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JUN,2020
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【初心者向け】ベースアンプの選び方とおすすめ5選を現役ベース講師が解説

投稿者 :河野岳美

ベースアンプを選ぶときのポイントとは?

ベースアンプと一口に言っても様々なタイプがあります。

大容量のセパレートタイプのアンプから可搬性の高いコンボアンプ、自宅練習に特化したミニアンプ、ヘッドフォンアンプなどなど。今回はそんなアンプの選び方について考えていきましょう。

目的に合わせて考えてみよう

何事にも目的に合わせて準備することが大事ですね。アンプも目的に合わせた選び方をしていきましょう。どんな時にベースアンプを使いたいですか?

  • ライブ
  • レコーディング
  • リハーサル
  • 自宅練習

シチュエーションとしてはこんなところでしょうか。

ライブやリハーサルに関しては会場やリハーサルスタジオに常設されているアンプがあるので特に拘らなければ必要ありません。でも本番でこそ自分の音を出したい、リハーサルから自分のお気に入りのアンプでやりたいという方はこのサイズのアンプを揃える必要があります。

作品として残るからこそレコーディングに自分のアンプを使いたいという方もいらっしゃるでしょう。レコーディングなのでライブほど大音量はいらないとなれば少し小型なものでも十分ですね。

ライブに使うような大型アンプは要らないし、レコーディングもDAW使うからアンプシュミレーターで十分。でも家で練習するのに小型なアンプが欲しいという方が一番多いような気がします。欲を言えばちょっとした小さな空間でライブする時に持っていけるくらいのものが良いとか、家で音出せないからヘッドフォンアンプで問題ないとか、住環境や活動の範囲で考えてみましょう。

ワット数を決めよう

出力にかける消費電力の単位です。簡単に言ってしまえばワット数が大きいほど大音量となります。厳密には完全にワット数と音量が比例するものではありませんが、音量を正確に表す指標がないので便宜上使われています。

昔はアンプ本体のサイズが大きいほど出力も大きいかったので、ステージで使うような400ワットクラスのアンプは大きくて重いのが当たり前でしたが、今はベースケースのポケットに入るくらいのサイズでも数百ワットあるものも出ています。自分アンプをライブに使うことにハードルがだいぶ下がりましたね。

どれくらいのワット数があれば良いのかというと、自宅練習で使うだけでしたら10ワット前後で問題ありません。50ワットくらいで小規模なライブをカバーできます。250〜500人程度の中規模なライブで使おうと思うなら100ワットクラスが必要となります。大は小を兼ねるものでもあるので、パワー不足を起こすよりは大出力の方が安心です。でも無駄に大出力なアンプはスペースと音量で迷惑かけることがあるので適正なサイズを選びましょう。

ベースアンプの構造を理解して選ぼう

一口にアンプと言っていますが、ベースアンプを構成しているものは主に三種類の構造でできています。各部分だけ別途購入もできるので好きな組み合わせで使えるのも良いところですね。なのでそれぞれの役目を見ていきましょう。

プリアンプ

ベースからきた信号がまず通るところです。ここではスピーカーを鳴らすほどの増幅はしていませんが、その前段階で音質や音量の調整を行なっています。音のキャラクター作りをしている部分ですね。

パワーアンプ

ベースから流れてくる信号は非常に微弱で、この信号だけでスピーカーを鳴らすのは不可能です。なのでこの信号をスピーカーが鳴らせるくらい増幅しているのがパワーアンプです。信号の流れとしてはピックアップで電気信号に変換し、プリアンプで音質の調整をし、パワーアンプで信号を増幅してスピーカーへとなります。

スピーカーキャビネット

音の出ているスピーカユニットが収められている部分です。ユニットが1発、2発、4発と様々なタイプがあって、このサイズや数で音質や音圧が変わってきます。小さいものが複数搭載されているのものは音の粒だちがはっきりし、大きいユニットは低域が際立って音量も上がります。これらを組み合わせて使うことができるのでご自身にあった組み合わせを作ることが可能です。

おすすめのベースアンプ5選をご紹介

全てのアンプから選ぶとなるとサイズや使用目的も変わってきてしまうので、比較的入手しやすく家と小規模ライブに対応できる範囲で選んでみました。大音量タイプやプリアンプ、ヘッドフォンアンプはまた別の機会にご紹介を。

Ampeg / BA110V2

AMPEG ( アンペグ )  / BA-110 V2 ベース用コンボアンプ

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/198339/

スタジオやライブハウスで必ず触れることになるであろうアンペグから。今回ご紹介しているのは40ワットですが、20w、40w、75w、150wと出力別にラインナップが揃っているので環境に合わせて選べるのも魅力的です。

Hartkey / HD150

HARTKE ( ハートキー )  / HD150 ベース・コンボアンプ

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/212572/

ハートキーと言えばアルミコーンのスピーカーで一世風靡しました。このアルミコーンと紙製コーンのハイブリッド構造を持つこのアンプは1余裕の150ワット。小規模ライブにも十分な出力とAUXインプット、ヘッドフォンアウトを搭載しているので自宅練習にも最適!

