27
NOV,2017
NOV,2017

あなたの声を視覚的にとらえる!アプリを使った自宅で出来るボイストレーニング

# 音楽ネタ

投稿者 :高橋一磨

12月といえばクリスマスや忘年会といった楽しいイベントが待っている時期であり、二次会などで「カラオケ」に足を運ぶ機会も多くなるのではないでしょうか。

中には「歌が苦手だからカラオケに行きたくない……」なんていう人もいるはず。付き合いとはいえ、苦手な歌を人前で披露するのは腰が引けますよね。そこで今回は、自宅で試せるスマホのアプリを活用したボイストレーニングをご紹介。

無料のアプリを使用するのでお金もかからない、超お手軽なボイトレ練習です!

【キャンペーン中】今なら入会金半額!専門のインストラクターから本格的にボーカルレッスンが受けられます【EYS音楽教室】

期間限定!ヴォーカルコース入会金50%OFF

▼ヴォーカル、声楽に関するEYS音楽教室の無料体験レッスンのレポート
プロに習う大人のボーカル教室。ライターが無料体験レッスンに行ってみた。
歌が苦手なライターが声楽レッスンに挑戦!現役プロ声楽家の指導を受けられるEYSの体験レッスン!

用意するのは無料のチューナーアプリ「n-Track Tuner」だけ

まずは今回のボイトレで使用するアプリ、「N-Track TUNER」についてご紹介。このアプリを使用するメリットは大きくわけて3つあります。

  1. スマホさえあれば無料でできる
  2. 基礎練習のためにカラオケやスタジオまで行く必要がない
  3. 音程や音量を視覚的に捉えられる

名前に“TUNER”とあるように、元々はギターやベースなどの楽器に使用するチューナーアプリです。同様に、端末の近くで声を出すと、その声の音程が表示されるので、視覚的にピッチ(音程)確認をすることができます。簡単にいえば、「C(ド)」を歌っているつもりなのに、アプリでチェックしたら実は「D(レ)」だった、なんてことがわかるようになるのです。

▲画面に端末が拾っている音の周波帯とピッチが表示される(画面はiPhone)

こちらがアプリを立ち上げた際の画面。発している音の周波帯とピッチ(音程)、音量(dB単位)が表示されていることがわかります。今回のボイトレは、この画面を見ながら“声を正確なピッチに当てる基礎トレーニング”と、“肺活量を鍛えるトレーニング”を行っていきますので、iOSならAPP Store、AndroidならGoogle Playから事前にダウンロードを済ませてください。

正確にピッチを捉える基礎トレーニング!まずは“耳を鍛える”ことからはじめよう

歌が上手い人はビブラートを巧みに操ったり、“こぶし”を利かせて感情豊かな歌を披露できるもの。しかし、そのような細かいテクニック面よりも、「正確なピッチ感」と「リズム感」の方が重要です。

ここでご紹介するのは、声を正確なピッチに当てる基礎トレーニング。その流れは以下の通りです。

  1. アプリを起動した端末を机に置く
  2. 楽器で音を鳴らす
  3. 楽器で鳴らした音と同じ音程で発声する
  4. ピッチが正確になるまで何度も練習する

やり方は簡単、まずは「N-Track TUNER」を起動し、机の上に端末を置いてください。続いて、自分が出せる音域の範囲内で、ピアノかキーボード、もしくはギターを鳴らしてみましょう。今回は「A(ラ)」の音を鳴らします。

音を耳で確認したら、その音程を意識して自分も「A(ラ)」の音を発声し、画面に表示されているメーターが真ん中をキープできるまで繰り返し練習します。まずは地声で「CDEFGABC(ドレミファソラシド)」まで順に出せるようにして、慣れてきたら裏声でもやってみましょう。

▲楽器は別端末でも代用可能。ブラウザ上で音を鳴らせるサイトもある

楽器を持っていない方は、パソコンやタブレットを用意するのもアリです。無料のピアノアプリやブラウザ上で動作する楽器サイトを使用し、音を鳴らしてください。

この基礎トレーニングは、毎日5分間続けるだけでも効果があります。次第に耳が鍛えられ、相対音感の精度が高まってくるので、正確な音程が聴き取れるようになるのです。

声量アップにはこれ! 肺活量を鍛える基礎トレーニング

正確なピッチを当てるためには「声量」も必要。声量と「肺活量」は比例しますから、肺活量を鍛えることで、豊かな声量と伸びやかなロングトーンを得ることができるようになります。

