初心者こそ確認しておきたい!シンバルの種類や叩き方を解説
投稿者 :池田みる
ドラムは、スネアドラムやシンバルなどの楽器が集まった楽器です。ドラムはリズムを刻む楽器なので、他の楽器を演奏するプレイヤーにとっても重要な役割があるといえます。
今回は、そのドラムの中でシンバルに注目して紹介していきます。シンバルを叩くのは簡単だと思われがちですが、実は間違った叩き方をすることで「不快な音」を出してしまうおそれがあります。
せっかくカッコいいドラムに挑戦するのであれば、音色にもこだわってみませんか?
ドラムセットに配置されるシンバルの種類や、不快な音が出ないように叩く方法をご紹介していきますので、チェックしていきましょう。
もくじ
シンバルが鳴る音が不快だなと感じたことがありませんか?シンバルは叩き方がよくないと、耳に刺さるような不快な音がしてしまいます。その音を聞くと、ドラムを叩いている人はきっと下手なんだなとさえ思ってしまうでしょう。
もし自分が叩くシンバルの音が不快だなと感じる場合や、音が汚い、耳障りだと感じる場合は、ドラムの叩き方を再チェックした方がいいかもしれません。
また、今までシンバルの音に関心がなかったというドラマーの方も、音色を聞き、シンバルの叩き方を確認した方がよさそうです。
スネアドラムやバスドラムにばかり注目して練習してしまいそうですが、シンバルの叩き方や音色にも注目して練習することで、ドラムのレベルが上がるはずです。
せっかくドラムを練習するのであれば、シンバルの音にもこだわってみてくださいね。
ドラムに挑戦するのであれば、ドラムセットに配置されるシンバルの種類についてもしっかりと理解しておく必要があるでしょう。また、それぞれの役割を理解することで、シンバルの叩き方や求める音色も変わってくるはず。
では、ドラムセットに配置されるシンバルを紹介してみます。
それぞれのシンバルの特徴や役割についても紹介しますので、チェックしてくださいね。
ハイハットシンバルとは、2枚のシンバルを重ねてスタンドに取り付けたもの。フットペダルで重ねたシンバルを開いたり閉じたりできます。この2枚のシンバルの間隔で音が変化します。
基本的にハイハットシンバルは、ビートを刻むときに使用します。
ライドシンバルは、ドラムセットに向かって座ったときに右下にあるドラムです。ライドシンバルは一般的に20インチです。ドラムセットにあるシンバルの中で、基本的に一番大きいシンバル。
シンバルの表面を叩いてリズムを刻んだり、シンバルの中央(盛り上がっている部分)で高音を鳴らしたりします。
クラッシュシンバルは、ドラムセットに向かって座ったときに、両奥に位置するシンバルです。クラッシュシンバルは、2つセッティングすることもあれば、ドラマーによっては3枚、4枚とセッティングする場合もあります。
他のシンバルに比べると薄くなっており、端を叩いて曲にアクセントをつける役割があります。
スプラッシュシンバルとは、簡単に説明するとクラッシュシンバルを小さくしたシンバルです。クラッシュシンバルよりも高音が鳴るのが特徴です。
クラッシュシンバルが16インチや18インチなのに対して、スプラッシュシンバルは8インチや10インチが一般的です。
その名の通り、中国で作られたシンバルがチャイナシンバルです。シンバルの端が反りあがっているのが特徴です。
音の立ち上がりが速いので、連打するのにも向いているシンバル。表と裏で違う音色が出せるので、曲によってシンバルの向きを変えて使用することもできます。
ドラムセットに配置されているシンバルには、様々な種類があることをご紹介してきましたが、初心者はどのシンバルも同じように扱ってしまうことがあります。
それぞれの役割が違うため、同じ叩き方をしてしまうのはNG。
例えばライドシンバルの場合、シンバルの表面や中央の盛り上がっている部分を叩きますが、クラッシュシンバルの場合はシンバルの端を叩きます。
これを逆の方法で叩いてしまうと、役割を果たせないうえ、不快さえ感じさせてしまいます。
だからこそ、それぞれの役割をしっかりと理解して、そのうえでいい音色が出るように叩いてくださいね。
ここでは、ドラムセットに配置されているクラッシュシンバルの叩き方に注目してご紹介していきます。クラッシュシンバルはとっても目立つうえ、華やかな音を出してくれます。
だからこそ、ドラムを叩くうえでクラッシュシンバルの叩き方はしっかりとマスターしておきたいところ。ぜひ、確認しておいてくださいね。
まずは、クラッシュシンバルのどこを叩き、どんな角度で叩くのがいいのかをチェックしていきましょう。
クラッシュシンバルは、シンバルの端を叩きます。スティックの手元に近い場所で叩いてしまうと濁った音が出てしまうため、注意が必要です。また、スティックをあまり立てるのも、スティックの先端で叩くのもNG。せっかくのシンバルの音が全然カッコよくないんです…。
さらに、注意しておきたいのが、毎回スティックの場所と叩く角度を同じにしておくこと!これが少しでも変わってしまうと、音も違ってきます。ドラムの安定した音が出せなくなるので、注意しながら演奏してください。
シンバルをカッコよく叩きたい、いい音を出したいのであれば、叩く強さにも気をつけなくてはいけないでしょう。
演奏している側からすると、クラッシュシンバルは思いっきり叩くと気持ちがいいかもしれません。大きな音が出ますし、勢いも迫力もあるのでスカッとするでしょう。
しかし、その音を聞いている側は「うるさい」と感じてしまいます。せっかくのドラムの演奏が、うるさいだけで不快だと思わせてしまうのは避けたいところ。
だからこそ、クラッシュシンバルを叩くときは周りの音の大きさなどをしっかりと聴きながら叩きたいですね。
「今必要なクラッシュシンバルの音量はこのくらい」、「どのくらいの音の余韻を必要としているのか」に注目して叩きましょう。
つまり、自分のドラムの音ばかりではなく、他の人達が演奏する音にも集中しなくてはいけないということです。
自分1人だけの演奏でも、その曲が必要とする雰囲気を大事にして、クラッシュシンバルを叩いてくださいね。
最後に、クラッシュシンバルを叩くコツを紹介しておきます。
クラッシュシンバルを叩くうえで、大切にしたいのがシンバルとスティックが接触する時間を短くすることです。そうすることで、切れのいい音が出せます。
スティックをクラッシュシンバルに押し付けてしまったり、こすってしまったり、さらには上からスティックを振り落としてしまうとシンバルとの接触時間が長くなり音が濁ってしまうのです。
クラッシュシンバルは切れのいいスカッとする音が出せるシンバルです。だからこそ、濁った音が出ないように注意しましょう。
初心者の方に知っておいてもらいたい、ドラムセットに配置されているシンバルの種類、そしてそれぞれの役割、不快な音を出さないことの必要性をご紹介してきました。
さらに、ドラムのカッコいい部分でもあるクラッシュシンバルに注目して叩くうえでの注意点、叩き方のコツをご紹介してきました。
シンバルの叩き方を少し注意するだけでも、音色はかなり変わります。せっかくなら濁った不快を感じる音ではなく、スカッとカッコいい音を出せるように練習しましょう。
そして、カッコよくドラムを演奏できるように、練習を積み重ねてくださいね。