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声が小さい、こもっているなど声の悩みは人さまざま。他の人の声が同じように気になることもあるのではないでしょうか。人との関わりでは、話すことは必要不可欠なので、悩みを抱えたままだとストレスを溜めがちですね。
意外かもしれませんが、アナウンサーや声優など声を専門職にしている人でも自分の声に悩んでいたということはよく聞かれます。トレーニングをして魅力的な声になっている方々ばかりです。自分の声を専門職にするつもりがないという方でも、自宅でできるトレーニングをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
トレーニングによって口の動きや発音がよくなると、話しやすさを実感できるようになります。聞き手にとっても力みのない自然な声はとても聞きやすくなりますから、聞き手が内容に集中してくれることにつながります。スムーズな会話のやりとりによって、伝えたいことがしっかりと伝わるようになります。
声には明るい、暗いといった表情があります。声だけを聞いていても体調面や、緊張などの精神面までわかってしまうものです。小さい声でぼそぼそ話す印象は決して良いとはいえませんよね。聞き手に気を遣わせてしまうようなことがあるかもしれません。そこでトレーニングによって声の出し方や丁寧な発音が身につくと、ハキハキと落ち着いた印象を与えることになります。
声に悩みがあると話す時に気になってしまって、あなたらしく話すこと自体が消極的になってしまうこともあるのではないでしょうか。自分の考えや気持ちを伝えるべき時に伝えることは大切なことですね。トレーニングによって話すことに前向きになれることは、仕事でもプライベートでも自信を持って話すことのきっかけになります。
どんな話し方になりたいですか?ハキハキとしつつ優しく話したい、メリハリをつけて説得力を持って話したいなど、目標を設定しましょう。さらに、もっと具体的に誰の話し方が目標に近いかを考えましょう。モデルは身近な人でも有名人でも構いません。
トレーニングを一人で頑張るのは面倒になることもあるかもしれませんね。しかし、あの人のように話せるようになりたい!というモデルがあると、自分にどのようなことが足りないのかを明確にしながら目標を目指すことができ、モチベーションアップにつながります。
話し方のトレーニングでは「自分の声を録音する」ことを勧められます。それは、自分の声や話し方が聞き手にどのように聞こえているかを知るために有効な手段だからです。ところが、録音した自分の声に違和感を抱く人は少なくありません。
なぜかというと、聞き慣れている自分の声は骨伝導で体内に伝わって耳に届いたもので、骨伝導は低い音を伝えやすいので、実際の声より低く太くなっているからだと言われています。ですから、録音をした時の声が、周りの人が聞いている声に近いとも言えます。
そこで、録音の声を聞く時は、別の人が話していると思って聞くようにしてください。これだけ?と思われるかもしれませんが、慣れてくるまでは難しいことでもあります。
チェックポイントを挙げていきますから、録音した自分の声をひとつずつ確認してみてください。
◆声のトーン 声が低すぎても高すぎても聞き取りにくさにつながります。自分の話しやすさと相手の聞きやすさは違うこともあるので、聞きやすいトーンを意識しましょう。
◆声の大きさ 話す時の重要なポイントです。聞き手の距離によって声の大きさをコントロールしなければいけません。語尾や文末が弱く曖昧になっていないかをチェックしましょう。
◆声の抑揚 一本調子だとぶっきらぼうな印象を与えてしまいますね。また、方言と標準語の抑揚のつけ方の違いは気づきにくいものですが、今までに指摘されたことがあれば気をつけてみましょう。
◆話す速さ あまりに早口だと聞いていて慌ただしく聞き取りづらいですね。遅すぎてもじれったくなることがあるように、速さも気をつけなくてはいけないポイントです。特に早口でもないのに、聞いていて息苦しくなる人の話し方には、適度な「間」がないことがあります。
正しい発声法を身につけるためには、正しい呼吸法の習得が不可欠です。腹式呼吸はリラックスさせる効果もあります。胸を開くようにしてゆっくりと鼻から吸って鼻から吐いてみましょう。続いて、鼻から吸って口から吐きましょう。力まずに細く長く呼吸をすることがポイントです。
立っても座ってもできますから、息を吸った時にお腹が膨らみ、吐いた時にお腹がへこむことを確認しましょう。吸った息が少なくすぐに吐いてしまうと呼吸が浅く速くなってしまうので、ゆっくり行ってくださいね。
唇や舌の口周りの動きをよくするためには、頬など顔の筋肉を柔らかくほぐしておくことも重要です。鏡を見ながら、軽くマッサージしてから口周りのトレーニングを始めましょう。
まず、唇をブルブルと音を立てて震わせてリップロールを行います。長短、強弱など変化をつけてみましょう。なかなかできない時は、頬を軽く押さえてみるか、人さし指と中指を使ってみてください。
次にハミングをしてみましょう。鼻を触ってみると響くところがあります。あまり響かないようなら、ハミングの音を高くしてみてください。強く響かせようとすると首や肩に力が入ってしまいます。それに喉が痛くなることもあるので加減してください。
最後に、舌を出して上下左右、右回り・左回りと動かしましょう。口の中で歯茎をなぞったり右の頬から左の頬へと動かすこともしましょう。これは、滑舌のトレーニングです。文字通り、舌を滑らかにするためのものなので、舌をほぐすようにいろいろな動きを取り入れましょう。下あごを指で押さえながら行うと舌だけを動かすことができて効果的です。
基礎トレーニングをするだけではなく、実際にそれを使った実践的なトレーニングが大切です。朗読などの動画に合わせて読んでみましょう。速さが合わなかったり抑揚のつけ方が違っていたり気づくことがあると思います。細かにチェックしながら、苦手な発音などは取り出して練習すると実践トレーニングを効果的に進めることができます。
朗読は長いものも多いので、短く区切って読むのも良いですし、新聞(ニュースアプリ)や雑誌などお手持ちのものを使うと気軽に始められます。自分でテーマと時間を決めて話してみることもおすすめです。はじめから、抑揚や速さなど完璧を求めず、スムーズに読めること、話すことを目指してくださいね。
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以下の記事で、話し方改善コースの体験レッスンの様子が語られていますので、ぜひ一度ご一読ください。
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人の話し方が与える影響の確認から、音楽教室ならではの腹式呼吸トレーニングを受け、体験レッスンの30分でも徐々に効果を時間できる内容となっています。
苦手意識の強かった記者による質問コーナーもあるので、ぜひご一読ください。
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声の出し方や話し方が変われば嬉しいメリットがあります。たとえ言葉数が少なくても、聞き手へ聞きやすい声でわかりやすく伝えることができると十分に意図したことが伝わるのではないでしょうか。ですから、話し方のトレーニングは無理だと思わずに、ここまでならできる、ここまでできたとポジティブに言葉を置き換えて進めてもらえたら、きっと声の出し方も話し方も変わってきますよ。