第9回CDショップ大賞で、大賞の宇多田ヒカルさんにつづいて準大賞に選ばれたAimerさん。儚さと力強さを感じ取れる、不思議な歌声を持つ彼女の魅力にせまります。
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2011年、シングル「六等星の夜」でメジャーデビューしたシンガーソングライター、Aimerさん。デビューの翌年には4thシングル「あなたに出会わなければ〜夏雪冬花〜」がスマッシュヒットとなり、同年のCDショップ大賞にもノミネートされました。
2013年には5thシングル「RE:I AM EP」がオリコン初登場6位、2014年の6thシングル「StarRingChild」は初登場3位を記録。以降、さまざまなアーティストから楽曲提供を受けたり、ドラマの主題歌をリリースしたりと、徐々に注目を集めてきました。
スキマスイッチやONE OK ROCKのTakaさん、凛として時雨のTKさんなど、豪華なアーティストが参加したアルバム「daydream」は2016年9月に発売され、オリコン2位にランクイン。
同年に行われたホールツアーのチケットは、全公演ソールドアウト。2017年3月に発表された第9回CDショップ大賞では、大賞の宇多田ヒカルさんに次ぐ準大賞を受賞しました。
Aimerさんの、そのハスキーで深い独特な歌声に魅了される人が続出。切ない歌詞の楽曲では、「泣いた」「涙が出る」と言う人も。
実は15歳のときに喉を酷使しすぎて歌えなくなり、活動を休止せざるをえなくなったこともあるそうです。数年にわたる休養を経て復活したその声が、今のハスキーな声なんだということです。
2017年5月には、Aimerさんにとって初のベストアルバム「BEST SELECTION”blanc”」と「BEST SELECTION”noir”」の発売も決定しており、注目度が増しているアーティストの1人です。
数々の名曲を生み出してきたAimerさん。Aimerさんを知らなかった方、初めてAimerさんの曲を聴くという方に、まず聴いてほしい2曲をご紹介します。
2016年8月に発売された11thシングル「蝶々むすび」。CDショップ大賞を受賞したアルバム「daydream」にも収録されたこの楽曲は、RADWIMPSのボーカル野田洋次郎さんがプロデュースしたことでも知られています。
大切な人への想いが、蝶々むすびの動作に重ねるようにして表現されているこの曲。自分の体験を重ね合わせてしまったというリスナーもたくさんいたようです。
曲を作った野田さんだけでなく、ハナレグミもギター・コーラスで参加していて、3人によるハーモニーがより深く独特な雰囲気を醸し出しています。
私自身がAimerさんを知ったのも、この曲。たまたまCS放送の音楽チャンネルで聴いたことがきっかけでした。それ以来ハマってしまい、延々とリピートして聴いていました。Aimerさんの中毒性を存分に堪能できる1曲です。
2012年に発売されたこの「あなたに出会わなければ~夏雪冬花~」は、Aimerさん初のスマッシュヒットとなった曲です。
アニメの主題歌としてタイアップされたほか、サザンオールスターズの桑田佳祐さんが選ぶ、2012年にリリースされた名曲第5位にも選曲されています。
歌い出しの「記憶などいらない 永遠に眠りたい」という歌詞をAimerさんの声で聴くと、もう切なくてどうしようもなくなってしまいます。
消えそうなのに存在感を感じさせるAimerさんの世界観を、ぐっと凝縮したようなこの曲。聴いたことがないという方にはぜひ聴いていただきたい一曲です。
2017年5月にはベストアルバムを発売、8月には初の武道館公演も決定しているAimerさん。今年はその魅力が多くの人に広まっていくのではないかと思います。
公式サイトでは、インターネットライブが行われることもありますので、Aimerさんの歌声が気になる!という方はぜひチェックしてみてくださいね。