初心者ドラマー向け。ドラムスティック選びはここを見るVol.2【材質・メーカー】
編集スタッフ :グッドラック・ナギ
ドラムスティックにはさまざまな材質のものがあります。それぞれ重量や手触り、そして出てくるサウンドに特徴があり、自分に合ったものを選ばなければなりません。
そこで、ここでは初心者の方向けに、ドラムスティックの材質や各メーカーの特徴を中心に選び方をご紹介したいと思います。
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「初心者ドラマー向け。ドラムスティック選びはここを見るVol.1【基礎知識】」
もくじ
まずは材質です。もちろん、十分な耐久性があればどんな木材でもスティックになりますが、中でも定番の3種類それぞれの特徴を把握しましょう。
スティックに使用される木材の中でも、特に多いのがヒッコリーです。北米原産のクルミ科の木で、耐久性が高いことからさまざまな用途に使われています。スティックとしては折れにくく、演奏中のトラブルを防いでくれるというメリットがあります。
適度な重量もあり、音量、音色共にバランスが良いため、初心者がはじめて手にするスティックとしてもおすすめです。
ドラムスティックのみでなく、ギターやヴァイオリンなどの弦楽器のボディ材やネック材にも使用されることの多いメイプル。非常に硬い材ですが、ヒッコリーほどの粘りはありませんので、強い力や衝撃を加えると突然折れてしまうことがあります。
重量はやや軽めで、速いストロークや繊細な表現に適しています。ジャズのドラマーにも愛用者が多いと言われます。また、力に自信のない方や女性にもおすすめです。
堅く、重い材で初心者でも音量を出しやすい傾向にあり、ロックなどでパラフルな演奏をしたい時にも向いています。
ただ、その分コントロールがやや難しいです。とは言っても、極端な重量というわけではありませんので、慣れれば初心者の方でも使いこなせるでしょう。こちらも、メイプルと同様に、ぽっきりと折れてしまうことがありますので注意が必要です。
世界中にはさまざまなスティックメーカーがあります。そこで、ここでは有名メーカーのスティックの傾向をご紹介しましょう。
ドラムスティックメーカーとしては世界最大規模を誇るVIC FIRTH。幅広いモデルを製造しています。中でも「アメリカンカスタム」は世界中のドラムスティックの標準と呼ばれるほどです。
スタンダードな形状・サイズのラインナップも豊富ですので初心者の方にもおすすめです。
形状や重量のバランスを最新機器と人の手の両方によってチェックすることによって、とてもクオリティの高いスティックを製造するメーカーです。個体差が少なく、初心者の方でも安心して購入することができるでしょう。
また、同じサイズ・材質であっても他メーカーと比較すると重量がやや軽めの傾向があると言われています。
こちらは日本を代表するドラムメーカーです。さまざまな材質、サイズのものを展開しています。カラーリングやデザイン性の高いモデルが多いのも特徴の一つです。
低価格帯のものでも加工精度が高く、品質管理もしっかりしていますので初心者の方も購入しやすいでしょう。
ここでご紹介した以外にも多くの材質・メーカーのドラムスティックが存在しています。まずは標準的なものを手にして、そこからいろんなスティックに触れてみましょう。すると、あなたのドラムの世界をもっと広げてくれるかもしれません。
ドラムスティックを買う前に、まずは知っておきたい基礎知識
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