そんな肺活量を鍛える基礎トレーニングの流れは以下の通り。

  1. 端末を持って顔から30cmくらいの距離まで近づける
  2. 空気を思い切り吸い込み、限界まで“スーッ!”と吐き続ける
  3. 吐いている最中、波形が「10dB」付近をキープできているかアプリで確認する
  4. 1~3を繰り返す

まずは、イーっと歯を見せるよう口を横に開き、思い切り空気を吸い込みましょう。続いてスーっと勢いよく吐き出し、画面上の波形(上下)が10dB辺りになるようにキープし続け、限界まで吐き切りましょう。

それが終わったらもう一度、目一杯空気を吸い込み、同じ要領で続けます。このトレーニングは5回1セットで取り組むのがオススメで、1セット終わったら3分休憩して再開するなど、自分なりのルールを決めてみましょう。

慣れてきたらアプリを使わず、手が空いた時や就寝前のベッドでも練習です。最初は中々苦しいですが、次第に歌の基礎体力がついていくはずです。

「腹式呼吸」と「リズム感」を身につけて、歌唱力アップ

最後に、アプリを使わない簡単なボイストレーニングもご紹介。楽器やスマートフォンなどの端末を持っていない方は、こちらをお試しください。

まずご紹介するのは、自身の「声域」を手軽にアップさせるトレーニング。例えば、「高音が出せないから、曲によっては裏声で歌ってしまう」という人も多いかと思いますが、そのような人に共通している点として、「腹式呼吸」が身についていないことがあげられます。事実、お腹の力をうまく使えていないと、余裕のあるハイトーンは出せないのです。

自分が腹式呼吸を身につけているかどうかは、日頃からカラオケなどで歌っている「時々高音が裏返えってしまう曲」を最初から最後まで“裏声で”歌うことでわかります。

聞くだけでは変な話に思えますが、実際にやってみると、普段は難なく歌えるはずの低い音が“裏声できつい”という本末転倒な現象が起きることが。低い音を裏声で出せないのは、腹式呼吸ができていないからなのです。

腹式呼吸を身につける方法はとても簡単。ベッドやソファなど、どこでもよいので仰向けになり、お腹に手を当てながら息を吸い込んでみましょう。仰向け状態で息を吸うとお腹から自然と膨らんでいくかと思いますが、これこそが腹式呼吸なのです。

この感覚を身体に覚えさせることが最も重要。直立した状態でも腹式呼吸ができるようになれば、自然と声量がアップし、今まで苦しかった高い音程のメロディが難なく出せるようになります。

ボイトレに必要 グッズ

また、リズム感覚を身につけるには、メトロノームを用いたトレーニングが効果的です。120BPM程度のミドルテンポに設定し、そのリズムに合わせて「パンッパンッ」と手を叩きましょう。シンプルなトレーニングではありますが、正確なリズム感覚を養うという点では非常に有効です。

もしメトロノームも用意できない場合は、自分が歌いたい曲に合わせて16ビートで「ツクツクツクツク」と口ずさむだけでOK。8ビートではなく、16ビートで細かく刻むことに意味があるので、手が空いた時に試してみましょう。

▼ヤマハ YAMAHA メトロノーム MP-90BK

今回のまとめ

繰り返すように、「正確なピッチ」と「正確なリズム感覚」さえ身についていれば、人から音痴といわれることはもうありません。ビブラート云々の細かいテクニックは後回し。まずは基礎中の基礎から取り組んでいきましょう。今回ご紹介したトレーニング方法を実践し、歌の基礎を積み上げれば、以前のあなたとは比べものにならないほどの歌唱力が身についているはずです!

【キャンペーン中】今なら入会金半額!専門のインストラクターから本格的にボーカルレッスンが受けられます【EYS音楽教室】

期間限定!ヴォーカルコース入会金50%OFF

希望者には楽器をプレゼント!
32種の楽器&ヴォーカルコース
EYS音楽教室

おすすめ記事

この記事をシェアしよう!
MUSIC LESSON LAB
投稿者
ラーメンと牛丼ばかり食べてるライターと一眼エンジョイ勢。Twitter→@a_posh_man