【クラリネットのオンラインレッスン】メリットや必要な準備から受講時のポイント
投稿者 :中島彩香
昨今、オンラインでやりとりする場面が増えてまいりました。
会議、講座、ミーティング、商談、飲み会など仕事からプライベートまで活用されているようです。
今回は、オンラインレッスンにちなんで、設定や必須アイテム、ポイント等を踏まえてお伝えしていきたいと思います。
もくじ
昨今ご自宅で過ごす事が多いというのもあり、これからますますオンラインでの関わりが加速していく事でしょう。
これまでレッスン室で対面式で行っていた音楽教室も、ここ数ヶ月期間でオンラインでレッスンを取り入れている教室が増えております。
ご自宅にいながらも、対面レッスンとほぼ変わらないクオリティで気軽にレッスンがご受講出来るのは大きな一歩なのではないでしょうか。
現在オンラインレッスンは基本的にどのコースでも承っておりますが、対面レッスンと全く変わらない状況を再現するのは難しい楽器もございます。
その中でも多いのは『ドラム』でしょうか。電子ドラムをご自宅に設置されている方もいらっしゃいますが、半数以上はドラムセットを所持されていないご家庭が多いので、パッドのみを使用したリズム打ち練習や譜面書き起こし講座などをご提供するなど、オンライン環境に合わせた特別レッスン内容をご提供している場合もございます。
また、ご自宅で音出しが難しい方には、公共の施設などをレッスン日時に合わせてご予約される方もいらっしゃいます。好きな場所で配信出来るのは、オンラインならではの利点でもございます。
オンラインレッスンは、スマートフォン、タブレット、PCのいずれかの端末でご利用いただけます。ただ、PCでお使いになる場合は、Webカメラが付いているものをオススメ致します。もし付いていなくとも、外付けできるカメラが別売でもございますので、後ほどご紹介させていただきます。
オンラインレッスンを配信される際は、Wi-Fiなどのネット環境が整っているところが望ましいです。
Wi-Fiがない場合は、ご契約されているキャリアでの通信でも可能ではありますが、レッスンの場合は1時間繋いだままになるかと思いますので、通信量が心配な方は、ネットフリー環境での配信か、予算に応じてネット環境やプランなどを見直してみるのも一つの方法かと存じます。
音が出せない環境や、ネット通信状況が良くない立地ですと、オンラインを懸念される方も見受けられます。
このようなケースは、ぜひ公共の施設やカラオケボックスなどからでも配信いただけますので、状況に応じてご検討いただけると良いかと存じます。
市民会館の一室をレンタルされる生徒さんもいらっしゃいまして、カラオケより広いお部屋で気にせず音出しが出来たと好感触のご様子でした。
地域によって使用可能か否か等ございますので、あらかじめご確認しておくと良いでしょう。
ここからは、実際にオンラインレッスンを実施された講師のお話を参考に、レッスン時に便利なグッズをご紹介していきます。
PCの機種により、Webカメラが搭載されていない場合がございます。オンラインレッスンは、カメラを通じて演奏のフォームや状態を確認する必要がございますので、カメラは必須となっております。
とは言え、すぐに端末を買い換えるのもハードルが高くなってしまいます。そんな時にオススメなのが、外付けのWebカメラでございます。USBケーブルで差し込めば、簡単且つあっという間にカメラ搭載の端末に早変わりします。
差し込むだけで使用可能な機種が多いので、予算や画質などを考慮しながらご検討してみてはいかがでしょうか。
これは対面式レッスンも同様ですが、どの楽曲を演奏するか、用意してレッスン担当講師にあらかじめお伝えしておきましょう。
管楽器でしたら、レッスン開始前に組み立ててご準備を行い、すぐ吹けるようにセッティングしておくとスムーズに始められるでしょう。
コミュニケーションを円滑に図るために一つあるとかなり重宝するアイテムとなっております。また、レッスン時に口頭で伝えた重要な内容を聞き逃す事も少なくなる為、イヤホンを使用する事で、いつものレッスンより集中力が持続したという声をいただいた事がありました。
ご自身の周囲でご家族の会話が入ってしまう、雑音により相手が聞き取りづらかったらどうしよう?と気になる方には、ご自身の声をしっかり認識してくれるマイクが一つあると安心してご受講いただけるかと思います。
最近はとてもコンパクトで邪魔になりにくいデザインの可愛らしいピンマイクも多数販売されておりますので、ご状況に応じてご購入の視野を入れておくと、いざという時に役に立ってくれるアイテムかもしれません。
ご紹介したグッズは、あくまで個々の環境によって必要性も変わりますので、参考までにご覧いただければ幸いでございます。
ここまでオンラインレッスンとオススメグッズをご紹介してまいりました。オンラインレッスンを開始するにあたって、どんなツールが使用されているのでしょうか?
