ルカ・スーリッチとステファン・ハウザーのチェリスト2人によるデュオ「2CELLOS(トゥーチェロズ)」が、2017年2月、約2年ぶりとなる4枚目のアルバム『Score』をリリースします。
もくじ
「2CELLOS(トゥー・チェロズ)」はクロアチア出身のチェリストデュオ。
2011年に本格的に活動を開始し、ソニー・ミュージックエンタテインメントに所属しています。
「2CELLOS」として活動開始して間もなく、世界的アーティスト、マイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」をチェロ2本でカバーし、演奏動画がYouTubeで話題となったことをきっかけに注目を集めています。
日本では携帯電話のドコモがCMに起用したため、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
実力はもちろんのこと、美しい容姿からイケメンチェリストとして国内外から人気を得ている彼ら。
もはや世界的チェリストデュオと言っても過言ではない、「2CELLOS」のルカ・スーリッチと、ステファン・ハウザーはどんな経歴を持っているのでしょうか?詳しく掘り下げてみましょう。
ルカ・スーリッチは1987年、 母の祖国であるスロヴェニアに生まれ、クロアチアで育ち5歳でチェロをはじめました。
ウィーン大学に入学したあと、ロンドンにある音楽の名門「ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージック(英国王立音楽院)」へと奨学金を受けながら進学します。
王立音楽院へ入学した2009年には、ルトスワフスキ国際コンクールで見事優勝を勝ち取り、クラシック音楽界の演奏者がこぞって憧れるクラシックの殿堂ホールでも演奏を経験しています。
1986年にクロアチアで生まれたステファン・ハウザー。チェロをはじめたのは8歳の頃だそうです。
ロンドンにある英国最古の名門「トリニティ・カレッジ・オブ・ミュージック」で5年間学んだあと、マンチェスターのロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージックに進みました。
もはやチェリスト界の伝説とも言える、ロストロポーヴィチの最後の弟子であり、多数のコンクール優勝経験を持っています。
バッキンガム宮殿での演奏経験もあり、次世代のチェリスト界を担う実力派演奏者です。
「2CELLOS」のニューアルバム『スコア』は、2人が2年という歳月をかけた集大成とも言える仕上がりです。初めてとなるオーケストラの共演で、映画音楽に興味があると語っていた2人の新たなる挑戦を垣間見ることができます。
収録曲には
映画『ティファニーで朝食を』の「ムーン・リヴァー」。
同じく『ディア・ハンター』から「カヴァティーナ」。
また『ロード・オブ・ザ・リング』の「メイ・イット・ビー」など、映画マニア以外も必ず耳にしたことがあるであろう、巨匠たちの作品が余すことなく収録されています。
内容はもちろんのこと、アルバムのプロデューサーにはヒットの仕掛け人として知られるニック・パトリックを迎え、非の打ち所がない完成度となっています。
天才2人がデビュー当初から目指していた「映画音楽」のエッセンスが、ギュッと詰まっていますよ。
アルバムは、2017年2月22日に日本国内盤が発売されます。全国の2CELLOS応援店舗で購入した場合、先着で購入特典も予定しているそうです。
ときに力強く、ときに優しく、表情豊かな2CELLOSの新たなる境地に乗り遅れないように、ぜひチェックしてくださいね。
2017年は来日公演も予定されています。詳しい日程は下記をご覧ください!
■2CELLOS来日公演日程
招聘:ウドー音楽事務所
5/10(水) 【大阪公演】フェスティバルホール
5/11(木) 【大阪追加公演】フェスティバルホール*本日
5/12(金) 【広島公演】広島国際会議場 フェニックスホール
5/15(月) 【名古屋公演】名古屋国際会議場 センチュリーホール
5/16(火) 【仙台公演】仙台サンプラザホール
5/18(木) 【函館公演】函館市民会館
5/19(金) 【札幌公演】ニトリ文化ホール
5/22(月) 【東京追加公演】東京ドームシティホール
5/23(火) 【東京】東京国際フォーラム ホールA
2CELLOS公式サイト|ソニー・ミュージックエンタテインメント