【ベースのオンラインレッスンとは？】メリットや必要な準備から受講時のポイントについて解説
投稿者 :河野岳美
もくじ
コロナ禍の影響でにわかに活気付いてきたオンラインレッスン。皆様もあちこちで耳にしたことがあるかと思います。
ベースのレッスン受けたいけど、自粛要請もあって教室もやってないし、そもそも外に行きたくないし…オンラインってどうなんだろう？という方に向けてメリットと必要なものをご紹介していきます。
オンラインの最大の強みがこれです。なんと家でレッスン受けられる！当たり前のことを大々的に言っていますが、これ本当にレッスンというものの根底を覆すような大事なところです。
通常の楽器レッスンってまず重い楽器を持って教室や先生の家まで行くという試練があるんですね。楽器背負って、必要な教材持って移動。普通のことなんですけど、実際はほんの僅かな気合いが必要だったりします。これがなくなるって本当に楽。家で楽器持ってPCの前に座るだけ。家で練習する感覚でレッスン受けられるってすごく気楽じゃありませんか？
さらに時間の融通も利くんですよね。でもこれ自分の好きな時間にって意味ではないです。先生にも時間的な都合ってものがあるので。では何かというと、移動に時間を割かなくて良いって意味ですね。
レッスン1時間受けようと思うと、当然その前後に移動時間が必要。教室まで30分かかるとしたら往復で1時間。都合2時間あいてないとレッスン受けられないってことになります。
ここに先生の空き時間まで考慮しなければならないので大変ですね。お互い1時間空いていればレッスン出来ちゃうんですから都合つけやすいことこの上なしです。
会社にしかPCないとか、タブレットしか持ってないという方もご安心を。どの端末でもレッスンの受講が可能です。PC持っていないという方もタブレットで受けられる。タブレットもないという方はスマホがあれば受けられる。スマホもないって方は…そろそろガラケーもサービス終了しますし、この機会にスマホへ乗り換えてみては如何でしょうか？
ただここでデメリットがあるとすれば、端末が小さくなればなるほど見づらいというのもありますが、音が悪くなるという欠点があります。
しかし、これはイヤホン、ヘッドホンを利用することによって改善されますね。電話の声と同じですが、実際の楽器の音色というのが端末を通してしまうと多少変わってしまうのは致し方ないことかも知れません。通信規格や端末の開発によって改善されていく部分なのでさらなる期待をしておきましょう。
使用するアプリや端末に依存する部分もありますが、レッスン内容を記録することが可能です。教室いって先生目の前に録音や録画準備してという手間がいらないんです。
クリック一つで録画してあとで見返す。レッスン受けたことのある方は一度は経験あると思いますが、あれ？ここどうだっけ？となったことあると思います。次のレッスンで先生にもう一度聞くの嫌だなという感情ありませんか？
録画したレッスン見直せば解決しますし、過去のレッスンもアーカイブとして保存しておけばご自身の成長記録としても残せておけますね。
メリットと少しばかりのデメリットをご紹介しましたが、実際手元に何が必要なのかをご紹介していきましょう。楽器はお手元にあって音が出るという前提でお願いします。
オンラインレッスンを可能にするサービスはたくさんあります。有名どころだとZoom、LINE、Skypeなど、どこかで耳にした名前かと思われます。
どれもビデオ通話のようにお互いの顔を見ながら話しができるというのは変わらないのですが、それぞれコンセプトや目的が違うのでご紹介していきます。
ここではZoomをお勧めいたします。このZoomというのは何かというと、オンライン上の会議室だということです。Skypeも同じでしょ？と思われる方も多いと思いますが、こちらはいわゆるビデオ通話がコンセプト。
お互いに連絡先（Skype上でのID）を知っていないと通話できないんです。Zoomは「ここでやりますよ〜」という会議室に参加者が出向くというイメージです。なので時間と場所（URL）が分かっていれば、その時間にその場所へ、オンライン上なのでそのURLをクリックすれば連絡先というID持っていなくても参加できるんですね。
LINEはプライベートで使われている方が多いと思いますが、こちらは「承認制SNS」なので事前承認が必要です。要は先にLINEで繋がっている人とビデオ通話できる。初めましての先生と顔を合わせる前にLINE教え合うって難しくないですか？元々知っている人たちと顔を見ながらおしゃべりするにはすごく向いているのですが、初回のハードルが高いのでオンラインレッスンには向いてないですね。