実は、オンラインレッスンで活用されているツールは主に『Zoom、Skype、LINE、メッセンジャー』などが一般的と言われております。
上記いずれかはSNSツールとして既にインストールされている方も多いのではないでしょうか?
その中でも特にオススメしたいのが『Zoomを活用したオンラインレッスン』です。
今回は、なぜ【Zoom】をオススメするのか?また、Zoomがオンラインレッスンで幅広く活用されている理由について迫ってまいりたいと思います。
Zoomは、複数人とのやりとりに特化しているコミュニケーションソフトです。
会議やミーティングなど、複数人でのやり取りの際に実用的という事で、企業などで以前から頻繁に活用されておりました。
昨今のリモートワークで、あらゆる職種でもZoomが取り入れられ、レッスンでも導入される事となりました。
初心者でも使いやすく、利便性のある機能が搭載されているという事も人気の一つとも言われております。
一体どんな機能があるのか、掘り下げてお伝えしていきましょう。
複数人のミーティングなどで、発言者が話している最中で、咳払いや資料をめくる音、キーボードをカタカタ打つ音など、雑音の方が気になって話に集中出来ない経験などありますか?普段であれば特に気にならない雑音が、イヤホンをしながらのミーティングですと、どの音も聞こえてしまうものです。
そんな時、Zoomに搭載されている『音声認知機能』がとても利便性を発揮するのです。この機能は、発言者が話している間は、その人物の音声のみにフォーカスしてくれる為、その間の雑音は一切シャットアウトしてくれる機能なのです。
それにより、今誰の発言に注目するべきなのかが明確化されます。
レッスンでも、演奏や講師の発言をしっかり聞き逃す事なく把握する事が出来るので、オンラインならではの煩わしさが解消され、円滑にレッスンを進める事が出来るでしょう。
これは、特に講師側にはレッスンがスムーズに進行できる便利な機能になる事でしょう。
対面レッスンでは、生徒さんの演奏を聴きながら楽譜をチェックできましたが、オンラインとなると、カメラ越しで譜面を閲覧するのは至難の技かと思います。
そんな時は『画面共有』機能を活用しましょう。
レッスン開始前に「本日演奏する箇所の譜面の写真を撮っておいてください」とお願いしておきましょう。そして、その写真をZoom上の『画面共有ボタン』を押すだけで、相手に共有・閲覧する事が出来るのです!
その譜面画像に書き込みをして、さらに共有する事も可能となっておりますので、演奏のポイントや情報共有も簡単にこの機能上でやりとりいただけます。
また、この機能で楽譜を閲覧している最中でも『カメラは起動されたまま』となっておりますので、楽譜を確認しながら演奏フォームも同時に確認する事が出来るのです!
これにより、ほぼ対面レッスンと変わらないクオリティでレッスンを滞りなく進める事が出来るのではないでしょうか?
ご自宅にいながら濃いレッスン内容をご受講出来るのは、時間を有効活用しているような、お得感も感じられる受講スタイルではないかと思います。
オンラインレッスンを実施された事がない方にとっては、始めるまではなんとなく難しいものと二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか。機器の取り扱いにあまり自身がないと、尚更ためらってしまいますよね。
そんな方こそZoomでのレッスンをオススメ致しております。
Zoomが初めての方でも受け入れやすいのが、なんといっても『全員がアカウントを登録する必要がない』のです!
