことも可能です。
ショートスケールは、フェンダーのマスタングベースをはじめとしたスチューデントモデルに採用されることが多く、比較的安価に購入しやすいという点も魅力です。
近年ではより長い弦長を持つエレキベースも多くなっています。さまざまな長さのものがありますが、35インチ、または36インチのものがかなり増えてきました。
メーカーによってスーパーロングスケールやエクストラロングスケールと呼ばれ、より強いテンション感を得ることができます。
近年、ハードロックやヘヴィロックの世界ではダウンチューニングが多用されるようになった影響もあり、よりテンション感の強い長いスケールのベースが求められるようになった関係から、ジャズベースなどの定番ベースでも採用されはじめました。
とはいえ、一般的なベースと比較するとプレイアビリティなどの面で不利になるケースも多いので、あまり初心者の方にはおすすめできません。
上記の通り、エレキベースにはさまざまなスケールのモデルが存在していますので、初心者の方はどれを選べばいいのかわからなくなってしまうかもしれません。
もちろん、好みの問題もありますので明確な正解はありません。ですが、選択肢の多さなどを考えると、最初の1本として選ぶのであれば標準的なロングスケールのベースがおすすめです。
ただ、手が小さめの方やプレイアビリティを重視するのであれば最初からショートスケールを選んでも問題ありません。また、ダウンチューニングを多用するジャンルでプレイする前提であればスーパーロングスケールを選ぶのもいいでしょう。
整理してみると、ロングスケールを基準として、好みやジャンルなどに合わせて他のものを試してみるのがベストでしょう。
わずかな長さの違いでも、その影響はとても大きなものですので、ベース選びの際にはしっかりとチェックするようにしましょう。
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