12月といえばクリスマスや忘年会といった楽しいイベントが待っている時期であり、二次会などで「カラオケ」に足を運ぶ機会も多くなるのではないでしょうか。
中には「歌が苦手だからカラオケに行きたくない……」なんていう人もいるはず。付き合いとはいえ、苦手な歌を人前で披露するのは腰が引けますよね。そこで今回は、自宅で試せるスマホのアプリを活用したボイストレーニングをご紹介。
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もくじ
まずは今回のボイトレで使用するアプリ、「N-Track TUNER」についてご紹介。このアプリを使用するメリットは大きくわけて3つあります。
名前に“TUNER”とあるように、元々はギターやベースなどの楽器に使用するチューナーアプリです。同様に、端末の近くで声を出すと、その声の音程が表示されるので、視覚的にピッチ(音程)確認をすることができます。簡単にいえば、「C(ド)」を歌っているつもりなのに、アプリでチェックしたら実は「D(レ)」だった、なんてことがわかるようになるのです。
▲画面に端末が拾っている音の周波帯とピッチが表示される(画面はiPhone)
こちらがアプリを立ち上げた際の画面。発している音の周波帯とピッチ(音程)、音量(dB単位)が表示されていることがわかります。今回のボイトレは、この画面を見ながら“声を正確なピッチに当てる基礎トレーニング”と、“肺活量を鍛えるトレーニング”を行っていきますので、iOSならAPP Store、AndroidならGoogle Playから事前にダウンロードを済ませてください。
歌が上手い人はビブラートを巧みに操ったり、“こぶし”を利かせて感情豊かな歌を披露できるもの。しかし、そのような細かいテクニック面よりも、「正確なピッチ感」と「リズム感」の方が重要です。
ここでご紹介するのは、声を正確なピッチに当てる基礎トレーニング。その流れは以下の通りです。
やり方は簡単、まずは「N-Track TUNER」を起動し、机の上に端末を置いてください。続いて、自分が出せる音域の範囲内で、ピアノかキーボード、もしくはギターを鳴らしてみましょう。今回は「A(ラ)」の音を鳴らします。
音を耳で確認したら、その音程を意識して自分も「A(ラ)」の音を発声し、画面に表示されているメーターが真ん中をキープできるまで繰り返し練習します。まずは地声で「CDEFGABC(ドレミファソラシド)」まで順に出せるようにして、慣れてきたら裏声でもやってみましょう。
▲楽器は別端末でも代用可能。ブラウザ上で音を鳴らせるサイトもある
楽器を持っていない方は、パソコンやタブレットを用意するのもアリです。無料のピアノアプリやブラウザ上で動作する楽器サイトを使用し、音を鳴らしてください。
この基礎トレーニングは、毎日5分間続けるだけでも効果があります。次第に耳が鍛えられ、相対音感の精度が高まってくるので、正確な音程が聴き取れるようになるのです。
正確なピッチを当てるためには「声量」も必要。声量と「肺活量」は比例しますから、肺活量を鍛えることで、豊かな声量と伸びやかなロングトーンを得ることができるようになります。
そんな肺活量を鍛える基礎トレーニングの流れは以下の通り。
まずは、イーっと歯を見せるよう口を横に開き、思い切り空気を吸い込みましょう。続いてスーっと勢いよく吐き出し、画面上の波形(上下)が10dB辺りになるようにキープし続け、限界まで吐き切りましょう。
それが終わったらもう一度、目一杯空気を吸い込み、同じ要領で続けます。このトレーニングは5回1セットで取り組むのがオススメで、1セット終わったら3分休憩して再開するなど、自分なりのルールを決めてみましょう。
慣れてきたらアプリを使わず、手が空いた時や就寝前のベッドでも練習です。最初は中々苦しいですが、次第に歌の基礎体力がついていくはずです。
最後に、アプリを使わない簡単なボイストレーニングもご紹介。楽器やスマートフォンなどの端末を持っていない方は、こちらをお試しください。
まずご紹介するのは、自身の「声域」を手軽にアップさせるトレーニング。例えば、「高音が出せないから、曲によっては裏声で歌ってしまう」という人も多いかと思いますが、そのような人に共通している点として、「腹式呼吸」が身についていないことがあげられます。事実、お腹の力をうまく使えていないと、余裕のあるハイトーンは出せないのです。
自分が腹式呼吸を身につけているかどうかは、日頃からカラオケなどで歌っている「時々高音が裏返えってしまう曲」を最初から最後まで“裏声で”歌うことでわかります。
聞くだけでは変な話に思えますが、実際にやってみると、普段は難なく歌えるはずの低い音が“裏声できつい”という本末転倒な現象が起きることが。低い音を裏声で出せないのは、腹式呼吸ができていないからなのです。
腹式呼吸を身につける方法はとても簡単。ベッドやソファなど、どこでもよいので仰向けになり、お腹に手を当てながら息を吸い込んでみましょう。仰向け状態で息を吸うとお腹から自然と膨らんでいくかと思いますが、これこそが腹式呼吸なのです。
この感覚を身体に覚えさせることが最も重要。直立した状態でも腹式呼吸ができるようになれば、自然と声量がアップし、今まで苦しかった高い音程のメロディが難なく出せるようになります。
また、リズム感覚を身につけるには、メトロノームを用いたトレーニングが効果的です。120BPM程度のミドルテンポに設定し、そのリズムに合わせて「パンッパンッ」と手を叩きましょう。シンプルなトレーニングではありますが、正確なリズム感覚を養うという点では非常に有効です。
もしメトロノームも用意できない場合は、自分が歌いたい曲に合わせて16ビートで「ツクツクツクツク」と口ずさむだけでOK。8ビートではなく、16ビートで細かく刻むことに意味があるので、手が空いた時に試してみましょう。
繰り返すように、「正確なピッチ」と「正確なリズム感覚」さえ身についていれば、人から音痴といわれることはもうありません。ビブラート云々の細かいテクニックは後回し。まずは基礎中の基礎から取り組んでいきましょう。今回ご紹介したトレーニング方法を実践し、歌の基礎を積み上げれば、以前のあなたとは比べものにならないほどの歌唱力が身についているはずです!
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