③TC electronic / BG250-115

TC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック )  / BG250-115 ベース用コンボアンプ

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/189125/

Bass TonePrintという機能を搭載した画期的モデル。TonePrintとは専用アプリやPCから最前線のベースプレイヤーによるシグネチャーエフェクトを取り込むことができる機能です。チューナーも搭載されているので、このアンプ一台で完結できてしまいます。

④Phill Jones Bass / Bass CUBⅡ

PJB(PHIL JONES BASS) ( フィルジョーンズベース )  / Bass CUB II ベース用コンボアンプ

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/264017/

100ワットながらもPJBならではのワイドでクリアなサウンド。独立2チャンネル入力、AUXインプット、リミッター、XLR イン&アウトなど、どんなシーンでも対応できる小さくても頼れるアンプです。

MARKBASS  / MicroMark801

MARKBASS ( マークベース )  / MicroMark801

https://www.soundhouse.co.jp/products/detail/item/198426/

ボリュームと音色を作るVPFというたった二つのコントロールだけというかなり割り切った作りのアンプ。自宅練習で必須のAUXインプット、ヘッドフォンアウトは当然搭載されています。8インチ一発の50ワットなのでドラム入りのバンドでは流石に物足りないですが、小規模ライブでモニターとして使う分にはしっかり仕事してくれます。

ベースの機材のこともプロに相談するのがおすすめ!

少し上達してくると音の出口であるアンプとスピーカーにこだわるのは必然です。もっとこうしたい、こんな音を出したい。当然の欲求です。でもその答えって試して見ない限り見つからないんですね。楽器屋ではある程度試奏できますが、当然全てのモデルがあるわけでもないので限りがあります。ネットでは音わからないですしね。そんな時はプロの奏者に使用感を聞いてみるのもおすすめです。

レッスンなら身近なプロに気軽に相談できる

アンプ一つとってみても現場の使用感みたいな生の声って流石にネット上の情報だけでは掴みきれないのも事実ですね。ベースを始めたばかりの方はこれからいくらでも分からないことが出てきます。そんな時に疑問を解決してくれる身近な知り合いがいたら非常に安心だと思います。

どうせ聞くならプロに話聞きたくないですか?でもこんなベース始めたばかりでレッスンなんてと思う方もいらっしゃると思います。レッスンって上手くなければ受けられない物ではありませんし、決して怒られながら怖い思いをする場所ではありません。始めたばかりの方には、決して間違ったやり方を覚えないように正しい方法を教えてくれます。知識も技術も正しく覚えて練習するのが上達の一番の近道ですね。

「EYS音楽教室」をおすすめする理由

EYS音楽教室では現役で現場に立っている講師から、現場は引退したけど圧倒的な経験値を持って指導に当たる講師など様々な講師が在籍しています。一般的なレッスンは一人の先生について教えてもらいますが、EYS音楽教室ではレッスンごとに先生を選ぶことが出来ます。さらに他の楽器までレッスンの受講が可能。

講師も人ですので性格的に合う合わないがどうしてもあります。いい先生でせっかく入会したけれどなんか合わないということもあります。そんな時は他の先生のレッスンを受ければ良い。自分に一番あった先生選びが普通に出来てしまうのがEYS音楽教室です。バンドでコーラスもやらなければいけなくなったのでボイトレ受けたい。相方のドラムのことがもっと知りたいからドラム叩いてみたい。こんな希望も同じレッスン費用で出来てしまうんです。

やりたいことを実現するためのレッスンですから、やりたいことができる環境というのは非常に大事です。

最後に

自宅用に小さいのを持っていればリハーサルやライブに困らないのも事実です。でも楽器本体だけで音が完結しないのがエレキベース。音の出口であるアンプに拘ってみてはいかがですか?気に入ったアンプと共にベースライフを楽しんでいきましょう!

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