Zoomの良いところはメリットのところでもお話ししました録画できることなんですね。SkypeでもPCやスマホの他のアプリを使えば画面の録画は可能ですが、Zoomは最初からこの機能が備わっています。こういうちょっとした使い勝手の良さと回線の安定度からZoomをご紹介させていただきました。
Zoomの設定方法と言っても実はありません。事前にレッスンの日時と時間とURLはやりとりする必要があります。教室からレッスン決定のメールを受け取ったら、そこに記載されているURLをその時間にクリックするだけ。ZoomのHPに行くとサインアップ無料と登録を勧めていますが、これは開催者が必要なだけなので参加者は必要ありません。
アカウントは必要ないですがアプリは必要です。届いたURLをクリックするとアプリダウンロードの画面に移ります。レッスン始める前にアプリだけは準備しておくとスムーズですね。
何かの端末と楽器さえあれば始められるオンラインレッスン。非常に手軽ではあるのですが、オンラインレッスンを実現させている各社のサービスは前提として「音声」をやりとりするためのものです。
「音声」と楽器の「音」はやはり違うので、ここからは楽器レッスンのためにあると便利なアイテムをご紹介しましょう。
先にも書きましたが、前提は声を伝えるように作られています。なので楽器の音、特にベースのような低い音をそのままの音色で伝えることは想定されていません。なので少なからず「音色」というものは犠牲になってしまうのですが、これを改善する方法はオーディオインターフェイスを使うことです。
オーディオインターフェイスとはアナログの音をデジタルに変換する機械です。ベースをアンプにつないでその音をPCのマイクで拾うより、ベースが直接PCに繋がるので音色の差は歴然です。さらに日本の住環境ではアンプで大きな音も出せないですよね？オーディオインターフェイスがあればアンプで音を鳴らさなくて良いので、近隣の騒音問題に気を使わなくてOK！
オーディオインターフェイス自体はピンキリですが、ベースを繋ぐだけで良いなら1万円以下で販売されているので導入しやすいのではないでしょうか。
タブレットをお使いの方にも使用できるモデルもあるので、皆様の環境にあった物をご利用ください。
最安値のものではないですが、PC／Mac／iOSデバイス全てで使える物を一つだけご紹介しておきますね。
STEINBERG ( スタインバーグ ) >UR12 USBオーディオインターフェイス｜サウンドハウス
オンラインレッスンで問題になるのは遅延です。リアルタイムでやりとりしているように見えて、通信環境にもよりますが0.5〜1秒程度の遅れが発生します。なので先生と一緒に演奏というのが難しいんですね。
なので基本的には先生が提示したことを弾いてみるという形式になると思いますが、ことベースにおいては何かと一緒に弾かないと何やってるかわからないことが多々あります。なので受講者の手元にメトロノームや音源があると良いのですが、ベースの音が抜いてある音源なんて普通の方は持っていません。
そんな時に便利なアプリがiRealProというアプリ。これはコードを打ち込んであげれば勝手に伴奏してくれるという優れものなんです。リズムパターンもジャズからロック、ラテンと全ジャンルありますし、テンポ設定や鳴らすパートもリアルタイムで変更できます。
元々はジャズ系がメインでデータが入っていますが自分で作ることもできますし、先生からデータだけ貰えばその瞬間に自分の手元で伴奏鳴らしながら、ベースの場合はドラムとピアノとかを鳴らしながら弾くことができます。
有料のアプリですが2千円弱で練習にも使える自分専用の伴奏者を手に入れることができると考えたらお得な買い物ですね。
EYS音楽教室」はリアル店舗を構える音楽教室です。昨今のコロナ禍の影響によりオンラインレッスンに力を注いでいます。
元々自由に講師を選べたり他の楽器のレッスンを受けられたりといった生徒さんがやりたいことを実現するという教室が、オンラインによりエリアの制限がなくなりました。
あの講師のレッスン受けたいと思っても関西や北海道まで関東の生徒さんが受けにいくのは現実的ではありません。しかしオンラインではその制限がないので本当に自分に合う講師探せてレッスンを受けられる。日本全国に店舗と講師を持つEYS音楽教室だからこそ、ご自身にあったレッスンをマッチングできます。
さらに入会すると、希望コースの楽器が無料でもらえる「楽器無料プレゼント」を実施しています。楽器を始めるにも、まず大きな壁となるのが良い楽器を揃えることだといえるでしょう。
EYSでは誰でも気軽にはじめられるように、創業当初から楽器無料プレゼントを実施しています。無料体験レッスンも受け付けていますので、ぜひ気軽にご参加ください。
アプリ一つで手軽に始められるオンラインレッスン。自宅で過ごす時間の長いこの機会だからこそ、ご自身の趣味ややりたいことを実現してみてはいかがでしょうか？