他のオンラインツールですと、個々でインストールして、アカウント作成して、パスワードとID検索作成し、申請と承認を行いといったように、使用を開始するまでの初期設定に時間と煩わしさを感じてしまうかもしれません。
Zoomであれば、講師がZoomアカウントを作成していれば、講師側でレッスン(ミーティング)を開催する事が出来ます。講師側でレッスン受講する場所(URL)を発行しますので、参加者となる生徒さんは、その招待された場所(URL)にアクセスするだけで、ダイレクトに繋がる事が出来て、レッスン開始となります。
参加者は、登録の必要はなく、レッスン日時に合わせてアクセスいただくだけですので、より気軽にご受講出来るのではないかと思います。
最初Zoomの取り扱いに緊張されていた生徒さんも、今ではレッスン開始前に音量調節やカメラアングル等のセッティングを済ませておくまで、手慣れた様子をお見受けするまでになりました。
オンラインレッスンをクラリネットで実施するにあたり、いくつか押さえておきたいポイントをお伝えします。
クラリネットは縦に長い楽器ですので、スマートフォンなどの小さな端末ですと、カメラが一部分見切れてしまう事もあります。
全体を無理に移すのが大変な時は、無理せず上半身のみ、指遣いを重点的にチェックしたい時は、楽器中心にアングルを合わせたりなど、コミュニケーションを図りながら決めていきましょう。
立って吹くのか、座って吹くのかによって固定するカメラの位置も変化しますので、それも最初に確認しておきましょう。
立って演奏される場合、最初の位置よりどうしても動いてしまう方が多く見受けられます。その場合は、カメラは動いても良い範囲まで全身が映るくらい引きで撮っていただく方が良いでしょう。
ただ、スマートフォンなどの小さな端末は、見切れてしまう可能性もある為、出来れば外付けのカメラを取り付けるか、PCやタブレットなどの端末をお使いいただけると良いでしょう。
クラリネットの場合、アンプなどの特別な機材が必要ない分、息のコントロールで音量が顕著に変化します。特に高音域は響きやすく、場合によっては音割れをしてしまう可能性がございます。
その時は、Zoomの場合は『詳細設定』から『音量調節機能』がございますので、そこからマイクの感度などを設定いただければと思います。
演奏される曲の音域を考慮して、調節される方もいらっしゃいます。慣れてくるとルーティン化出来ますので、ぜひ確認してみてください。
楽器を独学で始める方も多くいらっしゃいますが、そこから継続・上達へと繋がるまでに、壁に当たってしまい、楽器から徐々に離れてしまう方も多いと言われております。演奏に負担の掛かる姿勢や、非効率的な運指のフォーム、教則本を異なる認識で捉えてしまい、負荷のかかる癖を身につけてしまったケースが多いのも、独学ならではのリスクが潜んでおります。
特に初めての楽器を手にするそんなタイミングこそ、プロによるレッスンで、楽器の事・身体の事・演奏技術の事をしっかり着実に吸収していただきたいと思います。
ご自身が演奏したいようにパフォーマンスがついてくる、楽器が応えてくれる快感は、一歩踏み出して良かった!と実感させてくれる事でしょう。
ぜひプロ講師によるレッスンで、上達の近道と演奏の喜びを分かち合っていきましょう。
数ある音楽教室の中で、私がオススメするのはEYS音楽教室でございます。
EYSは、レッスンカリキュラムが決まっておりません。それには理由がございます。
「楽器は基礎をしっかり身につけて上達してからでないと人前で演奏出来ない」。そんな思い込みを抱く方が多くなり、上手くないと演奏しづらいので、ひと前で演奏されるのを躊躇ってしまう、窮屈に感じてしまうというお声を多く耳にしてまいりました。
しかし、音楽は本来誰しもが、のびのびと楽しんで親しんでいただく存在と私は思います。
基礎からしっかり身につけたい方、憧れの楽曲があって、すぐにでも取り掛かりたい方、クラリネットの有名な曲を演奏してみたい方など、レッスンを受講される目的は個々によって異なります。
そんな個々の目的に応じて、レッスン内容を構築する『オーダーメイド感覚』のレッスンをご提供されていただいております。
入り口はそれぞれでも、初めて楽器を手にされてから半年後には演奏を人前で披露されるくらい、みるみる上達を実感されている方も多く見受けられます。
人は、好きなもの、夢中になれるものにはどんどん時間と労力を惜しまず取り組めると思います。その結果が自身でも驚くくらい上達が目に見えて感じていただけるのではないでしょうか。
我々は個々が夢中になって取り組んで、より輝かしい生活のお手伝いをさせていただければ幸いでございます。
クラリネットを始めるにあたり、楽器がないと難しいかもしれないと躊躇してしまう方も多いかと存じます。
そんな方には、ぜひ『楽器プレゼントキャンペーン』をお選びいただければ、初回レッスン前に、ご自身の楽器をご自宅にお届け致しておりますので、すぐにレッスンを開始する事が出来ます。
楽器購入が最初のハードルとなってしまうケースもございます。すぐに楽器に慣れ親しんでいただきたい!そんな想いからEYSでは、このキャンペーンを実施させていただいております。ぜひ一度体験いただき、キャンペーンについてもご検討いただければ幸いです。
お気軽にクラリネットの音色や吹き心地を体験してみてください♪
オンラインレッスンについてご紹介しましたが、いかがでしょうか。
今後もオンラインが加速していく中で、ツールやレッスンスタイルも多様化されていく事でしょう。
そんな変化も大切に受け入れながら、どの形でも、コミュニケーションを図りながら音楽を心から味わい、楽しんでいただく事を見失わず、ご提供させていただく次第でございます。
ぜひ一緒に変化を楽しみながら音楽の喜びを分かち合いましょう!